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公開終了

『リトル・ダンサー』
『リプリー』
『リング0 バースデイ』
『レッド・プラネット』
『ロミオ・マスト・ダイ』


『リトル・ダンサー』

イギリスの田舎町でバレエ・ダンサーに
なりたいと夢見る少年ビリー・エリオット。
隠れて習っていたのですが、
バレエは女がするもの、
男はボクシングと思っている父親にばれて、
少年の夢、あやうし!

まる

何ヶ月ぶりかにいっしょに観た友達が、
淡々とした描写にいたく感動し、
本年ベストワン宣言を発しました。
その後、『顔』を観ていたことを思い出し、
どちらをベストワンにするべきか
早くも悩んでおりましたが(笑)。
貧しい労働者階級の家のようすや、
ベタつかない人間関係を積み重ねて描いた末に、
息子のためにあの親父が・・・・(涙)、
と泣かせどころもあります。
しかし、私はあるシーンで妙に冷めてしまい、
以後冷めたままで終わってしまいました。
ほとんどの人は、おもしろいと思うんじゃないかしら。
自分が乗れなかったので歯切れが悪くて、ゴメン。

2001/05/06

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『リプリー』

ご存知『太陽がいっぱい』のリメイクであります。
淀川長治さんが『太陽がいっぱい』を同性愛映画
だと看破したのは有名な話ですが、
今回はより鮮明に描かれています。
主人公トム(マット・デイモン)は、ディッキー
(ジュード・ロウ)に憧れ、彼に受け入れてもら
えないばかりか残酷な仕打ちをうけ、
半ば偶発的に殺してしまいます。

まる
あまり心の奥深くまでは追求せず、表面的な描き方
ではありますが、同性愛と犯罪をからめて、
なかなか見応えがあります。
前半は、太陽のごとく輝き、奔放なゆえの残酷さも
魅力のディッキーにクラクラするトムをご覧あれ。
後半は、殺人犯であることがいつバレるかと、
トムといっしょにハラハラドキドキしてたもれ。
そして、『太陽がいっぱい』とは全く異なるラスト
シーンに水底まで沈む衝撃を
受けてくださいまし。プクプク。
2000

『リプリー』の深さ
ご覧になってからお読みください。
ちょっとネタをばらしています。

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『リング0 バースデイ』

山村貞子誕生物語。
異形のものが味わう疎外感。
かわいそうですね〜。
人々の異形のものに対する恐怖心が生む攻撃性。
恐いですね〜。
なかなか見応えがありました。
全国の山村貞子さん、
すっかり有名になってしまいましたね。
2000

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『レッド・プラネット』

人類は地球に住むことが難しくなり、
火星に移住できるかどうか探索隊を送り出す。
その隊長が『マトリックス』で一躍名をはせた
キャリー・アン・モス。
部下にテレンス・スタンプがいたのにビックリでした。

まる
前半があまりにも退屈でどうなることかと思ったら、
火星に着いてからは、酸素は無い、帰るすべも無い、
変な生き物や殺人ロボットに襲われる・・・・で、
やっぱ、登場人物が危険な目に遭うと
なんとか面白くなるものですね〜(笑)。
わたくしのお目当てのヴァル・キルマーは、
群像劇にしっかり埋没して(笑)、
『ヒート』で共演したトム・サイズモアとも
仲良よさそうで微笑ましく、
胸毛のサービスショットも程々でした(笑)。
それにしても荒唐無稽な『ミッション・トゥ・マーズ』と
比べても、まじめな(その分地味目の)SFでありました。

2001/01/20

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『ロミオ・マスト・ダイ』

中国系アメリカ人とアフリカ系アメリカ人組織が、
港湾区域の縄張り争いで対立している中、
恋人同士となった中国系男性とアフリカ系女性。
そういうと恋愛映画に聞えますが、
二人のロマンスは "ふりかけ" 程度で、端的(?)に言うと、
格闘技系アクション "大盛り一丁" という感じ。
アクションの切味鋭いジェット・リー主演。
まる
予告編が『マトリックス』みたいだったので、
SFかと思ったらさにあらず。上に書いたような
内容の映画でした。詐欺や〜!
んで、お話に緊張感が無い
(これからどうなるの???というところがない)ので、
実を言うと、爆睡してしまいました(すみません)。
それにしてもジェット・リーのアクションは、
目にも止らぬ速さ! ←特殊効果だと思うけれど。
カット割りを少なくして、通常のスピードで
見せてくれた方が、「おおーー!すごい。」
と思えたんじゃないかな〜。あれじゃ、作り物
めいて、生身の人間が格闘する迫力に欠けるような
気がしました。(それが狙いかもしれませんが。)
ジェット・リーはクール。
映像はクリアで、タイトルバックがきれい。
白人俳優はわずか数名という
めずらしい(?)映画でした。
2000

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