http://www.bunkaplaza.or.jp/index.html(←高知市文化プラザに上映情報あり)
市民映画会運営委員会と高知市立中央公民館は、年に3回(1回につき通常2本を二日間)の上映を行っています。この上映形態は、2001年に発行された市民映画会50年記念誌によりますと、70年代後半に定着してきたようです。
同誌を見ていますと、やはり昔から圧倒的に外国映画が多いですね。でも、『西鶴一代女』(溝口健二監督)や『生きる』(黒澤明監督)の日本映画が上映されていますし、ドキュメンタリーの上映もあったようです。
私が市民映画会へ行き始めたのは、80年の『プロビデンス』(アラン・レネ監督)と『ウェディング』(ロバート・アルトマン監督)の2本立てからで、以来毎年お世話になっております。
私が見てきた20年間について言いますと、80年代の上映作品は、地方では上映される機会があまりないミニシアター系の作品が多く、90年代に入るとウェルメイドな(よくできた)娯楽作品の上映が増えてきたように思います。
この変遷は、90年代に自主上映サークルが増え、ミニシアター系の主要な作品をカバーできるようになったためではないでしょうか。市民映画会は、自主上映サークルが上映する芸術作品や一般興行の映画館が上映するメジャーな娯楽作の隙間を埋め、かつ、誰にも親しめる作品を多く上映するようになってきました。
このように高尚な芸術作品のみに固執せず、周囲の上映作品を見ながら、柔軟に作品を選んでいることや、作品にほとんどハズレがないことについて、私はたいへん感謝しております。
2003/09/15
2010年の上映作品
路上のソリスト/それでも恋するバルセロナ/正義のゆくえ/サンシャイン・クリーニング/ジュリー&ジュリア/50歳の恋愛白書
2009年の上映作品
マンデラの名もなき看守/悲しみが乾くまで/あの日の指輪を待つきみへ/パリ、恋人たちの2日間/英国王給仕人に乾杯!/シリアの花嫁
2008年の上映作品
その名にちなんで/ボルベール<帰郷>/4分間のピアニスト/サラエボの花/プロヴァンスの贈り物/ディスタービア
2007年の上映作品
戦場のアリア/幸せのポートレート/リトル・ミス・サンシャイン/オーロラ/善き人のためのソナタ
2006年の上映作品
ラヴェンダーの咲く庭で/愛をつづる詩/理想の女/綴り字のシーズン/ウォーク・ザ・ライン/うつせみ
2005年の上映作品
トスカーナの休日/ル・ディヴォース/イブラヒムおじさんとコーランの花たち/モーターサイクル・ダイアリーズ/ビヨンド the シー/アイ・アム・デビッド
2004年の上映作品
永遠のマリア・カラス/少女の髪どめ/クジラの島の少女/ミッション・クレオパトラ/サロメ/あなたにも書ける恋愛小説
2003年の上映作品
暗い日曜日/海辺の家/月のひつじ/ホワイト・オランダー/ベッカムに恋して/ムーンライト・マイル
2002年の上映作品
姉のいた夏、いない夏/ぼくが天使になった日/マリ−・アントワネットの首飾り/シャンプー台のむこうに/O[オー]/Dr.Tと女たち
2001年の上映作品
シベリアの理髪師/ナンナーク/天使のくれた時間/シャンヌのパリそしてアメリカ/ベニスで恋して
2000年の上映作品
グロリア/タンゴ/エイミー/母の眠り/オネーギンの恋文/フェリシアの旅/クール ドライ プレイス/マイ・ハート、マイ・ラブ
1999年の上映作品
アイス・ストーム/相続人/シークレット 嵐の夜に/ダロウェイ夫人/ファイアー・ライト/ワン・ナイト・スタンド
1998年の上映作品
アントニア/ラブ アンド ウォー/世界中がアイ・ラヴ・ユー/ロザンナのために/アンナ・カレーニナ/ディディエ
1997年の上映作品
ファーゴ/ジェイン・エア/レ・ミゼラブル/大地と自由/ミルドレッド
1996年の上映作品
太陽に灼かれて/心の地図/スモーク/ブロードウェイと銃弾/明日を夢見て/フランスの女
1995年の上映作品
林檎の木/巨人と青年/ショート・カッツ/ザ・ペーパー/永遠のマリー
1994年の上映作品
愛を弾く女/愛のあとに/ヨーロッパ・ヨーロッパ 僕を愛したふたつの国/エーゲ海の天使/恋路/尼僧の恋
1993年の上映作品
嵐の中で輝いて/ウルガ/プラハ/ハワーズ・エンド
1992年の上映作品
K2−ハロルドとテイラー/みんな元気/マルセルの夏/ミュージック ボックス/マルセルのお城/KAFKA 迷宮の悪夢
1991年の上映作品
菊豆(チュイトウ)/Q&A/追想のワルツ/ふたり
1990年の上映作品
八月の鯨/ピショット/主婦マリーがしたこと
1989年の上映作品
祭りの準備/津軽じょんがら節/アトランティック・シティ/レネットとミラベル四つの冒険
