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■かるかん>コントロール|男たちの大和 YAMATO |
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コントロール 悔恨により生まれ変わる |
CONTROL 監督:ティム・ハンター|脚本:トッド・スラヴキン、ダーレン・スウィマー(2004年/アメリカ/105分) リー・レイ・オリバー:レイ・リオッタ|マイケル・コープランド:ウィレム・デフォー|テレサ:ミッシェル・ロドリゲス|スティーヴン・レイ|キャスリーン・ロバートソン |
とてもよかったです。感動しました。ぜひ、みんなに見てほしい!
●ネタバレ感想
マイケル・コープランド。レイ・リーも傷ついた男だけれど、彼もまた深く傷ついています。幼い息子が殺され、そのことが原因で夫婦関係も破綻しています。セックスで全てを忘れたい、そんな人生を送っています。目下の彼の生きる支えは、新薬の臨床実験を成功させること。カッとなった弾みで発砲するような輩(その弾に当たって亡くなる者を)をこの世から無くすことです。 DVD 2006/1/8 |
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男たちの大和 YAMATO 兵隊さんよ、ありがとう |
監督:佐藤純彌(2005年/日本/145分) 森脇:反町隆史|内田:中村獅童|唐木:山田純大|神尾少年兵:松山ケンイチ|西少年兵:内野謙太|神尾老:仲代達矢|内田:鈴木京香|神尾の母:白石加代子|西の母:余貴美子|玉木の母:高畑淳子|文子:寺島しのぶ|妙子:蒼井優| |
『ローレライ』『亡国のイージス』ときて、真打登場の感あり。3本のうち最もオーソドックスな作りの映画で、正統派の強みと申しましょうか、ところどころ心を動かされました。
しかしながら、私はこの映画を見て考え込んでしまいました。というのは、この映画は「兵隊さんよ、ありがとう」と「兵隊さんよ、ごめんなさい」の間を揺れ動きながら、最終的には「兵隊さんよ、ありがとう」の印象の方が強く残ったからです。「命がけで戦ってくれて、ありがとう」と言うのと、「戦争に行かせて、ごめんなさい」と言うのでは、二度と戦争をしないという心構えに差があります。 その日本人の現状とは、杞憂であればよいのですが、戦争をする土壌が耕されてきたな〜というものです。2004年にイラクで日本人ボランティアら三名が人質になったときのバッシングを見て心底驚き、えらく全体主義的になったもんやと思いました。それから、私の友人知人でも、経済成長を続ける中国に対抗意識を持っていたり、中国、韓国、北朝鮮を嫌悪していたりで、これが妙な愛国主義につながらなければいいがと心配しています。 そんなわけで、もしも、こういう全体主義的、愛国主義的な雰囲気に知らず知らずに押されて、兵士をヒロイックに描いたのだとしたら嫌だわ〜とか、この映画を見た若者が、戦争になったときは自分も命がけで愛する者を守ろうと思ったとしたら困るわ〜(愛する者を守るには戦争を起こさないようにするのが先決よぉ)などと考え込んでしまったわけです。考えすぎかしらん?10年前なら気楽に楽しめたでしょうにねぇ。>じぶん
●ネタバレ感想
「ありがとう」又は戦死や命がけで戦うことを有意義であったとするシーン
「ごめんなさい」又は戦死や命がけで戦うことを無益であったとするシーン
西の母(余貴美子)のあのセリフ、ビックリしました〜。遺族であれば、どのように戦死したのか状況を知りたがると思っていたので、驚きすぎて(余貴美子の表情もすごかったし)鳥肌が立ちました。「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」(涙)×(涙)。その後、わるいことを言ったと思って、握り飯を差し出すところ(涙)×(涙)。
妙子の赤いカーディガンを見て。
最後の戦闘によって死屍累々となった大和の甲板。生理的嫌悪をもよおしました。
大和の外観、構造、内部が興味深く、スケールも大きく、よく撮ったなーと感心しました。 TOHOシネマズ高知9 2006/1/9 |
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