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黒猫・白猫 14:15/16:45/19:15 グリーンホール |
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地雷を踏んだらサヨウナラ 14:00/18:30 大心館(安田町) |
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地雷を踏んだらサヨウナラ 13:30/15:30/17:30/19:30 美術館ホール |
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白痴 13:45/16:25/19:05 美術館ホール |
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シュウシュウの季節 6:20/8:10 グリーンホール |
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カスケーダー 18:10/20:05グリーンホール |
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黒猫・白猫
3月3日(金)14:15/16:45/19:15
グリーンホール
主催:高知映画鑑賞会&MOVIE
JUNKY
ユーゴスラビアが民族紛争で崩壊する最中に作りあげた前作『アンダーグラウンド』の公開後、「お前、どっちの味方しとんのや。」とどちらの民族からもやりだまにあげられ、プッツンきたクストリッツァ監督は、「もう金輪際、映画は撮らん。」と宣言しておりました。
しかし、彼の情熱のはけ口はやはり映画なのでありましょう。ますますパワーアップして、今度は大爆笑の傑作コメディを世界に放ってくれました。
若者のラブストーリーと石油列車乗っ取り大作戦!?見てないので何がどうなるやらわかりませんが、濃い〜面々がパワフルに動き回り、観客がへとへとになるまで笑わせてくれるでしょう。
むむ、このチラシは "いける映画"
の匂いがするぞ!浅野忠信が迷彩服を着て二つのカメラを首に掛け、前髪ごしにこちらを見ている。タイトルのデザインは「地雷」と「を」の間隔をぐっと空けていて、なぜそうしたのかわからないところが面白い。くすんだ緑の色調が柔らかくもクリアで、美しいチラシです。
その浅野が演じるのは、「うまく撮れたら、東京まで持って帰ります。もし、地雷を踏んだらサヨウナラ!」と書き残し、戦火のカンボジアをくぐりぬけ、解放軍の聖域アンコールワットをめざす実在のカメラマン一ノ瀬泰造。いつもは爬虫類のように低体温な浅野ですが、今作では自分の誕生日に亡くなった人物を演じるということで(?)、かなり熱いそうです。
監督は『SAWADA』の五十嵐匠。ピューリツア賞を受賞した戦場カメラマン沢田教一のドキュメンタリーは、やはりクリアな映像で緑が印象に残っています。
今回は主要シーンのすべてをインドシナ半島で撮影。「動乱の時代の熱気をスクリーンに完全に再現している。」そうで、日本語のパートは全体の1%とか。日本を飛び出した日本映画。楽しみです。
白痴
3月23日(木)13:45/16:25/19:05 美術館ホール
主催:MOVIE
JUNKY
映像が素晴らしい!予告編を見て圧倒されました。これは一見の価値あり、3月の一押しです。
お話は坂口安吾の原作らしいのですが、私は読んだことがないのでわかりません。既に観た人が、『ファイトクラブ』と同様のテーマで、もっと面白いと言っていましたので、文明がすすんで虚無的に生きる主人公に愛する女性ができて虚無から脱するお話でしょうか?
監督は映像作家としてずいぶん前から一目置かれていた手塚眞。手塚治虫は映画が大好きでキネ旬に連載していたこともありましたので、息子の活躍を喜んでいることでしょう。
主演は浅野忠信。メジャー映画では役所広司がひっぱりだこで演技賞総なめですが、インディペンデント映画で役所広司に匹敵するのが彼。しかも、若干20代ですから先が楽しみです。最近では『御法度』にも出演していました。
シュウシュウの季節
3月29日(水)6:20/8:10 グリーンホール
主催:シネマLTG
涙の感動が約束された一本です。
『ラストエンペラー』で中国最後の皇帝の妻を演じたジョアン・チェンの初監督作品。中国政府から撮影の許可が下りないまま、いつ当局にフィルムを没収されるか心配しながら、奥地での撮影を敢行し完成させたそうです。
文化大革命末期、少年少女に労働を学ばせようと辺境の地に送る下放政策により、シュウシュウは地方に送られ、チベットの男ラオジンから放牧を教わることになり……。
文化大革命が終焉を迎えているとも知らず、革命の理想に燃えていた少女の挫折と成長を、ラオジンの恋心ともあわせて淡々と描いた作品ではないでしょうか。
カスケーダー
3月30日(木)18:10/20:05 グリーンホール
主催: MOVIE
JUNKY
近頃、ドイツ映画は生きがいい。『バンディッツ』『ラン・ローラ・ラン』ときて、お次はスタント魂見せまっせ!
スタントといえば、われらがジャッキー・チェンが即思い浮かぶくらい、彼は難易度の高い危険極まりないスタントを自らこなしておりますが、普通はスタント専門の俳優がおりまして、スター俳優になり代わりいろんなアクションをこなしているわけです。
しかし、コンピューター画像の発達により、スタントマンどころかスター俳優までコンピューターで演技させることが出来るご時勢となり、スタントマンは職場を失う恐れができてきました(?)。そういう危機感のせいでしょうか(?)、スタントマン出身の監督によるスタント賛歌ともいうべき、アクションのつるべうち映画が誕生したのであります。
活動大写真と呼ばれた昔から、アクションと映画の相性は抜群です。映画の原点ともいうべき、スタントアクションは見逃せまいぞ!