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■かるかん>花と蛇2 パリ/静子|キングダム・オブ・ヘブン
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花と蛇2 パリ/静子
縄と縄
監督:石井隆(2005年/日本/113分)
杉本彩|遠藤憲一|宍戸錠

杉本彩、がんばっていましたねー。遠藤憲一の血走った目、よかったですねー。
いろいろと勉強になったなー。あんまり役立たないけどー(笑)。
でも、うへ〜、気持ち悪い〜と思いながら見ておりました。エロスや官能は感じられず。窮屈で苦しいだけじゃないですかー。
陵辱シーンは、もっと恥ずかしく追い詰められなくちゃ、陵辱にならないと思いますし、精神的な支配、被支配関係はあんまりないので盛り上がらないし。
肉体を酷使するシーンをもっと少なくして、登場人物の心模様をもう少し、多く描いたらよかったと思います。

余談ですが、場内に入る前に、バッタン、バッタンという音とアッ、アッンみたいなあえぎ声が聞こえてきて、痛そうでいやらしそうで、私はとんでもないものを見に来たのではないかとドキドキと焦りましたが、そのシーンは静子が夫が中にいると察して、ドアに体当たりするシーンでした。全然いやらしいシーンじゃなかったよ(笑)。
だから、いやらしくするためには、見せすぎはよくないと思います〜。

あたご劇場 2005/5/20


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キングダム・オブ・ヘブン
交渉のすすめ
KINGDOM OF HEAVEN
監督:リドリー・スコット(2005年/アメリカ/2時間25分)
バリアン・オブ・イベリン:オーランド・ブルーム|シビラ:エヴァ・グリーン|ティベリアス:ジェレミー・アイアンズ|ザ・ホスピラター:デヴィッド・シューリス|ルノー・シャティオン:ブレンダン・グリーソン|ギー・ド・リュジニャン:マートン・ソーカス|ゴドフリー・オブ・イベリン:リーアム・ニーソン|サラディン:ハッサン・マスード|ボードワン王:エドワード・ノートン

うん、なかなかおもしろかったです。キリストを掲げながら侵略して行ったとばかり思っていた十字軍が、イスラムと和平を結んでいた時期があったとは知りませんでした。また、キリスト教国が一致団結して攻めて行ったのではなく、各国がそれぞれに攻めて行ったのですね?各国同士では領土争いはなかったのでしょうか?俄然、十字軍に興味が湧いてきました。

エルサレムの城壁の攻防戦は圧巻。『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』に匹敵する迫力で、生々しさにおいては『二つの塔』を凌いでいると思いました。
オーランド・ブルーム好演、エヴァ・グリーン妖艶、エドワード・ノートン(本当に彼?)名演。エヴァ・グリーンの、あのやらし〜い目、たまりませんわ〜(笑)。

一触即発と思われる状況にあっても、ボードワン王とサラディンは、互いに一目置いていて、これが交渉の糸口になり和平を維持できたということだと思います。
エルサレムの攻防戦でも、圧倒的多数のサラディン側が、善戦するバリアン側に一目置いてこそ交渉にあいなったわけで、単に難攻していたから交渉を切り出したという描き方でなかったのが、作り手の主張だと思いました。
また、主君を守るということ以上に民を守るという精神を描いていたのもおもしろかったです。(こういう感じ方をするのは、権力者が民を守らなくなって久しく、「戦争は国同士の戦いではなく、権力者との戦いに庶民が負けたときに起こる。」という新聞の投書に同感する日々がつづいているからです。)

それにしても、バリアン(ブルーム)は、奴隷に似た境遇だったことがあるようですが、鍛冶屋だったにしては兵法によく通じていました。鍛冶屋の梁に言葉を刻んであったの、何でしたっけ。あれと関係あるのでしょうか。
それとも生まれながらの騎士なのでしょうか?
主人公だからもう少し詳しく知りたかったです。

「王は家臣を動かせても魂は当人のもの。」というセリフもよかったですが、バリアンの「エルサレムとは?」という問いにサラディンが「無」と答え、さらに「だが、全てだ」と結んだのが禅問答みたいでした。
う〜ん、これからその謎解きです(笑)。

TOHOシネマズ高知9 2005/5/21


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