1988年の上映作品
ラジオ・デイズ/ル・バル/緑の光線/蘭の肉体
1987年の上映作品
山の焚き火/喝采の陰で/三人の女/キスミー・グッバイ/カルメン
1986年の上映作品
火山のもとで/旅愁/田舎の日曜日/エル・スール−南−
1985年の上映作品
地獄の黙示録/氷壁の女/旅情/欲望のあいまいな対象/慕情
1984年の上映作品
恋の浮島/アメリカの伯父さん/フィツカラルド/ディーバ/24時間の情事
1983年の上映作品
メフィスト/嘆きの天使/鏡の中の女/ビリディアナ/父 パードレ・パドローネ/ゲームの規則
1982年の上映作品
大理石の男/ジャスティス/第2章/鉄の男
1981年の上映作品
郵便配達は二度ベルを鳴らす/悲愁/暗殺のオペラ/緑色の部屋/ルードウィヒ 神々の黄昏
1980年の上映作品
木靴の樹/プロビデンス/ウエディング/奇跡/マリア・ブラウンの結婚/舞踏会の手帖/市民ケーン
1979年の上映作品
鬼火/哀しみの伯爵夫人/プリティ・ベイビー/追悼のメロディ/オーソン・ウェルズのフェイク/地獄の貴婦人
1978年の上映作品
自由の幻想/シャーロック・ホームズの素敵な挑戦/ローマに散る/限りなく愛に燃えて/恋愛日記/雪物語
1977年の上映作品
楡の木の陰の愛/さらば冬のかもめ/グリニッジビレッジの青春/おかしなレディ・キラー/ナッシュビル/候補者ビル・マッケイ
1976年の上映作品
カンバセーション−盗聴−/男と女の詩/恋人たちの曲(悲愴)/スリーパー
1975年の上映作品
シンデレラ・リバティー/私のように美しい娘/離愁/ルシアンの青春
1974年の上映作品
暗殺の森/ボギー!俺も男だ/ビリー・ホリデイ物語/太陽の果てに青春を/ジェラシー/マッキントッシュの男
1973年の上映作品
わが緑の大地/愛はひとり
1972年の上映作品
何かいいことないか子猫チャン/きんぽうげ/警視の告白/栗色のマッドレー/ラムの大通り/恋
1971年の上映作品
プレイタイム/ジプシーの唄をきいた/ファイブ・イージー・ピーセス/水滴(しずく)
1970年の上映作品
できごと/経験/愛と死の果てるまで/風もひとりぼっち
1969年の上映作品
召使/雪国/じゃじゃ馬ならし/肉弾/恋人のいる時間/いつも二人で/地球は燃える/ベートーベンの生涯 ピカソの芸術
1968年の上映作品
華氏451/戦争は終わった/エデンの東/恋人よ帰れ!わが胸に/気狂いピエロ/パリの恋人
1967年の上映作品
大地のうた/忍者武芸帳/いのちの紐/長く熱い夜/キャット・バルー/愛の奇跡
1966年の上映作品
大地/その男ゾルバ/赤い砂漠/かもめの城/ビリー/蜃気楼
1965年の上映作品
リサの瞳のなかに/突然炎のごとく/審判/ドーヴァーの青い花/ベケット/人間の絆
1964年の上映作品
ハッド/明日に太陽を/砂上物語/ウンベルトD/博士の異常な愛情/危機の男
1963年の上映作品
橋からの眺め/ローマを占領した鳩/アラバマ物語/金色の目の女/ぼくの伯父さんの休暇/汚れなき悪戯
1962年の上映作品
オセロ/夜は帰ってこない/私生活/ポケット一杯の幸福/ヒマラヤK2征服/ブッラク・タイツ(ダイヤモンドを食べる女、シラノ・ド・ベルジュラック、陽気な未亡人、カルメン)/キートン将軍
1961年の上映作品
熱風/マーティ/階段の上の暗闇/喜劇の王様たち/白鳥の湖/ピカソ天才の秘密/ロダンの芸術 ビュッフェの芸術
1960年の上映作品
火山の驚異/大人は判ってくれない/静かなるドン/すずらん祭り/郷愁のボルガ/美わしのロザリンダ
1959年の上映作品
白痴/さすらい/いとこ同士/シャンソン・ド・パリ/白い少女
1958年の上映作品
嵐の中の青春/世界は恐怖する/あらくれ/夜の来訪者/黒水仙/ピカソ この天才を見よ/崖/ベツレヘムの星 富士は生きている
1957年の上映作品
未完成交響楽/夜あけ朝あけ/流血の記録砂川/赤い靴/山河遥かなり/敦煌の壁画雪ふみ
1956年の上映作品
やさしい狼犬部隊/大湖沼/熱帯魚の生態/あやに愛しき/ナポリの饗宴
1955年の上映作品
コンクリートの中の男/赤い風車/裁きは終わりぬ/恋路/シンフォニー・オブ・ジ・エアー
1954年の上映作品
子供たちは見ている
1953年の上映作品
真昼の決闘/生きる/巴里の空の下セーヌは流れる/禁じられた遊び
1952年の上映作品
他人の家/情熱の友/そよ風の町/女相続人/邪魔者は殺せ/ドイツ零年/西鶴一代女/天井桟敷の人々
1951年の上映作品
ワイオミングの緑草/聖処女/楽聖ショパン/先駆者の道/三人の妻への手紙/また逢う日まで/自転車泥棒/女だけの都/憂愁夫人/大いなる遺産/ハムレット/愉快な家族/ミニヴァー夫人/みどりの学園/巨匠メニーヒン/五人の兄妹