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■かるかん>トレーニングデイ|ベンゴ
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トレーニングデイ
麻薬捜査課第一日目。汗と涙と血の訓練!
TrainingDay
アロンゾ:デンゼル・ワシントン|ジェイク:イーサン・ホーク|
売人:スコット・グレン|トム・ベレンジャーはどこに出てたの?

麻薬捜査課は新米のイーサン・ホークがベテランのデンゼル・ワシントンに仕込んでもらう、年長者と若者のバディ・ムービーと思いきや、とんでもない訓練が待ち受けていたのであります。これはハードな訓練でして、見ている方もハラハラドキドキ。こんな訓練していいの???って感じ。最後まで観ると、この訓練は観客に対する訓練でもあったのだと思い知ります。いや〜、まいった、まいった。後味はよろしくないものの一見の価値ありです。


【※ネタバレしてます。】


いや〜、怖い映画です。私はてっきりデンゼル・ワシントンは、海千山千で修羅場を潜り抜けてきた生え抜きの刑事かと思っておりました。イーサン・ホークに対する訓練も、修羅場で生き残ることができるようにという親心だと思っていたのに!
これはキャスティングがよかったですね。だって、デンゼル・ワシントンですよ。怒りと悲しみをたぎらせた奴隷や、エイズ患者の弁護に立ち上がった正義の人や、冤罪に苦しみ最後には無罪を勝ち取った元ボクサーを演じた人ですよぉ。誰だって彼がほんまもんの悪人だとは思いませんよね〜。
私は、彼がイーサン・ホークに向って「手柄を取らせてやる」と言ったことが最後まで印象に残っていて、彼自身は悪徳刑事で終わっても、正義感のある若い刑事に内部の黒幕が誰であるか教え、悪の根元を絶つつもりなのだと、ほとんど最後までデンゼル・ワシントンに一縷の正義があるのだと望みを捨て切れませんでした。(なんか、隠れキリシタンの心境。最後の最後までデンゼル・ワシントンという踏み絵を踏めなかったのね(苦笑)。)
イーサン・ホークに対する訓練は、段々にエスカレートしていくのですが、どこまで許せるか、どこから許せないか、観客が試されているようでもありまして、ひじょーに苦い作品でありました。だから、後味悪いって(笑)。

高知松竹1 2001/10/20


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ベンゴ
フラメンコのルーツはアラブとジプシー
VENGO
カコ:アントニオ・カナーレス

冒頭のライブがいいですね〜。カメラが引いていくと段々楽器や人が増えていく。アラブの小父さんがコップをチンチンいわせながら歌っている。ジプシーらしき女性が黒髪をぐるぐる振り回してまわるまわる。その後は、スペインやくざの抗争のお話が始まるのですが、お話はどうってことないです。おもしろいのは顔。濃いぃ〜〜。全員、顔が濃い!そして、全員歌舞音曲が大好き。
髪の長い男たちがいて、なんかよくわからなかったですが、出身地が同じなんですか?そこの地方に行けば、あのように髪の長い男性ばかりなの?
私の一番好きなシーンは、大きな木の下で音楽が聞えるとかなんとか言って手拍子をしだすところ。詩的ですなあ。

あたご劇場 2001/10/20


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