ははははははは(^Q^)。
話が支離滅裂でひどくつまらない。それにもかかわらず、込み上げてくる笑い。怪獣同士の戦いは、のこったのこったの大相撲。卵を焼かれたときの悲しそうな咆哮。「お前か~。よくもやったなー!」焼いた張本人を睨みつける怪獣のセリフが聞こえる(笑)。怪獣が怖くないってどうでしょう。流石に金門橋のゴジラはちょっと怖かったけど、このゴジラはどうしてもメタボに見えるんだよね~。
予告編で水爆実験はゴジラをやっつけるためのものと言われていてオリジナルとは真逆になっているけど、アメリカ映画だからやむなしと思っていた。本編を観て、日本に怪獣がいて指揮を執っているのがアメリカ人なのは、現実が主権在米なんだから「リアルじゃないのにリアル~」と妙に滑稽味を感じた。ハリウッドって凄いな。災害も瞬く間に娯楽作にしてしまう。東日本大震災後の初ゴジラがハリウッド製なのが残念だ。もし、心ある日本の映画人が作っていたら、もっと深みのある娯楽作品になっていたはずなのに。
GODZILLA
監督:ギャレス・エドワーズ/音楽:アレクサンドル・デスプラ
(2014/07/26 TOHOシネマズ高知3)