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■かるかん>グリーン・ゾーン|ハート・ロッカー |
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グリーン・ゾーン 愛国映画 |
監督:ポール・グリーングラス/フランス、アメリカ、スペイン、イギリス/2010年/114分 |
画面は動くし、うるさい戦闘シーンは多いし、ほとんど寝てしまった(^_^;。でも、ほんの少ししか観てないのに感動したのだった。 TOHOシネマズ高知2 2010/5/15 |
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ハート・ロッカー 直訳は疵物入れ |
THE HURT LOCKER 監督:キャスリン・ビグロー/アメリカ/2008年/131分 |
スリルとサスペンスは一級品だと思う。それは手に汗握る爆弾処理の仕事に密着しているからというだけではない。何百メートルも彼方の見えない敵と対峙する主人公たちに、ジリジリするような緊張感を持続させられるのだから、戦場自体がスリルとサスペンスだらけなのだろう。しかも、このシーンは、しっくりいってなかったブラボー中隊の三人の関係が転換するシーンでもあって芸が細かい。チームプレーを無視するかのような勝手さが目立っていたジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が、サンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)にはジュースを先に飲ます気遣いを見せ、エルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)には自信を持たせる言葉を掛けるのだ。
戦場回帰的な心理を持った登場人物として思い浮かぶのは、『ジャーヘッド』で戦場にいる感覚が抜けきらなかった復員兵、『父親たちの星条旗』で軍隊にしか生き甲斐を見いだせなかったインディアン青年、『ディア・ハンター』で戦後ロシアンルーレットに復帰していたニックなど。彼らの心の傷が痛ましいがゆえ(壊された心ゆえ)に戦場(戦争)から離れられないことに納得がいく。 それにしても『グリーン・ゾーン』といい、『ハート・ロッカー』といい、無線付きヘルメットで交信していて「へぇ〜」という感じだった。戦争映画というと野営のイメージだったのが、毎日基地からご出勤だし、戦争のイメージが変わる。私たち戦争に反対し平和を望む者は、兵器や軍事についてもっと知るべきだと思う。知らないと変に想像して無用の恐怖を持ってしまい、その恐怖ゆえに変に攻撃的になるからだ。映画に出てくる武器や兵器の情報だけでは不十分だけど、今後もチェック項目としておこう。 今回最大のチェックポイントは、砂漠にベルベット・ボイスのレイフ・ファインズだ。登場の仕方からしてマニア(?)心をくすぐる。頭ぐるぐる巻で、誰だかわからんじゃーん(笑)。腕やら顔やら、ものすごい日焼け(メイク)で目だけが青く、気に入った!そして、あっけない最期(^o^)。『ストレンジ・デイズ』でファインズを主役に起用し、女性(アンジェラ・バセットだっけ?)に彼を守らせたたキャスリン・ビグロー監督、ファインズ様の取り扱い方を心得ていらっしゃいますねぇ! TOHOシネマズ高知4 2010/5/15 |
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