ロゴ
・映画情報→ ・上映中&予定 ・カレンダー ・グループ ・ピックアップ
・趣   味→ ・くりからもんもん ・鬼の対談 ・ベスト・キャラ ・かるかん
space
■かるかん>Mr.インクレディブル|父と暮せば
[←もどる] [すすむ→]



   
 
Mr.インクレディブル
あ〜かいマント、ひ〜らひら
THE INCREDIBLES
監督、脚本:ブラッド・バード(2004年/アメリカ/2時間)
Mr.インクレディブル|イラスティガール|ヴァイオレット|ダッシュ|ジャック・ジャック|シンドローム|エドナ|ブロゾン

文句なくおもしろい!一番おもしろかったのは、スーパーヒーローも普通の人で、15年も経てば、すっかり中年。体形が変わっているのに親しみを感じました。
体形のみならず、家族に対する思いとか、職場での不満とか、子育てたいへんね〜とか、まるっきり普通なのがよかったですね。
それと、走るのって最高ー!ただ速く走るのを映像で見せてもらうだけで、ワクワクしましたー!
ただし、ディズニー映画にしては、どっかんどっかんと火薬が多量に使用されており(と言ってもアニメですが)、悪人とはいえ結構人が軽々しく死ぬので、こんなの子どもに見せていいのか!?という疑問はわきました。
(元イラスティガールの色っぽさは、子どもにもOKよ(笑)。)

●ネタバレ感想
なんと言ってもマントでしょう!
伏線が目立ちすぎて、シンドロームの最期が早くから読めてしまいましたが、ヒーローといえば、アメリカでもマントなんだー!と嬉しくなりました。私も子どもの頃、毛布をマントにして遊んだもんねー。
エドナには、ぜひ、リスクの少ないマントを開発してほしいものです。

高知松竹ピカデリー2 2004/12/10


  [うえ↑]
space    
 
父と暮せば
娘の恋の応援団長の正体は!?

監督:黒木和雄|原作:井上ひさし|脚本:黒木和雄、池田眞也(2004年/日本/100分)
美津江:宮沢りえ|竹造:原田芳雄|木下:浅野忠信

いや〜、素晴らしい!感動しました。
宮沢りえちゃん、いいですねー。彼女の存在自体に観客の目を引きつける力があるうえに、演技力が備わって鬼に金棒、白百合に朝露。たおやかな中に「自分は決して幸せになってはいけない」という決心の強さ(イコール心の傷の深さ)を感じさせます。

原田芳雄もいいですね〜。この人の存在は、広島の方言で遣り取りされるセリフとともに、ユーモラスで温もりがありました。彼のおかげで明るく伸びやかな感じがして、この作品が楽しいものとなっています。なにせ、娘の恋の応援団長ですからね〜。「幸せになってはいけない」などという娘をなんとかせにゃぁならんのです。

●ネタバレ感想
この映画の主題は、「自分だけ生き残って、亡くなった人に申し訳ない」という悲痛な叫びと「こんなむごい別れが、二度とあってはいけない。それを伝えるために生き残ったのだ」というセリフに集約されると思います。

それと私の得意の分野である「死者と生者をつなぐ映画」でもあります。
せっかく生き残ったのに、生きる屍のような人生を歩もうとしている娘を、なんとか幸せにしたいと幽霊になってやってきた父親。親の愛情が身にしみます。
だけど、ひょっとしたら、この父親は、幽霊じゃないかもしれません。娘の葛藤の一方が父親となって現れたのかもしれないと、ふと思いました。娘自身が、父親ならなんと言うだろうと一生懸命考えた末に現れたとも考えられます。
更には、原作者の井上ひさしが、心に深い傷を受けた被爆者の方々に、伝えたいことを伝えるため作ったキャラクターかもしれません。

死者と生者をつなぐ映画もお読みいただければ幸いです。

あたご劇場 2004/12/11


  [うえ↑]
ホームサイトマップサイト内検索リンク自由|byお茶屋(連絡先)