2025覚書(マイ・ベストテン)

2025年は、日本映画10本、外国映画8本をスクリーンで観ました。かるかん率は55%でした。「好き」を基準に選ぶマイ・ベストテンは、『ロボット・ドリームズ』『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』『パディントン 消えた黄金郷の秘密』『ベロニカとの記憶』と動画配信で観た『花まんま』です。
あえて順位をつけるとすれば、第1位は『花まんま』、後は皆、第2位です。

『花まんま』は、両親を早くに亡くした兄妹もの。それにプラスして妹に他人の魂が同居してしまい、その人の遺族との交流も描かれています。遺された者の心情が染みてくる作品になっていました。大阪の下町の人情もよろしく、兄妹の亡くなった両親が登場するたびに笑える演出が施されており、もちろん妹の結婚式はぼろ泣きです。こういう作品が年に数本はあってほしいと思います。

見逃し残念なのが『ワン・バトル・アフター・アナザー』『ひゃくえむ』。うん十年前に見逃して、やっとキネマMで見れてうれしかったのが『落下の王国』。
ベスト・キャラクターは不在でしたが、『花まんま』でオール阪神・巨人がそれぞれ良い味を出していて、芸人の起用の王道だと思いました。

八月や御霊の声に耳澄ます

身近に戦争の話をしてくれる人が、いよいよ少なくなった。そういうときこそ映画がある。
というわけで、映画の伝道師、町山智浩さんが、5本の映画をおすすめしてくれた。
映画は本を読むより楽ちん。不精者の私には最も適した勉強法だから、忘れないようメモっとこう。

『ひろしま』(1953公開)
『人間魚雷回天』(1955公開)
『人間の條件』(1959公開)
『激動の昭和史 沖縄決戦』(1971公開)
『大日本帝国』(1982公開)

『ひろしま』と『大日本帝国』は観ているので、あと3本だけど『人間の條件』は六部作(映画としては3本らしい)9時間半!『ロード・オブ・ザ・リング』三部作と合わせると、19時間!!!
1日は24時間。

町山智浩 『戦後80年、今観てほしい戦争映画5本』2025.08.12


毎年上映したらいいのに。日本映画史に残ると思う。
 ↓
『この世界の片隅に』(2017公開)
ムーマさんの記憶
ケイケイさんの日記
ヤマちゃんの日誌
お茶屋の感想


戦争は経済問題。あらゆるものが軍需品。『ベンジャミン・バトン』のようにボタンだけで大もうけ。
戦争は本能問題。誤情報・偽情報・情報不足で不安になって平和市民の防衛本能にスイッチオン。
戦争はなんでもあり。なんでもありは戦争と芸術だけ(?)。やっぱり芸術のベクトルは「美」とか「善」とか、人を生かす方向でなくちゃ。


くじけそうになったら読む。
 ↓

平和記念式典での【広島県知事あいさつ】

被爆80年目の8月6日を迎えるにあたり、原爆犠牲者の御霊に、広島県民を代表し謹んで哀悼の誠を捧げます。そして、今なお苦しみの絶えない被爆者や御遺族の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

草木も生えぬと言われた75年からはや5年、被爆から3代目の駅の開業など広島の街は大きく変わり、世界から観光客が押し寄せ、平和と繁栄を謳歌しています。しかし同時に、法と外交を基軸とする国際秩序は様変わりし、剥き出しの暴力が支配する世界へと変わりつつあり、私達は今、この繁栄が如何に脆弱なものであるかを痛感しています。

このような世の中だからこそ、核抑止が益々重要だと声高に叫ぶ人達がいます。しかし、本当にそうなのでしょうか。確かに、戦争をできるだけ防ぐために抑止の概念は必要かもしれません。一方で、歴史が証明するように、ペロポネソス戦争以来古代ギリシャの昔から、力の均衡による抑止は繰り返し破られてきました。なぜなら、抑止とは、あくまで頭の中で構成された概念又は心理、つまりフィクションであり、万有引力の法則のような普遍の物理的真理ではないからです。

