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■かるかん>イン・ハー・シューズ|ダーク・ウォーター|エリザベスタウン
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イン・ハー・シューズ
姉妹愛+自分探し+時の魔法
IN HER SHOES
監督:カーティス・ハンソン(2005年/アメリカ/131分)
マギー・フェラー:キャメロン・ディアス|ローズ・フェラー:トニ・コレット|エラ・ハーシュ:シャーリー・マクレーン

「姉妹愛+自分探し」のちょっとしたいい映画。
キャメロン・ディアスが可愛いー。ほんと、この人、演技派だと思います。トニ・コレットも魅力的で、蓮っ葉な妹と堅物の姉を演じた二人の女優を見る映画かな。
シャーリー・マクレーンは、さすがに軽妙な中にも深みがあって、シミが浮く腕を含めてよかったです。いや、ほんと、役者は年を取っても役者でなけりゃ。世の中には年を取った人間も存在するのですから、全部の役者に若いうちに辞められちゃ困るのです。
おしまいに姉妹を始め、他の人物同士のわだかまりも解けるのですが、時が人に及ぼす作用・・・というか、時を経てわかることがあるというか、長生きはするものだと思いました。
蛇足ながら、トニ・コレットを愛する同僚が、積極的なアプローチをしてきて、女性にとっては夢みたいな話(笑)。『エリザベスタウン』のキルスティン・ダンストのけなげな猛アタックと好対照です。

TOHOシネマズ高知2 2005/11/19


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ダーク・ウォーター
守る
DARK WATER
監督:ウォルター・サレス(2004年/アメリカ/105分)
ダリア:ジェニファー・コネリー|セシリア:エリエル・ゲイド|カイル:ダグレイ・スコット|ジョン・C・ライリー|ピート・ポスルスウェイト|ティム・ロス

しとしとピッチャン、しとピッチャン、冷たく哀しい雨すだれ〜。母に捨てられ凍てついた幼い心と、母として自信がないながらも娘を愛してやまない心を合わせ持つダリア(ジェニファー・コネリー)。
こけ脅しのホラーではなく、灰緑の映像も美しく、映画館全体がカビて来そうな湿気と陰気な雰囲気でもって、ひたひたと怖さを増してきます。このひたひたとした水の感じが、元夫との養育権争いでいっぱいいっぱいのダリアを更に追い込む感じです。
マンションの雇われ管理人も、不動産屋も弁護士も、精神的な支えになってくれるはずはなく、まともに言うことを聴いてさえくれず、母子家庭の孤立無援さ、都会の殺伐としたありさまに冷え冷えとしたものを感じました。
ホラーとしては、小さなクモの歌が、とってもナイス!上手い遣い方です。
それにしても、結末には驚きました。子ども相手ですからねえ。なんとか頓智で切り抜ける方法はなかったのでしょうか?・・・・う〜ん、そんな余裕はないか(笑)。

TOHOシネマズ高知1 2005/11/19


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エリザベスタウン
失意の男、ゲットされる
ELIZABETHTOWN
監督:キャメロン・クロウ(2005年/アメリカ/123分)
ドリュー:オーランド・ブルーム|クレア:キルスティン・ダンスト|スーザン・サランドン|アレック・ボールドウィン

オーランド・ブルームが、事業で大失敗したためクビにされ、おまけに父親が突然亡くなるという失意のどん底からいかにして立ち直るかというお話。
軽妙さが命の映画で、いいセリフがいっぱいあるし、エピソードの一つ一つが可笑しくていいのですが、「本気」の部分が軽妙さに掻き消された感じで、なんとなく芯がなくなってしまったように思います。楽しかったけど、もっと楽しみたかった(もっと楽しめそうな)映画でした。
キルスティン・ダンストは、アメリのようでアメリでない(ベンベン)。相手のことを思い遣れる優しさが、既に彼女の性格になっていて、それは数々の失意を乗り越えたうえに獲得した性格と推察されます。多くを期待しないようにしているしね。
また、彼女が、相手に自分を追わせるようにさせる難度の高い恋愛攻勢を、チャーミングにやってのけるところが実に爽やかでした。決して美人ではない女性が、一目惚れの相手に猛アタックするお話として面白く見ました。

TOHOシネマズ高知1 2005/11/19


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