謹賀新年2024_書き初め

毛筆で描いた龍の絵

家族が揃って年を越せて安堵していたところ、只今、テレビで大津波警報が出て驚いています。もう、何と言ってよいやらわかりません。

気を取り直して。

昨年の映画の見納めは役所広司主演の『PERFECT DAYS』でした。年内にその感想をアップしたかったのに、いろいろバタバタで年を越してしまいました。

う~む、やっぱり気を取り直せないですねぇ(^_^;。
日本全国、天災への備えを要拡充の思いを新たにしました。

人文学オープンデータ共同利用センター篆書字体データセットの万象千字文を参考に書きました。
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毛筆で書いた篆書の「龍」
篆書の「龍」

わたしの今年の感じの漢字

毛筆で書いた画像

「浮 二〇二三年癸卯 茶風」

今年の漢字は「税」だとか。税というと大麻’sタイマーズの「税」を思い出します。懐かし~(^o^)。
タイマーズ 税(youtube)

私の今年をざっくりまとめると、幕開けは新型コロナの病み上がり、父は予定どおり1月から酸素吸入を始め手が掛かるようになり、夏には三つのお葬式に参列し、秋から母が入院中。そんな中、旅に出て命の洗濯も出来た、というわけで、何だか落ち着かない→「浮」年でした。

が、しかし、書道教室3年生ですから。昔の人の書を手本に書いていると面白すぎて全集中できます。落ち着きます。今、書いているのは黄庭堅という人の「松風閣詩巻」で、これが素晴らしい!字の太さや力強さから、丹波哲郎さんみたいな器の大きい人なんじゃないかしらと思いながら書いています。今日、ガイドブックを借りてきたので、ぜんぜんイメージと違う人だと、また、笑えますが。詩の内容は読み下し文を参考に漢和辞典を引きました。感動しました(ToT)。
書道は面白いので、皆さんも始めませんか?富士のお山も広い裾野があってこそ、いっしょに美しい裾野を築きましょう!あ、若い人は山頂付近を目指してください。

おしまいは園芸メモです。気ぜわしい年の瀬、寒暖差も大きいようですので、どうぞご自愛くださいませ。

こぼれ種でビオラが咲いた。
ネコのオシッコで枯れた秋明菊が、こぼれ種で芽を出し、来年あたり咲くかと思っていたら今年咲いた。
庭の世話を怠っていたら、ススキの花が咲いてしまった。
雑草は小さいうちに抜くべし。庭と鉢の鉄則。
地植えにしたアネモネの球根は、夏に腐ってしまうだろうと思っていたら、芽が出ているものがある。
環境と管理人に適した植物が生き残っていく。
枯れたら次を買う楽しみがある。

暑中お見舞い

暑中お見舞いを毛筆で書いた画像

台風のせいか、梅雨時のように蒸し暑くってかないませんが、皆さま、お変わりありませんか?
私は変わったことと言えば、昨年末に家族全員が新型コロナに罹ったくらいで、その他は相変わらずです。新型コロナに感染した状況をアップしようと記事を書きかけていたのですが、5類になったことだし、もういいかという感じです。
それより、見られずに心残りの映画!うん十年ぶりにマイケル・キートンがバットマンに扮した『ザ・フラッシュ』です。どうしてもマイケル・キートンの声でバットマンを見たいじゃないですか。それなのに字幕版の時間割が合わず、涙を飲みました(ToT)。
『ミッション・インポッシブル デッドレコニングPERT ONE』も字幕版は見れない時間帯なので吹き替えで見るしかないです。
『LAコンフィデンシャル』は、吹き替えを見てやっとわかった作品だったので、吹き替え版もいいのですけどね。

書道は、古典の臨書をますます楽しんでいます。顔真卿の楷書はあまり好きではないのですが、少し習ってみると、すごく面白かったです。起筆がすべて「ドン!」って音が聞こえてきて(笑)。送筆は「ドーン」、収筆は「ぐりぐり!」と、書いていて思いきりがよくなるというか、何か気持ちよく書けます。でも、続けていると暑くなってきて(暑苦しい字なのです)、冬に習うことにしました。

花は昨年、瀕死のシンビジウムの鉢に艶々のガーデンシクラメンが生えてきて(こぼれ種というか飛び種です)、冬に咲かなかったので残念と思っていたら、7月の初めに咲いて今は種が弾け終わったところです。このまま、ガーデンシクラメンの鉢となってくれるといいなぁ。
そんなこんなですが、元気にしていますので。
皆さまも暑さに負けないようご自愛くださいませ。

ガーデンシクラメンの写真

我的今年漢字と肉筆は面白いね!

こんにちは~。今年の漢字は「戦」だとか。私も今年の漢字を書きました。

毛筆で書いた還暦の「還」の字の画像

やはり、壬(みずのえ)の寅は60年に一度しかないことなので還暦の「還」にしました。
旧暦であれば私は丑年なのですが、誕生日はずっと新暦で認識してきたことだし、弟にはトラみたいに恐いと思われていたことだし(笑)。
画像がもんもんになっていますが、紙のシワを伸ばさないままスキャンしたためです。

書道教室2年生となった今年も古典の臨書を続けていますが、実感するのは肉筆の面白さです。昨年は「張猛龍碑」、今年は「九成宮醴泉銘」を習い、他にもチラホラ法帖をながめていると「陽」という字が好きになりました。それで四つの古典から「陽」の字を臨書したのが次の画像です。

これをお読みの方にも画像を見ながら、ちょっと指で書いてみてほしいのですが、こざと偏の次の「日」の第1画を書くと、えらく空間があるのに気づきます。こんなに離れたところに「日」を書いて大丈夫か????と不安になるのですが、手本のとおり書いていくと不思議とバランスが取れた字になります。
そんなふうに古典を習っていると「この画をここにこう書くか!?」という驚きの連続で笑いが止まりません。それほど皆さん、個性的です。

千年以上も前の人でも肉筆というのは色々と伝わってくるものがあります。あの有名な顔真卿。次の四つの画像の最後が顔真卿が書いた「多宝塔碑」ですが、この調子でページが埋め尽くされているんですよ;;;。スゴい圧を感じます。言っちゃ何ですが、決して美しいとは言い難く、私は臨書はパスと思いました。しかし、ながめていると剛直で情けに篤く、手なんかも分厚いんじゃないかなと思えてきます。止めのところなんか筆をねじ込んだようにしてあるのを見ると、「やりすぎな人・・・(^_^;」とも思います。エピソードも色々あるので、文字からどんな人か想像したうえで検索してみると面白いと思います。

パソコンなどのIT機器類が普及して文字を書くことが減ったのは残念です。私も今年書いた手紙は何通かしらん。人が本を読んだり字を書いたりしなくなることはないとは思うけれどねぇ。