ラ・ワン

バトル・ゲームの悪役キャラクターのラ・ワン(アルジュン・ラムパール)がリアル世界へと抜け出して、対戦していた少年プラティク(アルマーン・ヴェルマー)を探し出し、決死の勝負をつけようとする。
う~ん、ゲームからラ・ワンが抜け出すより、テレビから貞子が抜け出した方が怖い(^_^;。要するに、この映画は子ども向けで、大人にはちょっと物足りない。でも、お子様ランチのおまけにガメラ、若しくは、興福寺の阿修羅のフィギアが付いていたら・・・・、それはもう、大人でも(一部の大人に限られるとは思うが)楽しめてしまうのだ。
そんなわけで、ゲームの開発技術者でプラティクの父でもあるシェカルと、善玉キャラクターのG・ワンの二役を演じたシャー・ルク・カーンに大いに楽しませてもらった。特に二つのミュージカル・シーンは、シェカルでの「クリミナル」も、G・ワンでの「チャマック・チェロ」もキャッチーな音楽と愉快な振付の踊りに笑いを誘われた。
また、シェカル亡き後登場したG・ワンは、プラティクとその母ソニア(カリーナ・カプール)と暮らすようになるのだが、ソニアが、シェカルそっくりなG・ワンを見ていて亡き夫を思い出すシーンがとても面白い。「スタンド・バイ・ミー」をアレンジした「ディルダラ」という歌をBGMに、在りし日のシェカルのエピソードが笑える形で綴られている。ソニアとG・ワンの遣り取りなんかもかなり笑えた。歌もいいのでyoutubeで繰り返し見てしまった。
なお、「ディルダラ」のカリーナ・カプールを見たら、「インドの小林幸子やー」と言いたくなる。

RA.ONE
監督:アヌバウ・シンハー
(2013/10/19 DVD)

マリー・アントワネットに別れをつげて

う~ん、残念。画面が暗いし、せっぱつまったような音楽が常に鳴っていて、つい眠気を催してしまったのだ。でも、そうでなくても眠ったかも。本当にさっぱりわからなくてぇ(^_^;。
朗読係シドニー・ラボルド(レア・セドゥ)はマリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)を好きでたまらず、王妃の頼みを断れず、ガブリエル・ド・ポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)の身代わりになるというお話。シドニーにとっては苦しい片恋だ。心情的にMちっく。これをフランス革命という歴史的大事件を背景に、本当の宮殿内で撮影敢行というのが面白いのだろうか???それって、私の映画じゃんって気がするのに。歴史上は名も無き朗読係を主人公にしたことが面白いのかな。アントワネットがポリニャック夫人に「何も言わずに逃げて」と言うと王妃の期待に反して、ポリニャック夫人が本当に何も言わず逃げようとしたので王妃が切れたのが面白かった。

LES ADIEUX A LA REINE
監督:ブノワ・ジャコー
(高知県芸術祭特選映画鑑賞会 2013/11/04 県民文化ホール)

カルテット!人生のオペラハウス

監督はダスティン・ホフマンだったのか!ビーチャム・ハウスは秋深し。全体的にゆるい感じで、それが味わいになっていてなかなか良かった。いい台詞がたくさんあったし。「これを逃すと主役を張れるのは火葬場だけ」・・・・、いつか使ってみたい(笑)。
それにやはり音楽がよかった。「リゴレット」のCD、買おうかしら。ビーチャム・ハウスに住まいたいとは思わないけれど。多分、うるさい(笑)。

ジーン(マギー・スミス)/レジー(トム・コートネイ)/ウィルフ(ビリー・コノリー)/シシー(ポーリーン・コリンズ)

QUARTET
監督:ダスティン・ホフマン
(高知県芸術祭特選映画鑑賞会 2013/11/04 県民文化ホール)

2ガンズ

デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの二人とも好きなので、それと、『嘆きのピエタ』のお口直しに~(^_^;。
話がごちゃごちゃしていて(おまけに寝たので)、よくわからない(^_^;。
お互い相手の正体がよくわからないバディ・ムービーというのが面白かった。もう、相手の正体はわかったので、シリーズ化はないね(笑)。

2 GUNS
監督:バルタザール・コルマウクル
(2013/11/03 TOHOシネマズ高知2)