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■かるかん>ザ・インタープリター|Shall we Dance?
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ザ・インタープリター
復讐の連鎖を断つ
THE INTERPRETER
監督:シドニー・ポラック|原案:マーティン・スティルマン、ブライアン・ウォード|脚本:チャールズ・ランドルフ、スコット・フランク、スティーヴン・ザイリアン(2005年/アメリカ/129分)
シルヴィア・ブルーム:ニコール・キッドマン|ケラー:ショーン・ペン

おもしろかったです。オープニングで子どもが銃を持つという現代ならではの描写に、とてつもなくリアリティがあり戦慄しました。(これで、つかみはオッケー。子どもの顔がすさまじく、演技賞ものだとも思いました。)
また、ニコール・キッドマンとショーン・ペンの緊張感のある演技合戦もよかったです。(シルヴィアの兄が亡くなったとき、ペンは涙を見せない方がよかったと思いますが。)
相容れない二人が、互いに似たような心の傷を持っていることがわかり、同病相憐れむより一歩進んだ同志的な愛情を持つに至る過程が、二人の演技により喪失感に重きをおいて描かれていました。
この全編が喪失感におおわれた雰囲気は、この映画を独自なものにしていると思います。娯楽映画に人生を感じさせる奥行きができたというか。キャスティングの妙ですね。

第三の主役と言うべきものが、国連。映画で国連を初めて見たような気がします。
ニューヨークにあることさえ知らんかったし(^_^;。
主人公に唱えさせた国連の存在意義について私は共感できたし、国連の内部のを見せてもらえて嬉しかったです。(どこまで本当にカメラが入ったかはわかりませんが、迷路みたいな通路とかおもしろかったなー。)

それにしても『キングダム・オブ・ヘブン』やこの映画のような娯楽映画に、ある種のメッセージを感じるのは、2001年9月11日以後の出来事が大きく影響していますね〜。別に9月11日で区切ることはないのですが。

おしまいに疑問点をちょっと。シルヴィアって両親を亡くして兄とも別れたあと、ソルボンヌ大学に行ったり、いろいろ勉強して国連に入っているのですが、学資とか生活資金はどうしたのでしょうか?苦学生にも見えなかったけど、財産があったということなのかな?

TOHOシネマズ高知8 2005/5/21


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Shall we Dance?
マンネリ病につける薬は趣味。お楽しみは夫婦で
Shall we Dance?
監督:ピーター・チェルソム(2004年/アメリカ/1時間46分)
ジョン・クラーク:リチャード・ギア|ビヴァリー・クラーク:スーザン・サランドン|ポリーナ:ジェニファー・ロペス|リンク・ピーターソン:スタンリー・トゥッチ|チック:ボビー・カナヴェイル|ボビー:リサ・アン・ウォルター|ヴァーン:オマー・ミラー|ミッツィー先生:アニタ・ジレット|探偵:リチャード・ジェンキンス

楽しかったですー。私は、妻の描き方においてはハリウッド版に、贅沢さにおいては、ブラックプールのロケを敢行した日本版に軍配を上げます。総合的には、日本版が好きかな。映画的な美しさで日本版が勝っていると思いました。
でも、どちらの映画もダンスの楽しさが、よく伝わってきました。心が浮き立つ感じで、帰りは自然と「Shall we dance?」の鼻歌が続くのでありました(笑)。

ところで、タキシードに赤いバラで妻の勤務時間中に現れるなんて、アメリカでもそれはないと思いますぅー。「ギア様だからできること」と、アメリカ人も思っているに違いにゃいっす!(笑)

TOHOシネマズ高知9 2005/5/21


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