出品_令和6年高知県書芸院展

この3月で書道歴丸3年となり、4月からは4年生です。鏡で自分の顔を見て笑える性格のせいか、「お恥ずかしい」とは言いながら下手な字がそれほど恥ずかしくありません(^_^;。下手であたりまえと思っているせいでしょうか?最近では皆が上手になったらつまらないなぁと思いだしたせいもあるかもしれないです。毎年、県展と同時期に開催されるアールブリュット展の書道に感動しているのも一因でしょうか。

この展覧会は、師匠が所属しているグループの年に1度の発表会です。昨年までは高新画廊で開催されていましたが、同画廊は閉鎖されてしまったのでかるぽーとに移ったようです。40名ほどが出品しています。県展の無鑑査作家の出品もあります。
入場無料です。よかったら見に来てくださいね。

日時:令和6年4月2日(火)~4月7日(日)
   10時から17時(最終日16時)
場所:高知市文化プラザ かるぽーと 7階第3展示室
主催:高知県書芸院

ゴールド・ボーイ

『ゴールド・ボーイ』の感想を毛筆で書いた画像 黄金少年 末世的娯楽作

見た目が好みの坂口健太郎は1本で満足して終わってしまったが、見た目はそれほど好みでなくても演技力があるので次を観てみたくなるのが岡田将生だ。今回は、かつての火曜サスペンスも真っ青な大仰なエンタメ演技(金子修介監督の演出だろう)が笑えた。冒頭で早くも義父母を殺害(^_^;。彼が主人公かと思いきや、殺害場面を偶然録画し、犯人のヒガシノボルを脅迫する少年たちの一人、アサヒ(羽村仁成)が主人公だった。

アサヒは、友人ヒロシ(前出燿志)とその義妹ナツキ(星乃あんな)といっしょに脅迫するのだが、とっくに大人になった者の目からすると三人のやりとりが微笑ましくも見える。特にアサヒとナツキのシーンは胸キュンだった。お話は主人公に都合がよすぎると感じるところはあるものの、エンタメとして充分に面白かった。

それにしても、ヒガシノボルは遺産目当てに義父母と妻を殺害し、少年たちも金目当て。ヒロシとナツキは虐待してくる父から離れたい、アサヒは母子家庭で学資がほしいとはいえ、子どもが金目当てに脅迫とは(現実でもあり)気持ちのよいものではない。大人がお金に毒されているから子どももそうなってしまうのだろう。
終いにはサイコパス対決となるものの、いじめによる自殺を臭わせる事件や、自殺で子どもを亡くした母の妄執を思わせるいやがらせ、財力のある者が行政にまで幅を利かせたり、空を行く軍用機など、美しい沖縄の夏を背景に末世的な事柄がもやもやと胸に迫った。

(2024/03/13 TOHOシネマズ高知4)

春ですね

嬉しいことにアネモネが咲きました。一昨年、球根を庭に植えて年が明けての春に咲き、そのままほったらかしていたので、高温多湿に弱い球根は腐ってしまっただろうと思っていたのです。思うに、アネモネが終わってからドクダミやら紫蘇やらが生い茂る場所なので、多湿ながら腐るほどの温度にはならなかったということでしょうか。もし、そうならドクダミや紫蘇やらは引かずに昨年同様、ぼうぼうにしておかねば。

テタテートは鉢植えだったのを地植えにして、昨年は一つくらいしか咲かなかったのですが、今年は四つくらい咲きました。来年はどっと咲いてほしいな。

昨年、3月に植えた透百合。三つ入り球根の一つは袋の中でバラバラになっていて、バラバラのまま埋めたけれど、やはり昨夏に咲いたのは二つ(白と柿色)だけでした。1メートルは有に超していましたが支柱なしで倒れませんでした(拍手)。その白が早2本伸びている(^o^)。増えました~。柿色は土の中から顔を出しただけなので1本やら2本やらわかりません。これは肥料をやらねば。

この春は、心に余裕がなかったのでしょうか、クロッカスが咲いてから気がついてビックリしました。いつもだったら芽が出て蕾をつけてと楽しんでいたのに。アジュガに浸食されてクロッカスのスペースが狭くなりました。もっと日当たりのいいところに植え直そうかな。

