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■くりからもんもん>とっておきの青春(1)『冒険者たち』 |
冒険者たち 青春の鎮魂歌。空から写した要塞島が、フランソワ・ド・ルーベの音楽とともに、ゆっくり回りながら遠ざかるラストクレジット(涙)。御伽噺的な美しさと切なさが胸に残る映画です。
複葉機で凱旋門をくぐる野望を持つマヌー(アラン・ドロン)、時速うん百キロ出せるエンジンを開発しようとするローラン(リノ・バンチュラ)、前衛芸術の個展を成功させたいレティシア(ジョアンナ・シムカス)。三人とも夢破れ、新たなる夢に挑戦します。コンゴ沖に沈む財宝を引き上げようというのが新たなる夢ですが、同じく財宝を狙う武装集団に襲われ、レティシアが撃たれてしまいます・・・・!
この映画を初めて観たのは、小六か中一のときテレビででした。マヌーもローランもレティシアのことが好きで、レティシアはどうやらローランのことが好きらしい。マヌーも二人の様子を見て、うすうすわかっています。 高校を卒業した頃、名画座で見たときは、「この大嘘つきめ・・・!」という字幕でなくて残念でした。あいかわらずアラン・ドロンはカッコいいと思いましたが、生き残ったローランの喪失感が伝わってきて何ともいえない気持ちになりました。ローランの青春は、このとき終わったのだと思います。
フランソワ・ド・ルーベの音楽
フランソワ・ド・ルーベについて私が知っているニ、三の事柄
要塞島
好き好きアラン・ドロン映画〜60年代(「はるまき」サイト) |
「とっておきの青春」とは
この祖父は、子持ちの若い女性に恋をして、いっしょに暮らそうと家出するような冒険家でして、「世の中一寸先は闇。だから、怖くておもしれぇ。」という台詞がたいへん嵌っていました。 そんなわけで、お茶屋の「とっておきの青春映画」をピックアップするページのタイトルとして使わせていただきました。 2006/6/18 |
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