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■かるかん>ホテル・ルワンダ|佐賀のがばいばあちゃん
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ホテル・ルワンダ
映画も媒体
HOTEL RWANDA
監督:テリー・ジョージ(2004年/カナダ、イギリス、イタリア、南アフリカ/122分)

ルワンダ、ごめん。そんなことが起こっていたとは知らんかった(恥)。知らないから何もしなかった(アホ)。スーダンの虐殺はどうなったっけ。現在進行形の虐殺にも何もしていない(限りなく許しがたい"とほほ"な自分)。でも、それが普通(大多数)ですよね。
その普通を変えるシステムを作りたいものです。世論を形成して政府や国連を動かすシステムを誰か考えてくれまいか(他力本願)。電子署名とか、皆でテレビを1日見ない(視聴率ゼロ作戦)とか。個々人を素早くつなぐ媒体(インターネット)はあるわけだから、あとは平和的に広く世間にアピールすればなんとかなるのでは・・・・。・・・・甘いかねぇ(涙)。

国連平和維持軍は何もしないし、国軍は賄賂でなんとか言うことを聴いてくれるけど、民兵はいつ攻めてくるかわからないし、おしまいには水道が止まってプールの水が命綱、出国できると思ったら襲われてホテルに舞い戻ることにはなるし、とまあ次から次へ、もー大変でした。
ポール(ドン・チードル)、よく頑張りました。いつも冷静でいてくれてありがとう。
そんな彼が絶望に襲われて人知れず嗚咽するところ、すみません、私はつられて泣きながら背中の筋肉が美しい〜と思っていました;;;。
あと、美しいシーンは、「子どもたちを連れて逃げて」と言う妻タチアナ(ソフィー・オコネドー)に「そんなことは絶対できない」とポールが言って、不安と恐怖の中で二人が固く抱き合うシーン。手の位置や密着度や表情が絵画のようだと思いました。

それにしても、わずか100日ほどの間に80万〜100万人の人を殺す人間の恐ろしさ。高知県民が全員死んで、さらに高知市民の3分の2がもう1回死んだくらいの数です。それを、ほとんどナタでですか???(汗)。ドンパチもやっていたようですが。民兵って指揮系統はないのですか?
虐殺の恐ろしさ、おぞましさが最も伝わってきたのは、霧の中、凸凹するので車が道を反れたかと思ったら、遺体を敷きながら走っていたとわかったシーン(しーーん;;;)。
このような大量虐殺の原因は、ツチ族とフツ族の根深い対立という単純な問題ではないだろうと思っていたら、やっぱり!植民地施策で民族を分断して対立を煽っていた歴史があるらしいです。
民衆は、いつも分断され戦い続け、誰かに甘い汁を吸わせてやるだけの存在でしょうか。東アジアも国境で分断されて、対立を煽られているかのような今日この頃、「ルワンダ、ごめん」だけの感想で終わらなくなってしまいました(とほほ)。

『ホテル・ルワンダ』を高知で上映する会 高知県立美術館ホール 2006/9/28
 
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佐賀のがばいばあちゃん
明るい貧乏、今いずこ
監督:倉内均(2006年/日本/104分)

いやあ、気持ちよく泣けました(喜)。豆腐屋のおじさん、先生、その他皆いい人ばかり。がばいばあちゃん(吉行和子)の知恵は、ユーモア満点で笑わせてもいただいました。
ばあちゃんの家の構造とか、かまどの脇を通って橋を渡り川に下りていく石段とか、いいですね〜!川の水もきれいでしょう?
金持ちの家の子も貧乏な家の子も明るく元気で、ごちゃまぜで遊ぶ姿が微笑ましいです。
映画として天晴れと思うのは、子役の明広(池田壮磨、池田晃信、鈴木祐真)が、成人した明広(三宅裕司)にそっくりなこと。これはポイント高いです。
思いやりとか、優しさとか、今の時代にはないという訳ではないでしょうが、やはり「昔はよかったなー」と思ってしまいました。

TOHOシネマズ2 2006/9/30
 
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