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■かるかん>クローンは故郷をめざす |
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クローンは故郷をめざす 怖くない怪談 |
監督:中嶋莞爾/日本/2008年/110分 |
絶え間ないせせらぎの音やしょうしょうとした霧、無音の宇宙空間など詩のような世界が広がっていた。 今、公式サイトへストーリーの確認に行ったら、1号は自分の死体を弟だと思って故郷に運ぶとあってビックリ。私は空から降ってきた宇宙服の人物は、オリジナルの耕平の魂を具現化したものであって、1号とともに故郷をめざしているのだと思っていた。1号は記憶障害があるから(子どもと同じ)、自分にそっくりな人物が何者かもわからず、でも、とにかくいっしょに連れて行かなければと、ほとんど本能的に背負っていったと思っていた。だって、大気圏外から燃えもせず落ちてくるってあり得ないし・・・・。う〜む、はやり詩だ。この映画は詩として鑑賞すべきなんだ!と今さら考え直す気も起こらないので、観た当時の感想を続けるけど。
宇宙服の耕平(魂)は、いささか心許ない1号を2号が来るまで見守っていたと思った。そして、弟の死を追体験した2号に、まるで記憶の刻印のように(オリジナルが弟を亡くした際の傷痕と同じ)傷が手に浮んだとき、オリジナルの魂が入ったと思った。(オリジナルの魂が入ったから傷が浮かんだと思った。) 自由民権記念館 2009/9/11 |
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