人生万歳!

う~ん、面白かった(困惑)。メロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)のママとパパには笑わせてもらったし、音楽の使い方も可笑しかった。しかし、ボリス(ラリー・デヴィッド)、あんたはウディ・アレンでしょ。世の中には、面白いのに好きになれない作品というものがあるものだ。面白くなくても好きな作品(ガス・ヴァン・サント)があるので、バランスが取れてイイのかも(?)。
作品の内容については「人生、一寸先は闇。なんでもありで面白い。ちょっと、生きてみませんか。(いや~、私の人生も色々あって面白かったですよ。)」というものだと思う。ひたすらネガティブな長広舌をふるいながら、これまでを肯定的に総括し、そう長くないはずのこれからにも希望を持とうとする。サイデヤスカ、バラライカ。ウディ・アレンにとっても「死」は若い頃から身近なものだったと思う。ベルイマン好きと言うし、シリアスな作品もあった。長く生きると更に身近なものになるのだろうか。どんな感慨があるのだろう。そんなことを、ふと思った。
WHATEVER WORKS 監督:ウディ・アレン
(シネマ・サンライズ 2011/06/28 高知県立美術館ホール)

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