ホームへ
・映画情報→ ・上映中&予定 ・カレンダー ・グループ ・ピックアップ
・趣   味→ ・くりからもんもん ・鬼の対談 ・ベスト・キャラ ・かるかん
 
■かるかん>涙そうそう|ワールド・トレード・センター|フラガール
[←もどる] [すすむ→]
   
涙そうそう
歌、おぼえるぞー!
監督:土井裕泰(2006年/日本/118分)

これは、わたくし、かなり好きです。美しく気持ちのいい映画でした。
なんと言っても洋太郎(妻夫木聡)〜。明るく生き生きしていて温もりがあり、沖縄の空や海や人情とよく合って輝いていました。
また、美術がイイ!妹のカオル(長澤まさみ)と暮す部屋の雑然としながら掃除の行き届いた感じが気持ちよく、庭の草花の手入れのほどが美しいと同時に、洋太郎のきっちりした性格を現していて、彼が働きすぎで死んでしまうのにつながります。
高校を中退して妹のために仕送りし、自分の夢を叶えるためにもひたすら働く。数年ぶりで会う妹は、女らしくなっており、島で相撲を取っていた頃とは大違い。妹の風呂上りの短パン姿を見る洋太郎は、すっかり父親目線(笑)。
カオルが独立することになって、別れの朝は娘を嫁に出す父親の心境にも似たり。というか、それよりもっと切ないですね。だって、カオルのために何かをするということが、洋太郎の生きる支えになっていたわけで、そのつっかい棒を外されちゃったわけだから。
騙されて借金を抱える羽目になったうえ、恋人とも別れ、ためにと思っていた妹は独立し、働きすぎで死んでしまう。考えてみれば踏んだり蹴ったりの人生になっていたかもしれないのに、キラキラと美しい。本当に悔いのない人生であったと思います。
また、兄を思い遣るカオルも美しかったです。アルバムの最後の写真、成人式の晴れ着姿は、「いつもいつも胸の中 励ましてくれる人」がいるので、きっと真っ直ぐ生きていける、そんなカオルの未来までも感じさせてくれました。

TOHOシネマズ高知2 2006/10/7
 
  [うえ↑]
   
ワールド・トレード・センター
レスキューは大変(そして、ありがたい)
WORLD TRADE CENTER
監督:オリバー・ストーン(2006年/アメリカ/129分)

わたくし、クラッシュ場面を集めた番組や、警察密着ドキュメント24みたいな番組は嫌いですが、レスキュー番組は好きでして、だからというわけでありましょうか(?)、この映画、なかなか面白かったです。
ジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)とウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)は、始まって間もなく生き埋めになって、これから2時間どうやって持たせるのかと思っていたら、心配する家族の描写を挟んだりして、結末がわかっているにもかかわらず、けっこう気を揉まされました。俳優の表情が真に迫っているので、そのアップを多くして、ストーン監督、手堅く作っておりますね。
命がけで人を救うことの尊さを描いた作品だと思いますが、それだけならワールド・トレード・センター関連でなくてもよかったと思います。アメリカ人が、かつてないほど人のために何かをせねばという気になった日という記念碑的な意味合いがあるのみかな?
ただ一つ、気になっているのは、二人を発見した海兵隊員の描き方です。私は、この人が、なんだか不気味でねえ。神がかりで捜索を始めて、事件後はイラクへ志願して(?)行ったという人。いったいどういう人なのでしょう?もっと詳しく知りたかったです。

TOHOシネマズ高知7 2006/10/7
 
  [うえ↑]
   
フラガール
フェミニンパワー最高潮
監督:リ・サンイル(李相日)(2006年/日本/120分)

笑いました。泣きました。ウェルメイドな作品です。ちらっと読んだウェブサイトでも絶賛が続々。読んでいるうちに、既に感想を書いた気になっちゃいました(笑)。
というわけで、あまり書かれてなかったようなことを、ちょこっと書いてお茶を濁そうとしています(汗)。
平山まどか(松雪泰子)先生は、女性ゆえの悔しい思いや哀しい思いをしてきたに違いなく、それが必要以上にツッパルゆえんであり、男風呂に乗り込むゆえんでありましょう。(ああ、豊川悦司がいる男風呂、いいかも〜(涎)。)
紀美子(蒼井優)が踊るフィナーレでは、母(富司純子)の表情に感動しました。彼女が娘だけを見ていたなら、私はボロ泣きすることはなかったと思います。娘の踊りに沸き上がる観客を見て喜びが倍増している母の姿は、ワタクシの喜びをも倍増させたのであります。
それと楽しい映画に水を差すようで申し訳ないけど言いたいことがーーーー。
フィナーレの蒼井優の踊りは、"がんばりましょう"と思いました。彼女のあの素晴らしい笑顔のカット割りがなければ、(私だけかもしれませんが)持ちませんでした。踊りに関して言えば、群舞で踊る大人の女性の(体形の)踊りの方がよかったです。(松雪泰子もよかった。)要するにフラは、「体形がものを言う!」と思ったのです〜。優ちゃんは、まだ青い果実なのです〜。(反抗的なむくれた表情、最高でした!!!)

TOHOシネマズ高知4 2006/10/8
 
  [うえ↑]
ホームサイトマップサイト内検索リンク自由|byお茶屋(連絡先)