楽しかった。帰ってからも2、3日は音楽が頭で鳴っていた。
だけど、演奏はダメダメだった(^_^;。変な音は出るし、ダンサーが踊りにくそうに感じたところもあった。
ホセ・カレーニョは、踊りが重くて飛べなくて、引退が近いかもと思ったら、ズバリ引退公演だった(汗)。どおりで彼への拍手は大きく温かかった。いいお客さんや~。
とにかく踊りが美しい。軸が1ミリたりともぶれない最高に美しい回転を見せてもらった。(いっしょに行った友だちはバレエを習っているので技の名前を教えてくれるかと思ったら「知らん」と言われた(ToT)。)
アメリカン・バレエシアターは、多分、体育会系と思ったら予想どおりだった。第二幕の森の場面は幻想的に無重力で踊ってほしいところ、体操になりかけていた(^_^;。
第三幕はキトリとバジルの結婚式。素晴らしいグラン・パ・ド・ドゥだった!アダージオは、結婚式の清々しさが横溢しており感動した。パロマ・へレーラの、ずーっと片足で回転しながら前へ迫り出てくる技には、思わず「凄い」と声に出た。カレーニョもぶんぶん回転していた。
幕間で見かける子供たちが、もれなく踊っていたのが可笑しかった。お客さんの雰囲気もよくて(指笛鳴った(^o^))、ほんま、楽しかったです。
(2011/07/30 コベルコ大ホール 兵庫県立芸術文化センター)
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
ジョン・マルコヴィッチが~~!フランシス・マクドーマンドが~!もったいないというか、使い方が贅沢というか?
お話はおいといて、この映画の3Dは『アバター』『ヒックとドラゴン』に次いでお値打ち品だと思った。これは目のご馳走やわ~。お話はどうでも(笑)。
DVDで観たせいか、『トランスフォーマー』も『トランスフォーマー/リベンジ』も戦闘シーンが長すぎると思っていた。案の定『ダークサイド・ムーン』もすごく長い。けれど、3Dのおかげで面白く観れた。
特撮なのか何なのか、人間ムササビも凄かった。あれは本当に人間が飛んでいるのだろうか?スカイ・ダイビングをビルの谷間でやるって、スパイダーマン以上にスリリングだ。
サム(シャイア・ラブーフ)が地球を救うことを優先して、恋人カーリー(ロージー・ハンティントン=ホワイトリー)と別れるシーンなんか、二人の表情がイイ。特にサムは瞳が語るね~。シャイア君、君はずーっと悲しそうにしていなさい(^o^)。
シリーズ中、サムのママとパパが傑作で、DVDでは二人にかなり笑わせてもらったので、今回も登場を楽しみにしていた。期待は裏切られることはなかったものの、登場シーンが少なすぎで残念。
センチネル・プライムの声は、どこかで聞いたぞ(マックス・フォン・シドーではあるまいか、まさか!)と思ったら、レナード・ニモイだそうな。妙に納得(笑)。
TRANSFORMERS: DARK OF THE MOON 監督:マイケル・ベイ
(2011/08/05 TOHOシネマズ高知7 3D)
カーズ2
レッカー車のメーターのモデルは柳沢慎吾だろうか(^o^)?
とても楽しかった。デンデケデケデケの音楽にもワクワクさせられた。
日本、フランス、イタリア、イギリスと世界旅行も楽しめた。特に日本のシーンが面白い。わさびをアイスクリームと間違えて・・・・のシーンでお給仕さんの一言に爆笑!
前作でポール・ニューマンがモデルでオリジナルでは声も当てていたドック・ハドソンを偲ぶシーンもあってよかった。
2Dで観たけれど、とても立体的だったので、これなら3Dで観てもよかったかもしれない。
CARS 2 監督:ジョン・ラセター
(2011/08/05 TOHOシネマズ高知6 2D日本語版)
ザッツ・エンタテインメント
わくわくニコニコ。頬がゆるみっぱなし(^_^)。
きっと、昔のミュージカル映画をたくさん観ている人ほど楽しいだろうなぁ。少ししか観ていない私でもとても楽しかった。
トーキーになって俳優は誰もが歌って踊らされたということで、クラーク・ゲーブルが踊り、ジェームズ・スチュアートが歌う(^o^)。
エンタメの世界でも世相は反映するみたいで、4,50年代は軍服ミュージカルが多かったのね~。
荒廃したセットを背景に往年のスタアが昔を語り、次のスタアに解説をバトンしていく。きらびやかな映画のワンシーンとうらぶれた撮影所を交互に見て、栄枯盛衰、諸行無常を感じる(笑)。
元水泳選手の水中ミュージカルには、もう、お腹の底から笑いが込み上げてきた。シンクロナイズドスイミングはミュージカルだったんだぁ!アイデアもやっていることも、観客を楽しませる目的一直線で嬉しくなってくる。
若いときのビング・クロスビーのキラキラ美男子ぶりに目を見張り、年を取ってもエレガントなラッキョウおじさん、フレッド・アステアの紳士ぶりにうっとり。
重力を感じさせないアステアの踊り(はぁと、はぁと、はぁと)!アステアとジーン・ケリーが共演した映画、あれ、観たい!二人が年を取ってもいっしょに踊りまくって握手するという素敵なワンシーン(じ~ん)。
そして、なんと言ってもジュディ・ガーランド!子どものときから歌がうまい!これが才能というものなのね。額とか左右の眉が離れているところとか、ちょっとマリリン・モンローを彷彿させられる。永遠のベビー・フェイス。この映画で登場する分量が多いので、この映画は彼女に捧げられたような気がする。
娘のライザ・ミネリが「映画は記録として残るから良い。『彼女は誰?』と思ったら映画の中に答えがある。」と言っていた。(「彼」は誰?だったかもしれない。)まさにそれが映画の良さだ。単に過去のフィルムを編集しただけでなく、かつてのスタアが解説していく贅沢さが、「ザッツ・エンタテインメント」なのだ。
THAT’S ENTERTAINMENT! 監督:ジャック・ヘイリー・Jr
(2011/08/05 TOHOシネマズ高知1)