ハピネス
11月8日(水)14:10/16:45/19:20
高知県立美術館ホール
主催:
MOVIE JUNKY
20世紀最強で最高な「不幸」の博覧会と売り文句にあるように、数人の登場人物が
それぞれに様々な不幸をしょっており、それが奇天烈でおかしいやら悲しいやら(?)。
登場人物の誰かに自己投影できるんでしょうかねぇ?
主題曲の「ハピネス」は、R.E.Mのマイケル・スタイプとレイン・フェニックス
(リバーの妹)だそうです。
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太陽は、ぼくの瞳
11月8日(水)18:20/20:00
11月9日(木)18:20/20:00
11月10日(金)14:00/16:00/18:20/20:00
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
四国文映社
イラン映画といえば子供が主役の作品が多く、この作品も盲目の少年が主人公です。
とても自然がきれいな作品だそうです。
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くりくりのいた夏
11月13日(月)1:30/3:40/5:50/8:00
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
シネマLTG
1930年代のフランスの、とある沼のほとりに暮らすクリクリ一家と、彼らと交流する人々のお話。「笑いと涙の中に、繰り返し確かめたい至福の時が、この映画にはいっぱい、宝物のように詰まっているのです。」とのこと。
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ワンダー・ボーイズ
11月15日(水)18:04/20:00
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
シネマ・サンライズ
「ワンダー・ボーイ」とは人生の早いうちに大きな成功を手にした人のことだそうで。
マイケル・ダグラス演じる文学部教授は作家でもあり、前作で受賞しワンダー・ボーイと
言われ脚光を浴びていました。しかし、次の作品が書けない情けなさに加えて、風変わりな教え子
(トビー・マグワイア)に振り回されるはめになり・・・・というお話。
教授の担当編集者に(クスリから完全に足を洗えたのか、
ファンとしてはまだまだ心配の)ロバート・ダウニーJr.、
教授の不倫相手に(『ファーゴ』でアカデミー賞主演女優賞を受賞の)フランシス・マクドーマンド。
監督は『L.A.コンフィデンシャル』『激流』『ゆりかごを揺らす手』のカーティス・ハンソン。
ミステリアスな教え子が教授を振り回しサスペンスを盛り上げる、ちょっと怖い映画かと思っていたら、
チラシでは「人生に迷ったら、この映画で元気になってください。」とあったので、
期待の方向を軌道修正して観に行きます。
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高知県立美術館定期上映会
秋のテーマ「劇映画だけが映画じゃない!」
映画という体験「これが映画だ」
11月16日(木)11月18日(土)11月19日(日)
美術館ホール
主催:
高知県立美術館
高知県立美術館へ
11月16日(木)
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18:30
〜
19:57
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Made in U.S.A.
(ジャン=リュック・ゴダール監督/
仏=伊/1966年/35ミリ/カラー/87分)
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20:10
〜
21:47
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中国女
(ジャン=リュック・ゴダール監督
/仏/1967年/35ミリ/カラー/97分)
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11月18日(土)
11月19日(日)
(両日共)
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10:00
〜
11:09
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カメラを持った男
(ジガ・ヴェルトフ監督/ソ連/1929年
/16ミリ/白黒/サイレント/69分)
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11:20
〜
12:38
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DOG・STAR・MAN−完全版−
(スタン・ブラッケージ監督/米/1961〜
64年/16ミリ/カラー/サイレント/78分)
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14:00
〜
18:50
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ジャン=リュック・ゴダール 映画史(全8章)
途中20分間休憩有り
(ジャン=リュック・ゴダール監督/仏/
1988−1998/べーカムSP/カラー
/268分)
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チラシを見ると刺激的な映像にあふれていそうで大変そそられるものがあります。
だけど、ゴダールだからな〜。まさに「劇映画だけが映画じゃない!」という
秋の定期上映会のテーマにぴったりで、劇映画のような物語性を期待して行くと、
大いなる肩透かしを食ってしまうでしょう。
ただ、これまで私が観たゴダールのカラー作品は、どれも色彩に透明感があり、かつ、
色の組み合わせ(色彩設計)が斬新で、大変美しい映像でして、
喜怒哀楽に訴えるものはありませんが、感覚に訴えるものがあるのは確かです。
また、淀川長治さんをして
「ゴダールが映画を殺した」と言わしめた監督ですが、
映画に別の命を与えた監督でもあるわけでして、
好き嫌いを超えて一見の価値ありと思っています。
特に上映時間4時間30分という
『映画史』は、観る前からその長さに「うへぇ〜」
となってしまいますが、このような作家の尋常ならざる意気込みがうかがえる作品を
見逃しては後悔すると思われますし、こんなに長いのに、もし、たいしたことがなかったら
ゴダールと決別するにふさわしい作品じゃないかと、わたくしとしても意気込んでいます(笑)。
この上映会の他の監督については、何も知らないのですが、
『DOG・STAR・MAN』
は、DOG・STAR(キアヌ・リーブスがベースをやっているバンド)とは無関係
ということがチラシを読んでわかりました。
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サルサ!
