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■かるかん>不灯港 |
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不灯港 男のロマン |
監督:内藤隆嗣/日本/2009年/101分 |
無声映画みたい。カウリスマキ作品のような匂いがする。間の取り方や、ぎこちない台詞回しがそこはかとない可笑しさを醸し出していた。台詞に頼らずジェスチャーや映像で見せる作りは映画の原点でもあり、港の灯りが一つ残らず消えることで失恋した主人公の心象を表現するなど映画としてこなれていると思う。さすが、PFFスカラシップ作品、レベルが高い。
万造(小手伸也)の恋愛観は、男たるものかくあるべし(こういう男こそ女にモテる)という切ない(?)男心から成り立っていて、それをかたくなに追求するので彼とつきあうのは非常に窮屈そうだ。美津子(宮本裕子)は万造に世話になっていることもあって彼に旨く合わせていたが、好きでもない男性に合わせて疲れを見せないのには感心する。
ラストシーン、食卓に載った焼き魚から髪飾り(?)が出てきたことについてどう解釈するか、先に観たヤマちゃんに宿題を出されたので、ここでお答え申し上げ候。 とさりゅう・ピクチャーズ 自由民権記念館 2010/1/15 |
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