列車事故スペクタクル、仲間、初恋、父子、成長物語、蜘蛛形異星人出没ホラー、未知との遭遇、映画作り、マイ・シャローナと、1979年を背景に盛りだくさんで面白かった。
「手を合わせて見つめるだけで、愛し合える話も出来る」じゃないけれど、ジョー(ジョエル・コートニー)と異星人との交流には思わず落涙。ジョーと親友チャールズ(ライリー・グリフィス)、好きな子アリス(エル・ファニング)、父ジャック(カイル・チャンドラー)とのそれぞれの関係性が定番ではあるけれど、うまく描かれていたので感動できたんだと思う。
8ミリカメラで映画作りを楽しんでいた少年たち(この映画の作り手?)も、今は40歳前後かな?色んな映画を彷彿させられる作品だから、作り手はきっと映画小僧なんだろうなぁ。
そうそう、エル・ファニングが輝いていた。楽しみな俳優が増えた。
SUPER8 監督:J・J・エイブラムス
(2011/07/09 TOHOシネマズ高知6)
カテゴリー: 映画の感想
マイティ・ソー
バカ息子、修行&初恋の巻。悲しき兄弟げんかの巻。
けっこう楽しめた。
ソー(クリス・ヘムズワース)の陽性キャラクターがイイ!俺様なところが、かえって可愛い。笑顔がチャーミング。学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)には、いい相手かも。
ソーの弟ロキ(トム・ヒドルストン)は、父オーディン(アンソニー・ホプキンス)にもっと愛されたくて兄に嫉妬する。とっても可哀想なキャラ。
欠点は、ソーのお友達軍団(この中に浅野忠信あり)のキャラがまったく生かせていない。3Dで描かれた世界は、おもちゃのように小さく感じる。
THOR 監督:ケネス・ブラナー
(3D 2011/07/09 TOHOシネマズ高知4)
アンダルシア 女神の報復
マネーロンダリングは、今更感があるなぁ。前作の『アマルフィ 女神の報酬』に比べると、こぢんまりした感じ。でも、そこそこ面白かった。
このシリーズ、福山雅治が色気担当みたいになってるけど、主役にもっと色気をーーー!!!無理?
黒田康作(織田裕二)・・・・スカッと笑顔の織田ちゃんを見たいなー。
新藤結花(黒木メイサ)・・・・とてもイイ!もうけ役。
神足誠(伊藤英明)・・・・甘過ぎ。うへ。
監督:西谷弘
(2011/06/29 TOHOシネマズ高知7)
人生万歳!
う~ん、面白かった(困惑)。メロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)のママとパパには笑わせてもらったし、音楽の使い方も可笑しかった。しかし、ボリス(ラリー・デヴィッド)、あんたはウディ・アレンでしょ。世の中には、面白いのに好きになれない作品というものがあるものだ。面白くなくても好きな作品(ガス・ヴァン・サント)があるので、バランスが取れてイイのかも(?)。
作品の内容については「人生、一寸先は闇。なんでもありで面白い。ちょっと、生きてみませんか。(いや~、私の人生も色々あって面白かったですよ。)」というものだと思う。ひたすらネガティブな長広舌をふるいながら、これまでを肯定的に総括し、そう長くないはずのこれからにも希望を持とうとする。サイデヤスカ、バラライカ。ウディ・アレンにとっても「死」は若い頃から身近なものだったと思う。ベルイマン好きと言うし、シリアスな作品もあった。長く生きると更に身近なものになるのだろうか。どんな感慨があるのだろう。そんなことを、ふと思った。
WHATEVER WORKS 監督:ウディ・アレン
(シネマ・サンライズ 2011/06/28 高知県立美術館ホール)