遠い銀幕

ジェームズ・サットンを銀幕で観るという夢が遠のいたと思ったわけは、ソープ・オペラの登場人物の多さと、その中の実力俳優の存在を認識したせいだ。これだけ多くの俳優がいて、実力もありそうなのに、プロフィールを見ても演じた作品数が少ない。まあ、プロフィールからキャリアの質量を計れるものではないと思うけど。
私が実力俳優と感じたのは「ホリヨークス」でジョン・ポールの母マイラを演じたニコール・バーバラ・レイン。所帯じみた風貌に女手一つで子ども6人を育ててきたバイタリティーを感じさせられる。また、愛情豊かで直情径行なマックィーン気質は、マイラから子供たちに受け継がれているのではとも思う。
買い物に行った先で「あなたの息子はゲイで、つきあっていた私の娘は傷ついている」とかなんとか寝耳に水で、むかむかカッカしながら帰宅して息子に詰問するシーン。


「さてと」「何だよ?」「お前は」「ぼくが何?」「ゲイなの!?」「ちがうよ!!!」
と詰問調だったのが、

落ち着いてきて「私は、あなたのママよ。隠しごとはイヤよ。理解したいのよ。」と受け入れ態勢。

待ち受け態勢。

ついに告白。

よしよし。

でも、どうしましょう。

その日は、長女ジャッキーが出所してくる日だったけれど、告白騒ぎでお帰りパーティーの準備半ばのまま日が暮れて・・・・。
「僕のせいだね」「長い1日だったわ・・・。え、ちがう、あなたのせいじゃない。」「ふう。おやすみ。」「おやすみ」。自室へ向かうジョン・ポールを呼び止めて「愛しているわよ」「僕も」というような何気ない会話の後、

ひとり残ったマイラのすすり泣き。
こんなに美人で色っぽい人なのに、化けてる化けてる(笑)。

(74) Hollyoaks – John Paul & Craig – (08/02/07) PART 1
4分40秒当たり(カッカしてる)と7分15秒当たり(落ち着いてきてる)からマイラとジョン・ポールのシーン
(75) Hollyoaks – John Paul & Craig – (08/02/07) PART 2
1分35秒当たりから何気ない会話の始まり

ガイ君、えらい!

表示記事5件に設定しているものだから、ジェームズの画像が見えなくなってしまった。すかさず、2007年のブリティッシュ・ソープ大賞のときのインタビュー動画からの画面コピーをば。ジェームズは「ホリヨークス」のジョン・ポール・マクイーン役で、セクシー男性賞と男優賞の二部門にノミネートされていたみたい。

左はクレイグ役のガイ・バーネット(Guy Burnet)。「ホリヨークス」での一場面(二人のお熱いシーン)をモニターで見終わったばかりで、ガイは照れるは、ジェームズは・・・・

大きく息を吸い込むは(笑)。

顔を扇ぐは(笑)。
この頃のジェームズはチンピラ度が高いインタビュー動画が2、3アップされていて(私は今のおっさん化したジェームズもかなり好き)、目つきも鋭く、何だか怖いんだけど、このインタビューはガイがいるからか、チンピラ度は低いかな。
そのガイ君、単身アメリカに渡り、切磋琢磨の結果、今年は3本の出演映画が公開される予定。
“Age of Heroes”(ショーン・ビーン主演)、“Rites of Passage”(クリスチャン・スレーター、スティーブン・ドーフ)、“The Two Jacks”(ビリー・ゼーン、ジャクリーン・ビセット)。
デジタル・スパイのインタビューによると、UKにいて仕事がないことはないけれど、映画の仕事が出来るチャンスがなかなかなくて、他にも色々あってアメリカに渡ったみたい。それで何年になるんだろう。2年か3年かな?小さな役ながら3本の映画に出演なんてすごい(拍手)!
彼はボクシングもやるし、仲間とミニ映画を作ったりもしているみたいだし、アクティブだもんな~。
そして、アクターなのにアクティブでないヤツが一人(笑)。
ジェームズ・サットンは、「五つの言葉で自分を言い表せ」という問いに「小心者、短気、ださい、きまぐれ、不健康」と答えて、私をやたらと感心させてくれたもんね。多分、そのとおりだと思うわ~、自分をよく観てるわね~と。不健康というのは、彼の場合「不精」ということでは(?)と。
ジェームズをスクリーンで観るという私の夢は遠のく・・・・(笑)。

ガイ君のインタビュー記事[Digital Spy](英語)
ガイ・バーネット[IMDb]
ガイとジェームズ ブリティッシュ・ソープ大賞 2007[youtube]2分4秒