や~、感動したなぁ、もう。
一人じゃないって素敵なことね。
卑近な『デカローグ』みたいな。
原作は読んでないけど、有川浩原作というのが頷ける。2、3冊読んだが、設定とか登場人物とか文章の押しが強い印象がある。喜怒哀楽が濃く、ガンガンのエンタメだ。「図書館戦争」は、読みながら本当に何度も吹き出し、声を上げて笑った。映画『阪急電車』もある種の押しの強さがあったと思う。笑いもあったが、私的には涙の比率が高かった。原作はもっと笑えるのではという気もするが、それでも有川テイストを感じさせるのは、作り手が原作を尊重しているからなのでは(?)。
翔子(中谷美紀)・・・・彼氏に彼女が、彼女に子どもが出来た。
ミサ(戸田恵梨香)・・・・DV彼氏にさようなら。
カツヤ(小柳友)・・・・ケータイが急所なのか?
康江(南果歩)・・・・胃薬はお早めに。
権田原美帆(谷村美月)・・・・野草オタ。
圭一(勝地涼)・・・・軍オタ。
悦子(有村架純)・・・・進路で悩む。
竜太(玉山鉄二)・・・・待ちの態勢万全。
亜美(芦田愛菜)・・・・心地よい声は、おばあちゃん譲り。
時江(宮本信子)・・・・元教師(?)で現役教師。
監督:三宅喜重
(TOHOシネマズ高知1 2011/05/21)
誰ガタメノ剣[追記]
終演後、「酔うた」とおんちゃんと兄さんが言い合いながら帰って行ったのが可笑しかった。
あれほど、台詞をがなりとおされたら、悪酔いするよなぁ。
声が割れて聞き取りにくいし。親泰を演じた人は、落ち着いて話していたので聞き取れたけど。そのせいか、親泰だけが演技ができていたような印象だ(^_^;。
信長と秀吉の場は、可笑しかった~(^Q^)。声に出して笑っちゃたよ。信長はヘビメタで秀吉はサンバ(笑)。もちろん、信長が生きている間はサンバはない。
その他の場も、うまくいけば笑えて楽しいお芝居になるんだろうな。場内、結構笑いが取れていたので、好き嫌いが分かれるのかもしれない。私は嫌いじゃなかったけど、台詞が満足に聴き取れないのじゃいかんせんであった。
驚いたのは満席だったこと。帰り美術館から公道に出るのに渋滞で、車のナンバーとか見ていたら、愛媛とか北九州とか(更驚)。人気の劇団なのね。
[追記]
職場で「どうだった?」と尋ねられて答えるうちに、いいところもあったじゃーんと思えてきて、追記しておこうという気になった。
登場人物の皆が皆、「戦わなければ」と思っているのは、いくら戦国時代といえどもイヤな感じがしたけれど、主人公のはずの元親が主人公らしく描かれておらず、むしろ家臣や領民(それも女たち)が主役のようだったのが新鮮だった。元親は、戦で犠牲になった者を思って悔やんだり、なんやかやと悩んだりの意外なキャラだったのがよかった。このように家臣・領民が元親を盛り立てるような構図だから、秀吉から土佐一国のみ与えられ、領民に合わせる顔がないと思いながら帰高した元親を、領民が喜んで迎えるラストは、うまくいけば感動できたように思う。
シアターキューブリック
(高知県立美術館ホール 2011/05/21 夜公演)
サボテン


津軽百年食堂
百年という時を経て、変わるものと変わらないものがあるってことなのかな。
故郷は変わらないでいてほしい。大森陽一(藤森慎吾)の実家の食堂は、彼が出て行ったときのままだったようだが、筒井七海(福田沙紀)の実家の写真館は変わり果てていた。
数年の間でも変わるものがあるけれど、百年後も変わらないものって何なのか。
百年前と現在が平行して描かれたことによる美点というのを私はあまり感じなかった(残念)。
ロケーションがよくて、撮影がんばっているなぁと嬉しくなった。脇の登場人物もなかなかヨカッタと思う。
大森賢治(中田敦彦)・・・・(オリラジのあっちゃん、好きやわ~。)
藤川美月(ちすん)・・・・なかなか気持ちの良い女性やわ~。
門田政宗(永岡佑)・・・・いいわ~。そりゃ、モテるわ。
監督:大森一樹
(2011/05/21 あたご劇場)