牧野植物園のラン展

立春を過ぎてもまだ少し寒い。それでも庭にはホトケノザがはびこってきて早くも咲いている。紅葉も芽がでてきたようだ。散歩ではナズナが咲いていてビックリ(さすがに葉っぱは赤っぽかったが)。ご近所の沈丁花は蕾が色づいているし、寒くてもやっぱり春なんだなぁ。
若いときはクリスマスや正月のある冬が好きでシベリアに移住してもかまわないと思っていたが、寒さが身に堪える今となっては春がイイ。梅、白木蓮、桜、藤という順番も好きだ。
牧野植物園では梅が咲きはじめという感じだった。8Kシアターは時間が合わず今回はパスしたが、ミニ企画展「牧野コレクション 植物図の世界−桜図譜より」が意外に楽しかった。桜図譜、綺麗!こんなに種類があったのかと驚いた。素敵な名前ばかり、忘れたけど(^_^;。牧野の企画展は私に丁度のボリュームで疲れないのも好きなのだ。

牧野植物園と枝垂れ桜と目とムカデの話


10月29日に牧野へ行ってきました。先月は気温が高く秋らしくなかったのですが、牧野はすっかり秋の風情でした。今はもう冬ですからね、ハンドクリームが必須になってきました。スマホの指紋認証できなくなる日々は、もうすぐそこです。

枝垂れ桜は散歩の途中で撮影しました。花はなくとも魅せられますなぁ。

ぶどう膜炎が再発して点眼薬を差しています。夏に初めて左目の角膜炎になり、治ったと思ったら10月にぶどう膜炎。治ると目薬を忘れてしまうため月末に再発してしまいました。気持ちが凹んで映画を何本かパスしたのが目よりも痛いな~。

9月だったか……、犬走りで動かぬ大ムカデを発見。熱湯を掛けるとイチコロという話を思い出し、台所に戻ってお湯を湧かしていると、事情を聴いた父に「湯が沸くまでムカデが待ってくれるか。踏みつぶさんか。」と言われました。窓から覗いただけで靴を履いてなかったしな~。熱湯の手鍋を持って戻ると、果たして、ムカデは待ってくれていました。それにしても、40年住んで初めて遭遇したムカデです。一匹出たからには、それだけでは済まないだろうと思っていたら、10月の終わり頃、軒下(犬走り)のゼラニウムの鉢を移動させようと持ち上げたとき、3、4センチのものを発見。長ぐつを履いていたし、ヤスデと違う、絶対ムカデという確信の元、迷わず踏み潰しました。2度あることは3度あると覚悟はしていましたが、次のゼラニウムの鉢を持ち上げると今度は20センチくらいの大きいのが出まして、しかも、ぐるぐるぐるぐる回って回って回るのです(ToT)。踏み潰すのも恐ろしい。お湯を沸かそうか、どうしうようか迷いましたが、今回は待ってくれそうにないと思い、念入りに踏み潰しました。膝はガクガク、手はブルブルでした。
働いていた職場ではよくムカデが出ていましたが、忘れられないのが若い女性が「これが一番」と言ってハサミでチョキンとやったことです。正に一刀両断(ハサミは二枚刃ですが)。熱湯も殺虫剤も不要できれいさっぱり。いるのは勇気のみ。慣れると勇気もいらないですね。

キイレツチトリモチの説明板
キイレツチトリモチの説明板の画像

庭の秋

今朝、水遣りをしていたとき、何かの鉢にキノコを見つけた。傘が開かないうちに取らねばと思いつつ水遣りをつづけると、案の定、キノコのことを忘れてそのままになっている。何の鉢だったか。あとでパトロールをしなければ。

園芸を始める前から二十四節気の立秋に感心していた。残業続きで久方ぶりに明るいうちに帰れるとなって外に出ると、空気というか光線の具合が物寂しいものになっていた。まだまだ暑い頃に秋を感じたことだった。遠くの山の木々もギンギンギラギラ銀色で、潤いがなくなっているのがわかる。桜などは8月のうちに紅葉して散っていく。
父も行商していた頃を振り返り、お盆を過ぎるとスイカが売れなくなると言っていた。今年は雨が多かったから更に売れなかったかもしれない。その頃になると虫の声が聞こえ始める。
処暑の頃には、夏休みの後半の朝のひんやりとした空気が好きだったことを思い出したりもしている。

9月に入ると夏バテした植物が顕著になるけれど、今年は夏に強いはずのトレニアの元気がなくなっていた。具体的には葉や花の色がうすくなっていた。夏バテというより、植え替えてから肥料をまったくやってなかったからだと思い至り、油かすをいくつか置いたら復活。11月まで行けるかもしれない♥。

牡丹は梅雨明け頃から昨年よりは影になる場所に置き換えたが、やはり葉焼けしてボロボロだ。

朝倉実山椒は、虫がついたように色が変わった葉は2回くらい取り除いたが、今日は多くの葉先が黄色っぽくなっていた。早くも紅葉?それなら肥料をやる必要はなかったと反省。まさか害虫ではないでしょうね。

害虫と言えば、今年買った赤いオステオスペルマムが白い粉を吹き始めたと思ったら、茎がどんどん白くなっていって、ようやくアリマキ(アブラムシ)がビッシリ増殖していることに気がついた。どうなるかと数週間見守っていたら、下の方からどんどん枯れていった。上の方も弱って見るも無惨な姿だ。虻の幼虫の時期でもないし、救世主は現れず。他の植物に移る様子がなくてほっとしているが、緑色でなくなるなど葉っぱや茎に何かの異変があれば、見つけ次第、その部分を取り除くべきだと改めて思った。見守ってはいけない。

それでも、キアゲハの幼虫を見つけたときは放っている。幼虫キアゲハの食欲はバッタの比ではなく、見つけたときは食卓用のパセリが坊主寸前だった。次に見たときにはパセリは丸坊主、幼虫は姿を消し、どこのどの葉を食べに行ったのだろうと思いながら、小さなプランターを覗き込むと、5ミリくらいの緑の玉が土の上にたくさん転がっていた。というより土が見えないくらい積もっていた。幼虫の糞は元はと言えばパセリ。パセリは自分を肥料にできるのだ(丸坊主でも生きのびられたら)。考えてみれば人糞も肥料にしていたなぁ。有機物って素晴らしい。

蝶の幼虫って春のイメージがあるけれど、キアゲハはどうやら秋のようだ。セリ科が好物で昨年だったか一昨年だったか、こぼれ種から育ったイタリアンパセリにも付いていた。茎が幹のようにカチカチに大きく育ったイタリアンパセリは、坊主にはならず余裕だった。春にはそこまで大きくなってないはずだから、やっぱり秋だね。と思って検索したら、成虫は4月から10月頃までいて、孵化してから2週間前後でサナギになるらしいので、秋だけではないのだった。

蜘蛛の巣城でダンゴムシ天国、雑草ランドでもあり近所の飼い猫のトイレでもあり遊び場でもある我が家の庭に、待望のカマキリを発見したのは先月中頃だった。いつだったか、ローズマリーの枝に泡が付いていたので、カマキリの卵かなと期待していたのだ。20年くらい前には、マイカーのボンネットに20センチ弱のカマキリを見つけてギョッとなっていたが、昨年の大量のバッタには参ったのでカマキリ登場を願っていた。発見したときはダンゴムシを狩っていた。バッタの数が昨年より減ったように感じるのはカマキリのお陰だろうか。顔が恐いし、中学生のとき斬られたことがあって苦手なのだが、カマキリさんにぃ~~~感謝。