■かるかん＞オールド・ボーイ

監督：パク・チャヌク｜脚本：パク・チャヌク、ワン・ジュユン、イム・ジュンヒュン（２００３年／韓国／２時間）
チェ・ミンシク｜カン・ヘジョン｜ユ・ジテ

おもしろかったですー！でも、後味悪い〜。陰湿じゃんー。娯楽映画の王道をはずしてますわ。でも、姉弟愛でツボです（ははは。←力ない笑い）。とりあえず兄弟愛ものコレクションに入れておこう。
幸い友達といっしょに見たので、一言二言感想を話して胸のつかえをほぐして帰ることが出来ました。
わたし「何もあれだけのことでねえ。」
友人「いや、他人の秘密を言うことはないわねぇ。」
わたし（それもそうだ。）
友人「それにしても、韓国って濃いねー！復讐するにもすごいパワーや。」
わたし「ホント濃いでぇ。他にも『殺人の追憶』とか『オアシス』とか、ぜひ、見て！」

●ネタバレ感想
作り手が、主人公をして自分のことを「獣にも劣る人間」と言わせたのが不愉快でした。罠にはまって娘と関係したんだし、そこまで主人公を卑下させることはないと思ったのであります。
しかし、娘と恋人関係を続けたいがために催眠術で記憶を抜いてもらったのなら別。それなら卑下させるのも無理ないかと思いました。
ただし、恋人関係を続けたいとは、娘に知らせないでくれと拝み倒したときの父性愛的な気持ちと、いささか矛盾するような気はします。