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■かるかん>ポーラー・エクスプレス|キリクと魔女
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ポーラー・エクスプレス
サンタはいるよ!
監督:ロバート・ゼメキス(2004年/アメリカ/100分)
トム・ハンクス
こういうしっかりした構成のアニメーション、いいですねえ。文句なく楽しかったです。
サンタクロースが本当に存在するかどうか疑念を持ち始めた少年少女を乗せて北極点を目指す汽車。
その冒険は、もちろん楽しいですが、映画ファンのお楽しみとしては、トム・ハンクスが一人何役も演じているということ。
トム・ハンクスが、実際に動いて演じたものをコンピューターに取りこんでアニメの動きを作ったそうです。
道理で主人公の少年の表情や動きは、彼そのもの。『ビッグ』や『フォレスト・ガンプ』を彷彿させられました。
高知松竹ピカデリー 2004/11/27


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キリクと魔女
頑迷を脱して賢明になろう
ET LA SORCIERE
監督・脚本・原作:ミッシェル・オスロ(1998年/フランス/1時間14分)

おもしろかったです。
「おかあさん、ぼくを産んで」と言うのに母は、「お腹の中にいるときからしゃべれる子は、自分で出てきなさい」と言います。生まれたばかりの子どもが「ぼくを洗って」と言うのに「自分で出てきた子は、自分で洗いなさい」と言う。
う〜ん、この子にしてこの母あり、いや、この母にしてこの子ありというべきか、オープニングで度肝を抜かれました。

それから、人間てホンマ、あほやな〜と思いながら見ておりました。
だって、キリクの警告を無視して魔女にさらわれかけたところを当のキリクに救われた子どもたちが、再びキリクの警告を無視して(というかバカにして)魔女にさらわれ、またしてもキリクに助けられるのですもん。
キリクが大きくなって、元魔女のカラバを伴い村に帰ったときの村人たちの対応もひどいもんだと思いました。
枯れた泉を元に戻したのはキリクで、その村の大恩人のキリクに対して魔女といっしょなら村には入れぬと言うのです。キリクが、カラバは魔女じゃなくなったと言っても聞き入れず、頑迷な民衆というか、なんというか。まったく、ありそうなことですな(自戒)。

「魔女は、どうしていじわるなの?」というキリクの問いに、「火が燃えて、水が流れるのと同じ。」と母が答えたのについて、私は「なるほどぉ。」と思ったのですが、そう思った私は賢明ではなかったのね。魔女が意地悪なのには、ちゃんと理由があったのでした。

絵は魅力的だし、歌はあるし、上映時間が短いし、何よりキリク走りが楽しーい!
カラバの声を浅野温子があてていましたが、独特の味があってなかなかよかったです。

 2004/12/28


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