ジージョ(アンドレア・ボスカ)には本当に胸が痛んだけれど、それを除けば終始笑わせてもらった。ネッロ(クラウディオ・ビシオ)が、ルカ(ジョヴァンニ・カルカーニョ)を庇ってパンチングポーズを取り、ケンカ友達(?)から「狂っている!」と言われたところなんか、そうだよね~と(笑)。狂っているところがない人の方が少ない。
それにしても、ジージョもルカも変だった(動きが緩慢で反応が鈍い)のはクスリのせいだったとは。
元のお医者さんが、自分の非を認めてくれてよかったよ。
それにしてもイタリア映画は、いつも右翼、左翼って言ってるねぇ(笑)。今度、kanagonさんにイタリアの右左事情を教えてもらおうっと。
SI PUO FARE
監督:ジュリオ・マンフレドニア
(藁工ミュージアム 2012/01/26 蛸蔵)
この映画は観たかったな~(残念)。
イタリアが精神病院を閉鎖した・・・っていう話を聞いて以来、その後どうなったのか、いつか映画で見られるんじゃないかと思ってたので。
以前自主上映で「ハーモニー」っていうオーストラリア映画を観たときも、日本の精神病院との違いが新鮮でした。
イタリアだと、また全然ちがうんだろな~ってその時思ったんですが、今回の映画もイタリアらしい?コメディ仕立てだったみたいですね。
そうそう、コメディ仕立てで面白かったですよ。登場人物は普通に真面目なのに可笑しいんです。こういうのをシチュエーション・コメディってい言うのかな?精神病院が廃止されても結局は病院の一室で“協同組合”の組合員として切手貼りなどの軽作業を行うしかなかったし、寝泊まりも病室で組合の理事長が院長なもんだから、・・・・だったのが、とある労働組合から訳ありで派遣された主人公が「民主的」な手法と“組合員”を尊重した運営で、・・・・なんです。
チッチョリーナが国会議員になった国ならでは(?)のエピソードもあり、基本はエンタメですが、いろんなことが心に残る作品でした。
観れなかったのは残念(でも、観たらインフルエンザに感染したかも;;;)。ぜひ、DVDで!