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■かるかん>かいじゅうたちのいるところ|今度は愛妻家
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かいじゅうたちのいるところ
遠吠え
監督:スパイク・ジョーンズ/アメリカ/2009年/101分

子どもの孤独と叫びが繊細に描かれていて、大変見応えがあった。かなり好き(^_^)。
一人遊びをするマックス(マックス・レコーズ)。姉は思春期真っ只中で弟の相手より友だち優先。母(キャサリン・キーナー)は仕事に忙しく疲れて帰宅。たまに早く帰ってきても男友達を連れてくる。もちろん、二人ともマックスを愛しているが、彼が相手をしてほしいとき、抱き締めてほしいときに、欲求がすべて叶えられるのはまれだ。そんなとき、マックスはどうしていいかわからない、寂しさに耐えることにもまだ未熟。暴れて泣いて走って叫ぶ。そういう子どもの野生を、作り手は優しく包み込むように描いている。

驚いたのはぬいぐるみの表情が豊かなこと。俳優の表情に引き込まれて感動するのと同様に、思わず落涙のシーンがあった。『ネバーエンディング・ストーリー』のファルコンから四半世紀あまり経ったのだなぁと技術の進歩に思いを馳せる。といっても、どうやってあのような表情を作っているのか見当もつかない(笑)。
CMでしか観たことがなかった加藤清史郎くんの声演技にも驚いた。う〜ん、これは確かに名子役だ。高橋克実(キャロル:寂しき野生児)、永作博美(KW:美声の母性)の怪獣もとてもよかった。

●ネタバレ感想

離れ島の怪獣キャロルもまた、マックスにそっくりなさびしんぼうだ。マックスがキャロルのことを理解したとき、キャロルにはママがいないことに気づく。
ラストシーンは、うたた寝する母の寝顔を見つめる少年。愛されていることを知って愛するようになるのだなぁとしみじみした。

吹き替え版 TOHOシネマズ高知1 2010/1/16
 
[うえ↑]
   
今度は愛妻家
前半笑って、後半泣く泣く
監督:行定勲/日本/2009年/131分

職場で30代、40代(お茶屋)、50代の独身男女が別々に観て、それぞれに好評だった。でも、誰も「結婚したくなった」とは言わなかった。なぜ?(笑)

まず第一に豊川悦司、薬師丸ひろ子が良かった!俊介・さくらの夫婦漫才(^Q^)。俊介のやんちゃ坊主の色気(?)もよかったし、さくらの可憐さや包容力(鍛錬された精神みたいなもの)もよかった。
第二にストーリーが面白かった!ただし、真相がわかってから後は、誠(濱田岳)、蘭子(水川あさみ)の夫婦誕生物語という余分に見えるエピソードや学芸会風心情吐露合戦など、ややだれるところがあった。
第三に石橋蓮司の文ちゃんが、嵌っていてビックリした。モヘアのベレー帽〜。似合ってないのに似合う(笑)。

●ネタバレ感想

そして、問題は、さくらが○○なのか、△なのかだ。○○か△か観る人によって受け止め方が異なると思うが、○○なら(理論上は)さくらは離婚するつもりはなかったということになる。△だったとすると、それは俊介の願望にすぎないから、本当に離婚するつもりだった可能性がある。しかし、私は△だったとしても、ホテルに置き忘れた結婚指輪を取りに引き返すくらいだから、さくらに離婚するつもりはなかったと思う。それとも60万円もする指輪なら離婚するにしても取りに引き返すということだろうか???う〜ん、妙なところで悩んでしまうのであった。

TOHOシネマズ高知2 2010/1/17
 
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