長年連れ添って生きるというのはいいものだなぁ。なかなか魅力的なご夫婦だった。
ただし、ハーブさんが目に見えて弱っているのが、ちょっと哀しい。目に力がない人はお迎えが近いから。でも、アート作品を観るときは、その目に力がよみがえっていたので、これまた「ちょっと」安心したりもした。
二人が蒐集した作品を「素敵だ」「綺麗」「面白い」と思えることに感心した。それは私が現代人である証拠のような気がする。高知県立美術館の収蔵している現代美術の作品もそのように感じていたが、もっと何十年も前に同じ作品を観て面白いと感じたかどうかは甚だ疑問である。
収入で買える範囲でアパートに収納可能な作品という基準のほかに、ハーブが当時のオンリーワン(他にはないもの)を選んでいるのも印象に残った。
アートを意識したおしゃれな編集もなかなかよかった。
HERB & DOROTHY 監督:佐々木芽生
(こうちコミュニティシネマ 2011/06/14 高知県立美術館ホール)
お茶屋さん、こんにちは。
今し方、済ませた拙サイトの更新で、こちらの頁を
いつもの直リンクに拝借したので、報告とお礼です。
今回、三連発でいただいちゃいました。
「もっと何十年も前に同じ作品を観て
面白いと感じたかどうかは甚だ疑問」と
書いておいでのように、
同時代で経年に耐える評価を下すのは、
実はとっても難しいことのように常々僕も思っているので
共感しきりでした。
あの狭いところに押し込めている感じが
何か滑稽で楽しかったなぁ。
どうもありがとうございました。
ヤマちゃん、3本立て直リンク、ありがとうございました。
ゴッホの時代にゴッホの絵を評価できていたか。
あるいは未来のゴッホを今見抜けるか。
ってことですよね。なかなか難しいと思います。
ただし、批評軸がぶれないということでは、いいセン行っていますよ。>ヤマちゃん
私もヤマちゃんならB上だろうな~とか、ぶれない軸を獲得しつつあります(おほほ)。