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■かるかん>海でのはなし。|ファンタスティック・フォー 銀河の危機
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海でのはなし。
俳優に救われた

う〜ん、私もほしいですねぇ、博士(西島秀俊)が。そう思われた方は、他にもいらっしゃるのでは。一人に一人ずつ博士をください〜(はぁと)。
楓(宮崎あおい)と博士、博士と女友達(菊地凛子)の遣り取りは、なかなかおもしろかったです。博士が女友達に嘘で抱きしめてくれと言って、抱きしめられてから言うセリフ(俺は正しい)と女友達の表情、最高に面白かったなぁ。菊地凛子、芝居ができますね。『バベル』とは別人でビックリしました。
他にもタイトルバックが揺らいだり、小さな魅力のある作品でした。

う〜ん、しかし、自分が愛人の子であるとわかって、あれほどショックを受けるとは、楓は若いです。自分が父親の浮気や浮気相手やその子どもを許せないから、ひるがえって愛人の子である自分自身を許せないというのは道理ですが、私はまったく感情移入できず、もっと別の(普遍性のある)ことで悩んでくれたらよかったのにと思いました。

また、せっかくのスピッツの音楽が、BGMのように使われていて残念でした。大宮エリー監督には悪いけど、私には映像と音楽が邪魔をし合っているようにも感じられました。
眠っている博士の耳からイヤホンを取って、楓が自分の耳につけCDをオンにすると「ロビンソン」(だっけ?)が聞こえる。音楽が聞こえるのは、そこだけに限定してもよかったと思います。

更に、後半の時間経過や場所移動がわかりにくかったです。海で夜明かしして、博士は実家に帰り、研究室で荒れて眠って、そこへなぜか楓がやってきて、また海に戻るって?
博士は徒歩通勤かと思えば、車に乗って海に行ってるし。レンタカー???
大宮監督、映画作家としての伸びしろは、まだまだありそうですね。

●おまけ(お茶屋が見たかった結末)
楓は、今まで優しく頼れる年上の人と思っていた博士の弱い一面を知る。→博士に抱きしめてほしいと思っていた楓が、博士を抱きしめたいと思う。→海で博士を抱きしめる。→博士も楓を抱きしめ返す。→博士のセリフ。「作用と反作用だべ」→楓の笑顔のアップ。→おしまい。
う〜ん、「だべ」はないか(^_^;。だけど、博士が楓と、お互いの手のひらを合わせながら「作用・反作用」の講釈をする場面が伏線になっていて、いい結末だと思うなぁ(自画自賛)。

graffiti、とさりゅう・ピクチャーズ 蛸蔵 2007/9/23
 
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ファンタスティック・フォー:銀河の危機
話せばわかる

わーい、このシリーズ、どんどん続いてほしいですー!もう、4人のキャラクターの勝利ですね。基本の性格は変わらなくても、それぞれ前作より成長しているなぁ。ちょっとカッコよすぎ〜(笑)。リード(ヨアン・グリフィズ)は科学オタクはそのままに、ちょっとしっかりしてリーダーシップが取れるようになっているし、スー(ジェシカ・アルバ)はあんまり変わらないけど、人(?)を見る目が冴えてたし、ジョニー(クリス・エヴァンズ)はやんちゃなところはそのままに少しは仲間のことを考えるようになっているし、ベン(マイケル・チクリス)は変身した自分を受け入れて恋人と安定した関係を築けているし。
それにシルバーサーファー(声:ローレンス・フィッシュバーン、動き:ダグ・ジョーンズ)が、カッチョイー!(はぁと)憂いのある表情がたまりませんわ〜。ロダンの彫刻が動いているみたいで綺麗だし。なんでサーフボードかは、よくわかりませんが(笑)。

世界を股にかけた戦いでスケールアップ。コメディ度も上々。4人の仲の良さも好ましく、有名人であるがゆえの悩みがあったり、生け捕り作戦に徹しようとする戦いぶりもよかったです。
そして、これからもリードには、科学オタクで軟弱でスーのお尻に敷かれる男であり続けてほしいです〜(笑)。

TOHOシネマズ高知9 2007/9/23
 
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