怖いですね〜、恐ろしいですね〜。 何がって、組織の歯車としてあたり前に働いてきたことが、 罪に問われるのって怖くありません？ 悪いことと自覚がないまま働くのも怖いし、 悪いことと自覚があって惰性で働くのも怖いです。
実際、上司の命令がよくないことだと思っても、 少々のことなら誰に影響があるわけじゃなしと正当化してみたり、 あるいは誰かに影響がある大変悪い命令でも、内部告発者となる勇気がなく結局従ったり。
また、組織の中で責任者ではない者が、上司の命令に従ったとしてもそれは自分の職務を 果たしただけだから、個人の責任まで問われないだろうという甘い考え方もあります。
「私は命令に従い、任務を果たした。」というアイヒマンは、 組織の中ではごく真面目な人だったんでしょうね。 でも、彼の仕事はユダヤ人を強制収容所に送り込むことだったのでイスラエルで裁かれました。
裁判物はフィクションでもノンフィクションでも見応えがあります。 アイヒマン裁判、傍聴してみようかな？

３話からなるオムニバス・ムービー。３話目がおもしろそう。 サッカークラブのフーリガンのリーダーが、ドラッグでトリップ中に雷が落ち、ちょうどその時生まれた赤ん坊と心が入れ替わるというお話。
『トレインスポッティング』の原作者の原作＆脚本からなる、ＵＫ若者族生態系ムービー。 妊婦さんとスキンヘッドの男性は、１０００円でご優待だそうです。

オスカー・ワイルド原作、豪華キャストのラブコメディです。
「 "理想の夫" をめぐって、淑女と悪女と賢女が誘って騙して脅かして。」との宣伝文句。 予告編を見た感じでは淑女をケイト・ブランシェット、悪女をジュリアン・ムーア、賢女を ミニー・ドライヴァーが演じ、理想の夫は一応ジェレミー・ノーザムの役回りのようです。 ルパート・エヴェレットは親友ジェレミー・ノーザムの夫婦仲が壊れぬよう、 一肌も二肌も脱ぐ友達思いの独身貴族役。楽しみですね〜（^o^）。

予告編を見て驚きました！！！ あのハミングおじさん、グレン・グールドが若い！可愛い！かよわそう〜！
私が初めてグールドを知ったのは、ベートーベンのソナタだと思いますが、 深夜、灯りをつけず聴いていたら、どこからともなくうなり声が・・・・。 「ぶ、無気味や〜。怨念テープや〜。」と思い、テープを録音してくれた友達に言うと、 「それはグールドのハミング。彼はハミングしながらピアノを弾く。」 と教えてくれてほっとしました。 また、グールドはたいへん繊細な人で、コンサートのステージで演奏する プレッシャーに耐えられず（？）、ある時からスタジオだけでしか演奏活動をしなくなった ということも教えてもらいました。
予告編では音があまりよくなかったのですが、音はＣＤがあることだし、 ここは若きグールドの美しさを堪能したいと思います。

「息子夫婦との同居がかなわず、一人暮しをするアーシー。 お手伝いのシャンがやって来たが、やることなすこと気に入らない。 ある晩、亡夫の夢を見たアーシーは、誘われるように、シャンを連れて旅に出た。 ガジュマルの大木がある故郷へと・・・・。」 というお話。
アーシーはかなり気が強くて偏屈なおばあちゃんだそうで、 それは大変よい設定だと思います。そうこなくちゃ、面白くないくらいでして・・・。
中国の映画賞を総なめにした作品だそうです。