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きまぐれ日記10月3日
「シネマ・ミーツ・クラシック」
シネマ・ミーツ・クラシック



まだ、読んでいる途中なんですが、とにかくおもしろい!
どの作曲家のどの曲が、どの映画に使われているかわかるのはもちろん、 監督がなぜその曲を選んだのか、その曲にどういう意味を持たせているのか 論じておりまして、映画を理解するうえで大変参考になるとともに、 作曲家の作品の特徴から人物像までわかるようになっています。
しかも、映画の場面と、そこに使われている音楽の描写がすばらしく、 その映画を観たくなったり、音楽をちゃんと聴きたくなったり、 読んでいて心が活気付きます。

目次も傑作で、例えば 「ワーグナー狂気と官能の申し子」とか 「マーラー危険な時代の予言者」とか、 さすがロマン派してますね〜。 私の大好きなシューマンは、おとなしめの形容でしたが、リストなんか 「リスト に見る愛欲と信仰の狭間」です(笑)。

お値段は2600円(税別)と高めですが、94人の作曲家と 500本を超える映画を盛り込んで、しかも内容が充実していますから、 私は久々にいい本を買ったと思っております。 「シネマ・ミーツ・クラシック」西村雄一郎著、音楽之友社発行。 図書館で購入してもらうという手もありますね。


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