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■かるかん>スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師|母べえ |
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 バートン監督本性現す |
「この恨みはらさでおくべきか」という人間のダークサイドを、お茶目に、かつ、美しい映像で描いて、ティム・バートン監督の真骨頂と言いたいところですが、スウィーニー・トッド(ジョニー・デップ)の復讐に凝り固まった狂人ぶりにも、かなわぬ恋に切なさいっぱいのミス・ラベット(ヘレナ・ボナム・カーター)のいじらしさにも共感を覚えず、また、涙を誘うような悲劇的結末にさえも、退屈はしなかったけれど特に感慨はないというバートンファンにあるまじき感想を持ってしまいました(残念)。
スウィーニー・トッドは、本来は可哀想な身の上ながら復讐心に凝り固まったがゆえに狂人の域に達してしまったキャラクターですから、この作品は『バットマン』のジョーカーやペンギンマンを主人公にしたも同然だと思います。 TOHOシネマズ高知9 2008/1/26 |
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母べえ 怒ってたのね |
1940年2月から1942年の正月までの野上家を主な舞台に、一家の生活の細部まで淡々と描き、全く退屈させません。そして、最後に「がつん」と来ます。山田洋二監督、すごいなぁ。 日中戦争の頃と太平洋戦争の頃とでは、生活の状況が異なっていたのですね。服装などが全く違うので、人々の生活がどんどん苦しくなった様子が目に見えてわかりました。類型的な人物が登場しないことや、鬼畜米英と言われていた時代に野上家の郵便受けに「NOGAMI」と表示があることなど(「ローマ字はいいの?」と意外)、他にも色々細部まで描きこまれていて、私も戦中派を名乗れるかも・・・というくらい情報量が多いのにさらりと軽いのです。
登場人物では、山ちゃん(浅野忠信)が、よかったなあ!まじめで誠実。やや、周りが見えない一直線なところがあるけれど、順応性があって純粋だけど無垢ではなく、状況によっては嘘もつきます。浅野忠信、大変身って感じ(笑)。 ●ネタバレ感想
母べえの最期の言葉。「がつん」と来ますね。 TOHOシネマズ高知6 2008/1/27 |
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