11月18日(土)
11月19日(日)
11月20日(月)
松竹ピカデリー
主催:
松竹
美男俳優がお好みの方、フランスの若手バンサン・ルクールの登場です。予告編でもなかなかの美男子ぶりを発揮しておりました。クラシックのピアニストだった彼は、サルサ好きが高じで肌の色を黒く塗りキューバ人ダンサーに変身!肌の色が違うだけで精悍になるな〜。笑いあり恋愛ありの楽しい映画のようです。
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ルナ・パパ
11月22日(水)6:20
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
シネマLTG
この作品は、『少年、機関車に乗る』『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』で楽しませてくれたバフティヤル・フドイナザーロフ監督の作品です。女優を夢見る17歳の少女が、暗闇で俳優を名乗る男に誘惑され妊娠します。忽然と消えた男を父と兄とともに探す旅に出て・・・・というお話で、エミール・クストリツァ監督作品を薄めた感じといわれています。クストリツァ力技に対して、フドイナザーロフはもうちょっと繊細だからな〜。映画の中に風を感じさせてくれる監督さんだと思いますが、今回はどんな風が吹くのか楽しみです。
『白い花びら』と2本立て上映。
白い花びら
11月22日(水)8:15
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
シネマLTG
『ルナ・パパ』と2本立です。
アキ・カリウスマキが無声映画を撮りました!原作はフィンランドでは知らない人がいないという小説で、体に障害がある年老いた夫と若い妻、そして、カサノバのようなロシア人セールスマンの三角関係を描いた悲劇だそうです。いままでカウリスマキ監督は、悲劇的な厳しい現実の中で健気に生きつづける人々を描いてきました。また、観客の気が滅入るような映画ではなく、笑えて元気が出るような映画を撮りたいとも言っていました。
先にご覧になった人によると、『白い花びら』はまぎれもない悲劇だそうで、果たしてカウリスマキは宗旨替えしたのか、それとも観客を楽しませようとして失敗したのか、はたまた、けっこう笑えるところがあるのか、ファンとしては必ずや観て確かめたいと思っています。
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高知シネマフェスティバル2000
青春を憎め!
11月25日(土)〜26日(日)
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
高知自主上映フェスティバル実行委員会
11月25日(土)
| 11月26日(日)
|
10:00〜 |
Keiko |
10:00〜 |
股旅 |
12:10〜 |
日本の悪霊 |
11:50〜 |
肉弾 |
13:46〜 |
休憩 |
13:39〜 |
休憩 |
14:45〜 |
曾根崎心中 |
14:30〜 |
ガキ帝国 |
16:50〜 |
書を捨てよ町へ出よう |
16:25〜 |
ゲストトーク |
19:20〜 |
絞死刑 |
17:25〜 |
青春の殺人者 |
|
|
19:50〜 |
怪異談生きてゐる小平次 |
ジャーン!ついにシネフェス開催の11月となりました。
自主上映会場で配られるシネフェス通信も10月28日現在で13号を数え、
ポスターや番組表も出来上がり、わくわくしてきました。
ATG(日本アートシアターギルド)のロゴマークは、いいですよ〜。
シネフェス通信によるとATGは1961年に発足、
67年から制作し始め現在は制作していないとのこと。私が
映画を見始めた80年頃は、『逆噴射家族』『爆裂都市』(←ATGですよね?)