1月の休眠期に風知草と桔梗を庭に植え替えたのが、ちゃんと芽を出すか気に掛かります。
これから色々咲くのが楽しみです。若いときは冬が好きでしたが(クリスマスとかお正月があるため)、寒さが身に堪えだしてからは梅から藤まで(初夏の新緑もいいな)の春が一番です。

伊藤神谷「書の世界」展7ほか

伊藤神谷「書の世界」展7/<併催>橋雅会選抜展

伊藤神谷「書の世界」展7のチラシ画像

伊藤神谷(しんこく)は、いの町神谷(こうのたに)出身の名誉町民であり、川谷横雲(川谷尚亭の兄)に師事した人です。紙博(いの町紙の博物館)には売店の奥に常設展示場があります。
今回の展覧会は、一字書あり条幅あり屏風あり。書体もいろいろ。篆書の「紫陽」は、墨の色が違う?滲みが柔らく温かい。そう、だいたいの書に温もりを感じました。太字もありましたが、痩せた字が印象的でした。「いろは歌」(屏風)なんか楽しい(^_^)。線が震えているのも好きです。
比田井天来、川谷横雲、川谷尚亭、川崎梅村の書もありました。横雲の「洛陽城東」など、程よい文字ですごく好き♥。
橋雅会(はしみやびかい)は、神谷先生の功績を称え、その足跡から学ぼうとしてスタートしたグループだそうです。県立美術館でグループ展を開催しているようですが、この選抜展はバラエティに富んでいて何れも見応えがありました。
テーブルには神谷書集があって、あとがきにお弟子さんが記したものだと思いますが、天来先生が「速く書いて書けないものが遅く書くと鈍重になる。遅く書いて書けないものが速く書くと浮滑になる」と言っていたので神谷先生は「痩をもってよくし得ないものが肥に過ぎると醜怪となる。肥をもってよくし得ないものが痩に過ぎると寒険となることは言えないだろうか」と言っていたそうです。
私は速く書くと紙を捉えられず上滑りになるため遅く書くしか能がないのですが、それで鈍重なのか(笑)。結局、両方できて一人前ということなんですね。険しい道です。趣味なのでそこは目指してないのでご安心を。楽しく書いて、いつも「あー、面白かった」で終わっています(^_^)。

今回のお茶屋の見方
書って筆脈・気脈が大切なんだそうです。お師匠様には、楷書でも墨継ぎをせず一文字は書くようにと言われています。連綿でなくとも筆脈を途切れさせないように書くのが大事なんだとか。ということは、線が切れているように見えても空中での筆の動きを含めば「書は一筆書きである」ってことですよね。だから、作品に向かい合ったとき、まず、書き始めはどこか探します。そして、筆がどう動いて行ったか後を追っていきます。中には書き始めさえわからず、多分ここだと思うけどと自信がないものもあって、そんなときは作品のタイトルに目をやって「やっぱり!(正解だったか)」と答え合わせをしたりします。文字数が多い作品は、目についた文字だけ。そうやって観ていくと筆の動きが想像できて楽しいんじゃないかな。

安芸市立歴史民俗資料館>川谷横雲
安芸市立歴史民俗資料館>川谷尚亭

あじさいの会 色鉛筆画展

同じ階で色鉛筆画もやっていました。プレバトで芸能人が描く色鉛筆画に負けない絵もたくさん。すごいな~。

第17回全国土佐和紙はがき絵展

第18回全国土佐和紙はがき絵展の募集チラシの画像

3階でははがき絵展も。はがきサイズとは思えないくらいスケールの大きい絵もありました。大賞や受賞作の一部は次回の展覧会の募集チラシに載ったり、お持ち帰り自由の絵はがきに印刷されていました。印刷よりも断然オリジナルが美しいです。

第17回全国土佐和紙はがき絵展:大賞やその他の受賞作の画像があります。
第18回全国土佐和紙はがき絵展:現在は募集要領が記載されています。


いの町紙の博物館では手作り紙芝居のコンクールをやっているようです。面白そう!
【観覧可】手づくり紙芝居コンクール本選のお知らせ(3/24)
(2024/03/09 いの町紙の博物館)