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■かるかん>インクレディブル・ハルク|カンフー・パンダ|崖の上のポニョ |
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インクレディブル・ハルク 緑の血液よ、永遠に |
心拍数200を超えるとハルクとなって、自らを制御できぬまま怒り狂い破壊し、愛する人をも傷つけてしまう。そして、ハルクを増産して人間兵器としたいアメリカ軍にはとことん追われる。ブラジルに潜み、恋人の写真を傍らに緑の血を治療する方法を模索するブルース・バナー(エドワード・ノートン)が可哀想で可哀想で(涙)。やつれて陰りのある表情が痛々しく、しっかり鍛えられた身体が妙においしく(笑)、軍に見つかり逃亡するアクションも手に汗握らされ、エリザベス・ロス(リブ・タイラー)は可愛く、ブロンスキー(ティム・ロス)は怪しく、ロス将軍(ウィリアム・ハート)は深みのある悪役で、登場人物の心模様が丹念に描かれているため泣きそうになりながら「これは傑作だ!」と見ている間も心中叫んでいたのでありますが、やってしまいました。ラスト30分の腰砕け。残念でなりません。 ●ネタバレ感想
どうやらブロンスキーとハルクの対決がこの映画の売り物なんですね。それなら、ブルースが血液を中和する前にブロンスキーを暴れさせたらよかったのに。待ち望んだ血液の治療を取るか、ハルクとなって街を救うためブロンスキーと戦うかという葛藤の場面を入れるのです。で、辛うじてブロンスキーに勝ったものの、治療のための血清は戦いに紛れおじゃんになっていたということにすれば続編も作れるわけです。
面白かったのはパンツ。前作の公開時には、ハルクになったとき(巨大化のゆえ)洋服は破れて裸なのにパンツだけはいているのは変だと話題になりました。 TOHOシネマズ高知2 2008/8/1 |
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カンフー・パンダ 信じることは一つのパワーだ! |
面白かったですー!起承転結、ハッキリくっきり。楽しかったし、シーフー老師とタイ・ランの親子(師弟)関係の問題なんかも描かれていてよかったです(オビ・ワンとダースベーダーを思い出しました)。景色も中国らしいし、カンフーも細かい動きまでアニメ化していたように思います。 TOHOシネマズ高知4 2008/8/1 |
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崖の上のポニョ 子供信奉者による子供のための映画 |
うん。面白かったですよ〜。一点の曇りもない作品です。
「海水魚のはずのポニョを淡水に漬けて大丈夫ってどういうこと?」とツッコミを入れるような子供は、もうこの映画の対象ではないでしょう。うちの甥が園児だった頃、「大きくなったら何になりたい?」とたずねると「メロン!」と答えていました。そんなことから考えると、小さな子供には海水魚と淡水魚の区別なんて無問題。さらに言えば、生物の種や性別なども無問題。宗介が人に対すると同じレベルで魚を好きになってもOKだし、元魚の女の子を好きになってもイイ。同性の男の子を好きになってもいいはずです。これを自由と言わずして何と言いましょう。
この映画の趣旨からすると、ポニョは男の子でもよかった(あるいは宗介が女の子でもよかった)はずですが、なぜ、女の子か。それは宮崎監督が女性が好きだからなんですね〜。 それにしても「走る」というのは、とても映画に適していますね。うねりのある海を、波頭を渡りながら大好きな宗介を追いかけて走るポニョにはワクワクしました。音楽も「ワルキューレの騎行」もどきで盛り上がるし(笑)。ポニョは元の名前をブリュンヒルデといったので、「ニーベルングの指輪」の話にどこか絡めてあるのかもしれませんね。 TOHOシネマズ高知9 2008/8/1 |
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