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■かるかん>ベンジャミン・バトン 数奇な人生|マンマ・ミーア!
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生
人間みな死ぬ
監督:デヴィッド・フィンチャー/アメリカ/2008年/167分

もし、時計が逆さに回り、死者が生き返ったとしても、その人はまた死ぬ。雷に7回も撃たれ(奇跡が7回も起こり)生きていたとしても、やはり最終的には死ぬ。そのことを、あるときはコミカルに、またあるときは切なく描いた作品で、長尺にもかかわらず退屈しなかったけれど、圧倒されるようなパワーは感じられず。そこそこの作品だと思った。

ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)は、生まれたときから長く生きられないと言われていた。本人もそれを耳にしてしまい、また、老人ホームで育ったこともあって、彼は死となじみ深い人生を歩んだ。いずれは死ぬとわかっているためか、ものごとにあまり執着することがなく、成り行きに逆らわず、どちらかというと受け身だ。感情を露わにしないので(ブラピがキアヌ・リーブス化したと思った。)、感情移入しにくい人物だった。
一方、デイジー(ケイト・ブランシェット)は、ケイトの名演技によって心の襞が手に取るようにわかった。少年のベンジャミンと再会したときの、彼女の胸の内を思うと泣けた。
若き日の二人のすれ違いも面白かったし、精神的にある程度こなれてきて肉体の鮮度が保たれている時期(三十路)を私は人生の黄金期じゃなかろーかと思っているが、この時期に二人の蜜月が重なるのも面白かった。

取り外された逆さ時計に向かってハリケーン・カトリーナを思わせる洪水が押しよせるシーンは、どんなに抗っても避けられないものがあるということだろうか。
製作会社のロゴマーク(無数のボタンに変化する)が映されたとき、「ベンジャミン・ボタンじゃん!」とツッコミを入れたのは、私一人ではないだろな(笑)。

TOHOシネマズ高知6 2009/2/11
 
[うえ↑]
   
マンマ・ミーア!
おばさん、万歳!
監督:フィリダ・ロイド/イギリス、アメリカ/2008年/108分

文句なく面白い!あまりに楽しすぎて、映画が終わって帰るとき急に寂しくなってしまう。←文句を言うならこれ!(笑)
予防策としては二人以上で観に行くこと。出来れば女三人で(笑)。
ギリシャが舞台とのことで陽射しが強いという設定。強烈な照明に熟年女優(メリル・ストリープ、ジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキー)のシワも吹き飛ぶ(笑)。70年代三羽烏(ピアース・ブロスナン、ステラン・スカルスガルド、コリン・ファース)よりも小雀三人娘よりも、圧倒的なおばさんパワーだ。「ダンシング・クイーン」でおばさんはいつでも17歳。村中みんなで17歳!えらやっちゃ、えらやっちゃ。・・・・ってつい日本ぽくなってしまう(^_^;。
それにしてもアバの曲っていいねぇ!

TOHOシネマズ高知3 2009/2/11
 
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