自信過剰な指導者の出現、突出したエゴ、高揚した民衆の圧力。あるいは誤解や錯誤により抑止は破られてきました。我が国も、力の均衡では圧倒的に不利と知りながらも、自ら太平洋戦争の端緒を切ったように、人間は必ずしも抑止論、特に核抑止論が前提とする合理的判断が常に働くとは限らないことを、身を以て示しています。 実際、核抑止も80年間無事に守られたわけではなく、核兵器使用手続の意図的な逸脱や核ミサイル発射拒否などにより、破綻寸前だった事例も歴史に記録されています。

国破れて山河あり。かつては抑止が破られ国が荒廃しても、再建の礎は残っていました。国守りて山河なし。もし核による抑止が、歴史が証明するようにいつか破られて核戦争になれば、人類も地球も再生不能な惨禍に見舞われます。概念としての国家は守るが、国土も国民も復興不能な結末が有りうる安全保障に、どんな意味があるのでしょう。

抑止力とは、武力の均衡のみを指すものではなく、ソフトパワーや外交を含む広い概念であるはずです。そして、仮に破れても人類が存続可能になるよう、抑止力から核という要素を取り除かなければなりません。核抑止の維持に年間14兆円超が投入されていると言われていますが、その十分の一でも、核のない新たな安全保障のあり方を構築するために頭脳と資源を集中することこそが、今我々が力を入れるべきことです。

核兵器廃絶は決して遠くに見上げる北極星ではありません。被爆で崩壊した瓦礫に 挟まれ身動きの取れなくなった被爆者が、暗闇の中、一筋の光に向かって一歩ずつ這い進み、最後は抜け出して生を掴んだように、実現しなければ死も意味し得る、現実的・具体的目標です。

「諦めるな。押し続けろ。進み続けろ。光が見えるだろう。そこに向かって這っていけ」(※)

這い出せず、あるいは苦痛の中で命を奪われた数多くの原爆犠牲者の無念を晴らすためにも、我々も決して諦めず、粘り強く、核兵器廃絶という光に向けて這い進み、人類の、地球の生と安全を勝ち取ろうではありませんか。

広島県として、核兵器廃絶への歩みを決して止めることのないことを誓い申し上げて、平和へのメッセージといたします。

令和7年8月6日  広島県知事  湯﨑英彦

※THE NOBEL FOUNDATION, STOCKHOLM, 2017 2017年ノーベル平和賞授賞式でサーロー節子氏のスピーチより 広島県が翻訳

光へと這ってでも行く広島忌

2024年覚書(マイ・ベストテン)

日本映画19本、外国映画11本、かるかん率は76%でした。

毎年、媒体は問わず当年に初めて観た作品のうち「好み」を基準に選ぶベストテンの第1位は、『ドッグマン』です!いえ~い。『重力ピエロ』も第1位にしたいですが、動画配信で観たのでドッグマンの歌唱(エディット・ピアフ)にはちょっと適いませんでした。だけど、スクリーン以外の媒体でベストテンに入るのは快挙(?)です。どちらの作品も現実ではなかなか難しいけれど、そうだったらいいなあと思うようなところを描いてくれて気持ちよく、勇気づけられました。
第3位以下は同位で、観た順に『哀れなるものたち』『枯れ葉』『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』『ぼくのお日さま』『ブリング・ミンヨー・バック』です。

以下、かるかんを書いてない作品を挙げて終わります。
『アンゼルム』:素晴らしい!と思いながらウトウトしてしまった(ToT)。
『関心領域』:怖いという評判だったが、予想どおりでイマイチな感じでウトウト。
『かくしごと』:久々の安藤(正信)君(の役)がーーーー!怖いし可哀想だし。
『ルックバック』:背景などきれい。窮地を笑いに変えるのはよいと思ったが、好評に期待しすぎたかも。
『ブリング・ミンヨー・バック』:予告編から受けていた(^o^)。普段から民謡を歌っていたし、素人のくせにブギーとかロックとかジャズでも行けるんじゃないかと思っていた。ラテンかー!いいね!ラテンでも「ベサメムーチョ」とかあるから、追分もやってくれたらいいのに。あと、下駄をならして盆踊りしている地域があって(どこだっけ?)、アイルランドの足踊りに共通すると思ったので、アイルランドの人に是非見てもらって感想を聴きたいと思った。
『ドクターX ファイナル』:笑いあり涙あり。これでスケール感のある美しい絵があれば完璧だが、なくても素晴らしいファイナルで拍手。西田敏行さんは好きというわけではないにもかかわらず、見るたびに笑わせられオンリーワンの実力と魅力を兼ね備えた俳優さんだった。
『ツィゴイネルワイゼン』:怪談話。これが40年間観たかった作品かぁ。他人のものを無断で拝借するのは泥棒といっしょ(唖然)。しかし、死んだんならそんなものに執着せず、さっさと成仏するべし(南無阿弥陀仏)。


