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マスター・アンド・コマンダー
わーい、男ばっか。
MASTER AND COMMANDER THE FAR SIDE OF THE WORLD
監督:ピーター・ウィアー|原作:パトリック・オブライアン(2003年 アメリカ 2時間19分)
ジャック・オーブリー艦長:ラッセル・クロウ|スティーヴン・マチュリン:ポール・ベタニー|副長:ジェームズ・ダーシー|ホロム:リー・イングルビー|ブレイクニー:マックス・パーキス|カラミー:マックス・ベニッツ|ビリー・ボイド|サプライズ号:ローズ号|アケロン号:?

思いのほか面白かったですー!
予告編では、攻めて来るナポレオン軍を阻止するためにイギリスでは子どもまで兵隊として狩り出されて、カリスマ艦長の指揮のもと生きて帰れるか否かという悲愴な話のように思えて、子どもメインのお涙頂戴ものかと思ったため食指が動きませんでした。
しかし、『ビューティフル・マインド』から注目している俳優、ポール・ベタニー目当てで見に行ったら、なんと、予告編では一瞬しか映らなかったのに、本編では出るは出るは、ラッセル・クロウの親友で軍医という準主役。(そういえば、『ビューティフル・マインド』でクロウの心の友であるルームメイト役でしたね。)
そういうわけで、彼については、かなり楽しませていただきました。演技としては、クロウと比較すると懐の深さで、もう一つといった感じで、これからの精進に期待したいと思います。いや、全然悪くはなかったんですけど、さらに上手くなってほしいと思いまして。

予告編で受けた印象とは違って本編は、子どもはメインでなくて、カリスマ艦長と親友軍医の友情ものといえると思います。あるいはジャック・オーブリーという人物のカリスマ性を十分感じさせるとともに、艦長という重責を担った者の苦渋の決断やら長所や短所など、生身の人間としての側面を描いた作品ともいえます(ラッセル・クロウ、はまり役)。はたまた、フランスの武装船との追跡劇は、あっと驚く作戦の面白さや戦闘シーンの緊迫感、嵐の海との闘いも含めて海洋冒険ものの面白さも持った映画だと思います。(だから、私がベタニーファンであることを抜きにしても面白いと言えます。)

それから、当時は士官候補生は、子どもの頃から乗船して戦闘にも参加していたということがうかがわれ、勉強になりました。(アフリカの東にある島と思っていたガラパゴス島が、南アメリカの西にあるとわかり、これも勉強になりました(汗)。)
士官候補生(上流階級っぽい)と乗組員(下層階級っぽい)やフランスの武装船の艦長の顔まで(メイクによるものか顔立ちによるものかわかりませんが)、それらしくしてあるよなあと感心し、ハンモックで寝ているなど船内の様子も興味深く、ほとんど船内のシーンなのにあっという間の2時間半でした。

●ネタバレ感想
士官候補生ホルムが、本当にかわいそうでした。彼ってカリスマ艦長の犠牲者と言えるのでは?
乗組員の不平不満は、艦長には向わず、弱い士官候補生に向ったのですね。きれいな歌声だったのにね〜。
高知東宝1 2004/2/28


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