などを見ることができましたが、その後はあまり見られなくなりましたので、
ATG作品はそのほとんどが70年代に作られたということではないでしょうか。
そこで、作品の紹介はシネフェス通信や
シネフェス2000のホームページをご覧いただくことにして、ここでは
ATG映画が作られた70年代の私の体験を羅列することで、
映画の背景となった時代の空気をお若い方々にお伝えしたいと思います。
まず、
『絞死刑』(68)
『肉弾』(68)
が作られた頃は私は就学前か就学直後あたりで、
アポロ11号の月面着陸(69)をわざわざ起こされて
眠い目をこすりこすり見た記憶があります。この年は、
ビートルズが来日した年でもあり、
大学生のデモまっさかりではなかったでしょうか。
その後、
『日本の悪霊』(70)
『書を捨てよ町へ出よう』(71)
『股旅』(73)が作られた頃は、
3億円強盗事件(アンパンが30円で買えた時代、
小学生の間でも大ニュースでした。)があったり、
三島由紀夫の割腹自殺
(同年代の作家、島田雅彦は新聞でその写真を見たそうで
ショックが大きかったみたいですね。私は新聞なんか見ない平均的小学生だったので、見たという
同級生の話を聞いただけだったと思います。)や
浅間山荘事件(この時、風邪で学級閉鎖だったので、
テレビ中継をバッチリ見ました。)、
横井正一さんが見つかったり、
周恩来と
佐藤栄作田中角栄の似顔絵が
頬寄せ合って雑誌の表紙になっていました
(日中国交正常化)。
オイルショックもあったな〜。
田中角栄が
日本列島改造論
で全国に工業都市を作ると言っていましたが、四日市や水俣の公害が
問題になっていた時期でもあり日本中を公害にする気かと言われポシャリました。
(郷土の事件としては、繁藤の集中豪雨で70人以上の犠牲者が出たことが記憶に残っています。)
大島渚の『少年』で描かれた、
当たり屋が流行っていると先生から聴いたのもこの頃だし、
ピースマークやラッパズボンも流行ったし、
それより少し後、小学校高学年くらいになると
『タクシー・ドライバー』(76)のジョディ・フォスター
のような、ホットパンツに厚底靴という出で立ちを私もしておりました(^_^;。
襟も大きくとがっていたな〜。
『青春の殺人者』(76)
の前後には、
井上陽水の「傘がない」と
甲斐バンドの「裏切りの町角」
が給食の時間のBGMで(めちゃ暗〜(笑)。)、ルーズソックスなどもってのほか、ソクピタ
(ソックス、ぴったりからきた商品名でしょう。)という「のり」でソックスがずり落ちるのを
くいとめていました。VANとかアイビールックが流行ったのは、この頃だったと思います。
来るべき食糧難が叫ばれていて、紙を食べる練習をしていた友達もいました。
その後、私は
ベトナム戦争が終結したのも知りませんでしたが、
風見鶏の中曽根より「あ〜う〜」の
大平がましという友人や、
靖国神社の公式参拝がどうのこうのという友人、
ルパンやパタリロ、タブチくんを愛する同級生に囲まれていた頃に
『曾根崎心中』(78)や
『Keiko』(79)は作られていたのですね。
『ガキ帝国』(81)は昭和42年の大阪が舞台で、
『生きてゐる小平次』(82)は
時代劇ですが、それぞれ作られた80年代始めの雰囲気を反映しているのでしょうか?
その辺は私にはわかりませんが、『股旅』は時代劇だけど70年代の映画という感じがします。
私自身、70年代に思い入れがあるので、その頃作られた映画の特集ということでも
大変期待している上映会です。
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中央公民館開館50周年記念上映会
11月27日(月)〜28日(火)
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
高知市立中央公民館
マイ・ハート,マイ・ラブ |
クール・ドライ・プレイス |
11:45 |
13:55 |
15:40 |
18:00 |
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地上より何処かで
11月30日(木)13:25/15:35/17:45/19:55
県民文化ホール(グリーンホール )
主催:
高知映画鑑賞会
ナタリー・ポートマンとスーザン・サランドンの共演とくれば、もうスター映画として成り立つという感じです。しかも、派手で勝手きままに生きている母と、そういう母親を反目視する娘の愛と憎しみを描いたとなれば、安心して観られる定番の娯楽作と思います。
音楽はティム・バートン監督とのコンビがおなじみの、ダニー・エルフマン。手広くやってますね。
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