サークル>小夏の映画会

入場料はカンパ

小夏はたいへんおいしい柑橘ですね。このサークル名の由来は、主宰者の御令嬢のお名前で、我が子に見せて恥ずかしくない、また、見せたい作品を上映していきたいというのが趣旨だったと記憶しています。
上映作品は、古い日本映画の名作、傑作が主で、ビデオ化されていない作品の上映も数多く、主宰者が監督から直接借り受けて来られるというから驚きです。
また、もとは窪川町で窪川シネマクラブとして上映活動をされていて、そのサークルが後援した上映会で、私は初めて黒澤明監督の作品をスクリーンで観ました。時は80年代始めの頃、作品は『生きる』でありました。
小夏の映画会のチラシには、同じ作品を窪川でも上映すると案内されており、その主催は窪川シネマクラブとなっています。窪川では窪川のスタッフがいらっしゃるのですね?彼の地には映画狂がたくさん潜んでいるのかもしれません。
小夏の映画会の上映会場は、高知市升形の平和資料館「草の家」であることが多く、他の会場より借り上げ料が安いのでしょうか(あるいは、ひょっとして、フィルムは監督の好意で貸してくれていたりして(?))、そのせいか入場料はカンパです。『A』や『コーリング・ゴースト』の社会性のある作品も上映されているし、上映サークルの中で最も特色がハッキリしていると思います。

2010年の上映作品

坂本龍馬/幕末に生きる中岡慎太郎/祇園祭/日本列島/ポチの告白/北斎漫画/下郎の首/夜叉ヶ池/大江山酒天童子/太陽の子てだのふあ/執炎/切腹/昭和30年代頃の高知/楢山節考/雄呂血/BOX袴田事件 命とは/教室の子供たち/手をつなぐ子ら/橋のない川/人間みな兄弟/未知への飛行

2009年の上映作品

竹山ひとり旅/真昼の暗黒/栄光への5000キロ/雲ながるる果てに/樺太1945年夏 氷雪の門/キクとイサム/あかね雲/山河あり/カルメン純情す

2008年の上映作品

さくら隊散る/わが道/甦る大地/ある兵士の賭け

2007年の上映作品

ヒロシマナガサキ(四国文映社と共催)

2004年の上映作品

七色の花/智恵子抄/美しさと哀しみと(県立文学館と共同主催)/箱根風雲録(県立文学館と共同主催)/愛怨峡/土/木を植えた男

2003年の上映作品

馬/足摺岬(県立文学館と共同主催)/私が棄てた女(県立文学館と共同主催)/黒い潮/西陣の姉妹/鰯雲

2002年の上映作品

武器なき斗い/にごりえ/細雪/暁の脱走/コタンの口笛/小島の春

2001年の上映作品

幕末太陽傳/母/ファーザレス 父なき時代/異母兄弟/警察日記/にあんちゃん

2000年の上映作品

餓鬼草紙/とべない沈黙/山河あり/足摺岬/おこんじょうるり/薔薇の葬列/コーリング・ゴースト/果てしなき欲望

1999年の上映作品

黒部の太陽/たけくらべ/家族/東京物語/にっぽん戦後史マダムおんぼろ生活/彼女と彼/クジラの跳躍/ホルスの大冒険/孤島の太陽/にっぽん戦後史マダムおんぼろ生活(アンコール上映)/A