青年と老人(同一人物と思う)の背中合わせの白いトルソーを見て、ああ、これは時間に関する作品だなと思ったら、時間と記憶と人(自分を含む)探しの作品だった。
美しく詩的でとてもよかったのだが、案の定うとうとしてしまい、もう一度観に行く気にもなれないのでアトランダムに。
・瞳をとじると見えないものと見えるものがある。内面を見ること。
・ヴィクトル・エリセ監督は『ミツバチのささやき』でフランケンシュタインを登場させたこともある映画好き。今回、映画愛が横溢。フィルム、映写機、映画館。
・「ドライヤー亡きあと映画に奇跡はない」って、カール・ドライヤー作品はジャンヌ・ダルクのやつと『奇跡』を観ているけど、やたらと美しいモノクロームで凄くよかったという記憶のみ。もういっぺん、心して観たいではないか。
・自分さがしは若者の特許ではなかった(びっくり)。老年には老年の自分があるのだろう。いや、老年とくくるのもどうか。
・人は移ろうがフィルムは時を越える。
・レンタル倉庫は過去。海辺の住居は現在。閉ざされた映画館から未来が始まる(?)。
・ミゲル(主人公の映画監督)の友だちでフィルムを保管していたおじさん、ナイスなキャラクター。
・涼しくなったら寝不足は解消される見込み。
(2024/09/01 あたご劇場)
お茶屋さん、観てこられたんだ~(感嘆)
わたしは169分の長尺と暑さバテで
見送ろうかと思ってました(^^; でもでも
「レンタル倉庫は過去。海辺の住居は現在。閉ざされた映画館から未来が始まる(?)」
という所で、なぜかビビビッ!と来て
「自分探しは若者の特許ではない」というところでは
昔観て、ヨーワカランのに色々考えさせられた
『黄金花』って映画のことを、ふと思い出したりして…
明日(最終日なんですね)なんとか
観てこようという気に、今なってます(わりとマジ)
今朝は結構涼しかったし、秋もすこうし感じるし
寝不足解消、期待しますよね。
寝ていたせいか、そんなに長い作品とは思いませんでした(^_^;。
いろんなことを想起させられるけれど、その割に難解でもなく、どちらかというとわかりやすいように思いました。わかってないのかもしれませんが、人それぞれ想起させられることが大事なんじゃないかな。
私も怖そうなのでパスしようと思っていた『ドッグマン』を強力プッシュされたので観に行く予定です。
ムーマさんも『瞳をとじて』、観れるといいですね(^_^)。
なんとか観てきましたが、前半わたしもちょっとウトウトしました。
(睡眠不足じゃなかったんだけど、映像の心地よさ?のせいなのかなあ)
で、もう一度お茶屋さんの感想見たくて来て
(ドライヤーは知らないけど、あとは)「まさにこのとおり!」と。
わたしはこういう風に分けて考えられなくて…
アタマ混沌のまま、感想書けないかとジタバタしてます。
ヴィクトル・エリセ監督は、眠気を催す作家かも(^m^)。
『マルメロの陽光』を観た人で「ばかばかしい」(実が熟れるとマルメロの位置が地面に近づくので描き直すという写実主義だからか)と言った人もいましたが、あれは全然眠くならなかったです。『瞳をとじて』も目が貪欲になる作品のはずですが、やっぱりお疲れモードが少しでも入っていると意に反して眠くなるのかも。
>アタマ混沌のまま、感想書けないかとジタバタしてます。
ということは、感想を書きたくなるような作品ってわけですね(^_^)。発酵を待ちませう(?)。