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■かるかん>ソードフィッシュ|ウォーターボーイズ
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ソードフィッシュ
テロリン、テロリン、テロテロリン
Swordfish
監督:ドミニク・セナ
ガブリエル:ジョン・トラボルタ|スタンリー:ヒュー・ジャクソン|ジンジャー:ハル・ベリー|
刑事:ドン・チードル|用心棒:ヴィニー・ジョーンズ|
上院議員:サム・シェパード|ホリー(娘):キャムリン・グライムス

うん。それなりに面白かったです。開巻『ゲットショーティ』みたいに、映画好きのための映画かと期待させてくれたり、爆風描写は鳥肌もので目を見張りました。それから、スタンリーのハッキングの腕を見極めるための「罠」も悪趣味でよいし、スタンリーったら女好きで、こんなんで父親が務まるの?と思っていたら娘とのやりとりも素晴らしい。それに娘役の女の子がこれまたいいのです。
しかし・・・・、



【ここからネタバレ&悪口雑言】



娯楽映画とはいえ(娯楽映画だからこそ)、何の罪もない人が死ぬシーンや、テロを持ってテロを制することを肯定するラストシーンは、胸くそ悪いの一言につきます。
スタンリーは、ガブリエルのしていることを「テロと同じだ」と批難しておきながら、ガブリエルが逃げ延びたことを知って微笑みます。これは「してやられた」「うまくやりやがったな」とプロの仕事に対する称賛の気持ちが表れた笑みだったのでしょうが、結局テロと同じ行為をした人を称えていることになります。(称賛に値するほど「うまくやった」訳でもないのに。)
しかもガブリエルは、イスラムのテロ組織に対するアメリカの地下組織の工作員なので、この映画はガブリエルを肯定することで、畢竟、アメリカ万歳、イスラムやっつけろという図式になっているのです。イスラムのテロリストは死に、アメリカのテロリストは生き延びるというラストは、ほとんど現実か(冷笑)。(ガブリエルがテロ的犯罪を犯したことについては、彼は国粋主義者であって正気ではないからという言い逃れができるように、上院議員を殺させているのも憎らしい。)

私は、悪徳退廃権謀術数等々渦巻く映画も好きですし、悪い奴ほどよく眠る現実社会を映した社会派の映画も嫌いではありません。悪人が逃げ延びる映画があってもいいとは思いますが、それは「悪人」の描き方によるし、状況にもよりますね。(娯楽映画というにはマジすぎる『トレーニングデイ』は、悪人の死に様が凄惨にすぎて後味がよろしくありませんでしたが、こういう映画に出演するところが、デンゼル・ワシントンの正統派たる所以なのでしょうね。)

ああああ、それにしても『ディル・セ心から』は、よかったな〜。

高知松竹2 2001/11/04


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ウォーターボーイズ
男子高校生、シンクロナイズドスイミングに挑戦の巻
監督:矢口史靖

え〜?男のシンクロナイズドスイミング?実話に基づいた、男子高校生の水中演舞ー?おもしろそーーー!!!青春映画かな?スポ根ものかな?・・・・とかなりの期待を胸に抱いておりました。

が、



ふざけすぎ。せっかくのよい題材がもったいないな〜。こういうおふざけ映画にするなら、加藤茶や志村けんレベルの芸達者がいなくちゃ。笑わせようとすればするほど媚びているように見えてしまいます。竹中直人はイマイチ開放されてないし(というか、一人で完結しちゃってるし)。ああ、残念無念。

高知東宝3 2001/11/04


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