面白い!「ハッピーじゃなけりゃ、エンドじゃない」、それがインド映画の法則でっす。
そうかぁ、インドでは貧富の差が大きくて、子どもを安定した職業に就かせるために親は必死で大学に送り、学生はプレッシャーと競争にさらされ自殺者が出て問題になっているのか~。というようなことを背景に、娯楽街道まっしぐら。ハッピーエンディングまでシモネタ、出産エピソードを交え~の、三馬鹿の篤き友情と親子の鉄板泣かせの葛藤劇に加えて教育ローン、もとい教育論などを打ち上げ競争に物申し、雄大な山奥へとロードムービーしながら花嫁奪取などもやらかして恋愛映画的にも見せ場があり~ので、いやはや、てんこ盛り、ニコニコ、ごっつぁんです。
だけどね~、一番驚いたのは、親友か家族かの選択を迫られたラージューのとった行動だ。いやもう、死んだと思って息を飲んだもんね。でも、考えたら彼は無事で10年後の今を生きているのだった(笑)。
カメラマンになりたいファルハーン(R・マドハヴァン)/自信がなくて神頼みのラージュー(シャルマン・ジョシ)/機械大好き天才ランチョー(アーミル・カーン)/スかしっ屁チャトル(オミ・ヴァイディア)/恋の風が彼女にも吹いたピア(カリーナ・カプール)/教師としても親としても伸びしろが大きかった学長(ボーマン・イラニ)
3 IDIOTS
監督:ラージクマール・ヒラニ
(2013/10/12 あたご劇場)