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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
仲間っていいな
HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX
監督:デヴィッド・イェーツ(2007年/イギリス、アメリカ/138分)
ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ|ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン|ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント|ルーナ・ラブグッド:イヴァナ・リンチ|ハグリッド:ロビー・コルトレーン|べラトリックス・レストレンジ:ヘレナ・ボナム・カーター|ヴォルデモート卿:ラルフ・ファインズ|ダンブルドア:マイケル・ガンボン|シリウス・ブラック:ゲイリー・オールドマン|スネイプ:アラン・リックマン|ドローレス・アンブリッジ:イメルダ・スタウントン

シリーズ随一のおもしろさ!日頃から言っておりますように、主人公が苦しむほど映画は面白くなるのですね〜。
もう、ハリーが可哀想で可哀想で(涙)。←と言いつつ喜んでいるのがバレバレ(笑)。
両親(がいない寂しさ)はハリーの泣き所だったわけですが、それに加えて今作ではヴォルデモート卿がハリーの心に入って来て、彼のダークサイドを刺激するのです。自分もヴォルデモートみたいになるんじゃないかと苦悩するハリー。 何やら「指輪物語」や「スター・ウォーズ」のような。
ヴォルデモートとハリーの絆とは、どんな絆なのでしょう?ヴォルデモートが、“Harry you're my son.”と言い出しそうで怖い(笑)。

それ以外の今作の面白さは、ヴォルデモートという強敵もさることながら、彼の復活を信じない魔法省のお偉方の権力を笠に着た裁判や、新聞記事に影響されてハリーを嘘つきとみなす学友など(味方じゃない人)がキッチリ描かれていたこと。(これによってハリーの孤立が際立つのでした。)
ピンクの魔女アンブリッジの手ごわさ、ダンブルドア校長の知恵と度量、つらい過去から形成されたらしきことがわかるスネイプ先生の微妙に捻くれた性格、双子の兄ちゃんのいたずらぶり、新登場の学友ルーナの綿菓子っぽい癒し系の魅力など、数多いキャラクターがそれぞれ持ち味を発揮していたこと。
神秘部でのスペクタクル。
おとなしく我慢強かったハリーの成長。防御術を仲間に教えるなんてねぇ。「仲間を信じて頼ること」ができてよかったよ。あわせてラドクリフの演技の成長も(拍手)。
そして、ロンとハーマイオニーだけじゃなく、ハリーの周りに愛と友情が横溢していたのがよかったです。

それにしても「ハリポタ」シリーズ5作を全部観ているのは我ながら驚きです。毎回、観たい理由が異なるのですが、今作は予告編のゲイリー・オールドマンがカッコよくて、彼を観に行ったようなものなんです。ところが・・・・・。

●ネタバレ感想


がーん!!!!
私もハリーと同様に大ショックでしたよ。
シリウス・ブラック、そうきたかーーー!(涙)
予告編だけじゃなく本編でもカッコいいし(ウインク、しすぎってば(笑))、ハリーにとぉーっても優しいし、「早く二人で暮らしなよ」と思っていたのに。
この調子で最終巻でも主要人物を二人殺しちゃったわけね、J・K・ローリングさんは。(一人はヴォルデモートだろうけど、もう一人は誰でしょう?「スター・ウォーズ」踏襲ならダンブルドアかな?)
次回もデヴィッド・イェーツ監督だそうで、最終巻「死の秘宝」の前の「謎のプリンス」が楽しみです。
TOHOシネマズ高知4 2007/7/23
 
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