堀北真希、高良健吾、ブラ~ボゥ!
この二人と、ゆったりとした時間の流れに身を浸し、堪能した。こういう時間の流れは映画ならではだ。ときどきメロドラマ風の音楽が正気に返らせてくれたけれど。
船越英一郎も意外に良かった。彼に泣かされた。
昭和55年から平成10年までの時代を感じさせてくれる映像の質感と美術、衣装などもよかった。
とにかく亮司が可哀想すぎる(ベリーグッド)。笹垣刑事の呼びかけが(ToT)。
雪穂、幸せとは言えんね~。
監督は『狼少女』の深川栄洋だったんだ。パンフレットでわかった。(堀北高良の写真集を買うつもりでパンフレットを買おうかと思ったら、なかなか活字が多い文庫本サイズのパンフだった。)
私は百恵友和映画を1本も観てないんだけど(『伊豆の踊子』はTVで観た)、真希健吾で百恵友和映画をやってほしいなぁ。
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わはははは!!!
おもしろい、おもしろい。
フランク(ブルース・ウィリス)、ジョー(モーガン・フリーマン)、マーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)、ヴィクトリア(ヘレン・ミレン)、そして、CIAの金庫番(アーネスト・ボーグナイン!)。
悪の総本山を演じたリチャード・ドレイファスは、私にとっては『ポセイドン』のピアスの方が衝撃だったけれど、もちろん、嬉しい登場だった。小悪人が丁度だと思ってたよ(笑)。
マイレージ、マイライフ
思いのほか苦かった。
マイレージを1000万マイル貯めることが人生の目標でもいいではないか。その夢が急に味気ないものに変わってしまう。それは「よかったね」といっしょに喜んでくれる人がいないからか(多分、そう)。
この映画で好きなところは、若い社員ナタリー(アナ・ケンドリック)がいてくれたことと、彼女に対するライアン(ジョージ・クルーニー)の態度と行動だ。ライアンがナタリーを指導する様子がいいし、彼女を雇うよう推薦状を書くのもとてもいい。彼も人と関われるじゃないか!
アレックス(ヴェラ・ファーミガ)もとても魅力的で好きだ。彼女ほどの美貌とウィットがあれば、どんどん遊ぶべきだとさえ思う。(家庭に影響を与えないとは見事な遊びっぷりだ。)打撃を受けたライアンには心から同情するが、それほどの悪女でもなし、他の誰でもない彼女にお勉強させてもらえてよかったんじゃないかな?
小さな命が呼ぶとき
アメリカ人っていいなと思える映画。
学者(ハリソン・フォード)とビジネスマン(ブレンダン・フレイザー)のコンビネーションが面白かった。一種のバディ・ムービーか。
原題が「EXTRAORDINARY MEASURES」とあるから、学者とビジネスマンのお互いの尺度が異なるところが面白いのは、この映画の狙い目だったのかもしれない。異なる人間同士色々あっても、難病を患う子供たちのために新薬の開発をという思いは同じで、ベタでも予定調和でもいい話だと思った。
会社の役員が、新薬を真っ先に自分の子供たちに供せられるよう画策するのは公私混同なのだろうか。「役得」という言葉以前に、この映画の場合、自分の子どもを優先してもいいのではないかと思った。
子供たちが魅力的なのもよかった。