X-MEN ファースト・ジェネレーション

予告編を見て登場人物とその間の葛藤がすごく面白そうだったので是非とも字幕版を観たかったが、吹替版もなかなかよかった。
登場人物には、もっと苦しんでもらいたかったが、そこそこ苦しんでいたのでまずまず面白かった。
キューバ危機は私が生まれた年なので、キューバ危機映画をコレクションしようかな。
チャールズ・エグゼビア:プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)・・・・マカヴォイ君、頭のてっぺんがやばいぞと思ったシーンがあったが、そうか、後のプロフェッサーXだからか!妹と思っているレイブンの裸は気まずいよね。
エリック・レーンシャー:マグニートー(マイケル・ファスベンダー)・・・・一番のもうけ役。パラボラアンテナ-母の思い出-シーンでは思わず落涙させられた。今後はマグニートーを応援することにした。
セバスチャン・ショウ(ケビン・ベーコン)・・・・ケビン・ベーコンは、身のこなしが豊川悦司だ。
レイブン:ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)・・・・二番目のもうけ役。ジェニファー・ローレンスって魅力あるね。
ハンク:ビースト(ニコラス・ホルト)・・・・ああああ、もったいない!美形のニコラス・ホルトがぁぁぁ!ハンクの外見にこだわる気持ちはよくわかる。
ファンタスティック・フォ~!
X-MEN: FIRST CLASS 監督:マシュー・ヴォーン
(吹替版 2011/06/11 TOHOシネマズ高知5)

レベッカ

ビデオかなんかで観て、イマイチだった『レベッカ』。やっぱり映画は映画館で観るべし。面白かった!話をすっかり忘れていたので初見といっしょ(笑)。そして、帰ってビックリ、1940年の作品だとは!今観ても古くない。それに俳優さんが綺麗。今の映画の作り手さんにお願い。男優も女優も綺麗に撮ってください。映画館で、シミ、シワ、ソバカスを見て、我に返りたくありません。
・・・はっヾ( ̄0 ̄;ノ。我に返って『レベッカ』の感想。
ダンヴァース夫人(ジュディス・アンダーソン)てマクシム・ド・ウィンター(ローレンス・オリヴィエ)のことが好きだったの?身分違いで望みなしの恋だから、主のレベッカに自己投影して肩を持つというわけか。その他、いろいろと英国の階級社会あってこその映画だった。アカデミーの会員もそこのところを面白がっての作品賞授賞だろうか。
マクシムがマリアン(ジョーン・フォンテイン)に「無垢からくる可憐さが消えてしまった」というところ、マクシムの気持ちがわかる。彼にはいずれ消えるとわかっていたのだ。消えないとそれなりに困るものだし、持ちつ持たれつの対等な関係の方が楽だし味わい深い。でも、純粋に美しいときを少しでも長く見ていたいと思っていたのだろうな。年の差カップルのイイ感じがよく伝わってきた。
真相を明かすのは、長いセリフでだった。説明的にならないのは役者の力だろうか。
それにしても、スタンダードサイズの映画をビスタサイズ(?)のスクリーンで見せられるとは。TOHOシネマズ高知って、スタンダードに対応してなかったっけ???今の監督でもスタンダードで撮るかもしれないよ。ソフィア・コッポラとか撮らないかなぁ?
REBECCA 監督:アルフレッド・ヒッチコック
(2011/06/11 TOHOシネマズ高知8)

マイ・バック・ページ

喜怒哀楽のようなものは感じなかったけれど、かなり頭を刺激された。
撮影と美術が素晴らしい!いいセリフもあったし、演者の皆さんもとてもよかった。見応えのある作品だ。
唐谷:東大全共闘議長(長塚圭史)、前橋:京大全共闘議長(山内圭哉)は本物感があるが、梅山、実は片桐(松山ケンイチ)はいかにも薄っぺらい。先輩記者中平(古舘寛治)の忠告もあったのに、沢田(妻夫木聡)は、なぜ、乗せられたのか(乗ったのか)。誰かが何かのために善かれと、リスクを伴う活動をしている。自分は傍観者でいいのか。そういう思いから、報道で援護射撃をしたかったのか。それとも、スクープほしさか。いやいや、単に梅山がCCRを知っていて宮沢賢治を好きだったから、心を許してしまったのか。
沢田は気迫で梅山に負けている感あり。それは「本物」になりたいという思いの強さの差のような気がする。沢田には「本物」になりたいという気持ちはなかったと思う。多分シンパどまりなのだ。一方、梅山は「本物」が何かわかってなかった(とほほ)。
片桐の正体について、本人も無自覚か。安宅(石橋杏奈)、浅井(韓英恵)、柴山(中村蒼)も似たようなものかもしれない。時代の波に飲み込まれた若者の心理がわかりやすい。こういうことで浅間山荘につながっていったのだと思える。
倉田眞子(忽那汐里)って、何のために存在していたのか。波をかぶらなかった下の世代代表か。波をかぶったとしても、若年なりに自分というものを持っていると流されることはないと言うための存在か。それとも「男の涙」についての伏線で必要だったのか。「男の涙」発言は際だった感あり。ここは際だたないような演出の方がよかったかもしれない。
タモツ(松浦祐也)と再会して、沢田が泣くのはここか。ジャーナリストとして情報源を秘匿したことに悔いが残っていたのか。片桐に欺されていたと認めたなら、情報源を黙っている必要はなかった。当時は欺されていたと思ってなかったが、あとで考えると欺されてたってことか。それとも、情報源を秘匿したことに悔いはなく、ジャーナリストとしてのプライドを貫き通したがゆえに辞めざるを得なかったこと、自分がどれだけ「記者」になりたかったかを思い出しての涙か。センチメンタルではあったが熱血だったし若かった。現在の沢田は息を潜めて生きているようだ。ぽっかりと大きな空洞のようなものが感じ取れる。空洞いっぱいになりそうな涙だった。
監督:山下敦弘/脚本:向井康介/撮影:近藤龍人/美術:安宅紀史
(2011/06/04 TOHOシネマズ高知4)

プリンセス・トヨトミ

大風呂敷を広げすぎて畳むのに苦労したみたい(^_^;。だけど、会計検査院三職員のキャラクターが面白いので、ぜひ、シリーズ化して寅さんが果たせなかった47都道府県ご当地映画を作ってほしい。
会計検査で各地を回り、そこの歴史に絡めた話を作れないものだろうか。レギュラーはもちろん松平(堤真一)、鳥居(綾瀬はるか)、旭ゲンズブール(岡田将生)で、どこに行ってもよく似た史家(江守徹)がいるのだ。ゲストは各地出身のタレントさんに2、3人出演してもらってバリバリの方言をしゃべってもらう。鳥居は、名産をたらふく食べてくれるので宣伝になるし、各地のフィルムコミッションは大喜びだ。
真田(中井貴一)・・・・中井貴一は何を着ても似合うなあ。
竹子(和久井映見)・・・・和久井映見ちゃん、がんばれ!
大輔(森永悠希)
茶子(沢木ルカ)
長曽我部(笹野高史)
監督:鈴木雅之
(2011/06/05 TOHOシネマズ高知8)
高知フィルムコミッション
フォトギャラリーが綺麗~(^_^)。