6月以降、テレビドラマ(動画配信)にはまってこんなに沢山見ました。笑いあり涙あり。感動作もあって時間泥棒(^o^)。

俺の家の話
タイガー&ドラゴン
ドクターX 第1シーズンから第7シーズンまで
ごめんね青春!
スイッチ
0.5の男
スペック
ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編
ゆとりですがなにか
アンナチュラル
MIU404
エルピス
ザ・トラベルナース
1122
カルテット
大豆田とわ子と3人の元夫


映画もいっぱい。岡田祭りのための再見もあります。

告白
ロブスター
フレンチアルプスで起きたこと
オー!ファーザー
悪人
ロスト・ケア
孤狼の血 Level2
ホノカアボーイ
天然コケッコー
潔く柔く
アントキノイノチ
僕の初恋をキミに捧ぐ
ストレイヤーズ・クロニクル
ひみつのアッコちゃん
ゆとりですがなにか インターナショナル
さんかく窓の外側は夜
日々是好日
ケイコ目を澄ませて
想いのこし
アヒルと鴨のコインロッカー
重力ピエロ

とさピクシアター

9月6日(金)から9月10日(火)まで上映中の『大いなる不在』を観るため、シネマ四国が運営しているとさピクシアターへ本日、初めて行ってきました。友だちからリクエストがあったので、どんな感じかレポートします。

とさピクシアターの場所は、高知駅から東へ歩いて10分くらいで、駅前の通りをひとつ北へ入った住宅街。隣には小さな公園があって早くも彼岸花が咲いていました。

駐車場

とさピクシアターには駐車場がないので、一番近いと思われるTimes(高知北本町)に目星をつけていましたが4台しか駐車できないので、満車の場合、とさぴくシアター周辺パーキングに案内のあった高架下かその付近のデイパークに駐めようとグーグルマップでシミュレーションしていました。最悪の場合、いつも隙隙の高知駅の駐車場に駐めて歩こうと思っていましたが、Timesに駐車できました(ラッキー)。そこから歩いて2、3分でとさピクシアターです。グーグルマップでは狭い道のように感じましたが、軽自動車なら余裕で行き違いができるくらいに感じました。Timesが満車ならこの道を通って高架下のデイパークへ行けそう。

とさピクシアター

シアターのとおりまで来ると映画の立て看板や目印の旗が立っているのですぐわかりました。youtubeで見たとおり1階にお手洗い、2階で靴を脱いで受け付け、3階がシアターとなっていました。階段は急です。手すりありで一人通れる幅(三尺道のよう)。2階で受付を済ませてお手洗いに降りてくる人2名と階段の譲り合いです。
平日の昼間(1時から)の上映に行ったのでシニアの方々が大勢。22席あるそうですが、ほぼほぼ埋まっていたような気がします。先日、高知新聞で紹介されたし、藤竜也だもんね!
本編が始まるまでは、スクリーンにとさピクシアターをはじめ、県立文化ホールの事業や他の自主上映の予告編がどんどん映されていました。
椅子は意外に座り心地がよろしく、音響にはびっくり。始めの方でお腹までズンズンと音が響くところがありました。あんまり音が大きいと私は瞼がピクピクなるのですが、そこまでではなかったです(安堵)。ただし、ホラーでもない『大いなる不在』にビックリして2回くらいは飛び上がりました。次に行くときは耳栓を持って行こうかな。

おとく情報

前売り券や予約などで当日一律料金(今日は1,800円)よりはお安くなるようです。また、LINEの公式アカウントを友だち登録すると、上映会の情報はもちろん、予約ができたり、とさピクシアター上映作品を6回観ると1回無料になるポイントカードサービスもあるそう。さっそく登録しました。

【道案内】高知駅からとさぴくシアターまで(2分31秒)
【潜入】とさぴくシアターへようこそ(2分27秒)
【トーク】とさぴくシアターができた理由(3分50秒)