能メモ

自然居士
 買われた娘を法師が歌舞音曲で救う。観音の救済劇。

卒塔婆小町
 卒塔婆問答。卒塔婆に腰掛けることが善か悪か。深草少将が老いた小野小町に憑依する。

高砂
 長寿をことほぐ。高砂の松は万葉集で、住吉の松は古今集。

清経
 平家の武将、清経が髪を残して入水する。

井筒
 待つ女。

恋重荷
 女御の戯れ。老いた男の哀れと滑稽。庶民側に立つ世阿弥。

蝉丸
 捨てられた皇子。姉逆髪との再会と別れ。世阿弥の立ち位置。

善知鳥(うとう)
 前場は立山、後場は陸奥。猟師の亡霊が旅の僧に古里に形見を持ち帰るように頼む。片袖を証拠に。殺生の快楽と哀しみ。

山姥
 百ま山姥の「山姥の曲舞」にもの申す山姥。山の精であり、人間であり、(人よりは仏に近いが、まだ煩悩が抜け切らない)、そして、山を巡り続ける。

弱法師
 讒言により勘当された俊徳丸が父と再会する。

杜若
 旅の僧が杜若の名所、三河の国八橋を訪ねる。そこに女性が現れ庵に招く。女性は、物着をして舞う。在原業平であり、彼が関係した全ての女性であり、杜若の精を表している。

定家
 式子内親王の墓に絡みつく定家の化身の葛。

邯鄲
 夢の夢の夢の夢。

安宅
 ご存知、勧進帳。

道成寺
 ご存知、安珍と清姫。

デヴィッド・ボウイ

いっしょにコンサートに行ったことがある友だちがメールで知らせてくれて、う~ん、やっぱりショックだった。
で、『オデッセイ』が公開間近であることだし、そこに使われているという「スターマン」が真っ先に思い浮かんだ。
youtubeで聴いていると、ああ、ボウイもスターマンになったんだなぁと思ったりした。

ボウイがツアーに復帰するなら私もそれに備えておかなくちゃというような話をしたばかりだったのに。もうライブはないのだなぁ。そう思うと、コンサートで必ず歌っていた「レベルレベル」を思い出す。乗りのいい曲というだけでなく、ボウイ自身も好きな歌だと(勝手に)思っている。やんちゃな歌詞がお気に入りなんじゃないかな。

「ピンナップス」というカバーアルバムもよかったけれど、「ヤングアメリカン」のなかの「アクロスザユニバース」が強烈だった。ビートルズとは全然ちがう歌になっている。

そうか、ジョンに会えるね。ジョンに会えるならフレディにも会えるじゃん!


ちょっとだけ聴いてみた。BBCラジオの追悼番組。本人の声も聴けた。“from Tokyo”とか言っていた。う~ん、言葉がわかればねぇ。「スペース・オディティ」がかかっていた。


そう!実は『クリスチーネ・F』で初めてボウイを認識したのであった。それまでは写真や少女マンガで見ていたけれど、特にどうということはなくて、この映画でカッコいいと思ったのが始まりだった。

そして、映画『キャット・ピープル』の最後の歌で悩殺されたのだった。『イングロリアス・バスターズ』でも使われていて、タランティーノの選曲のうまさを誉めてやった。よしよし(いいこ、いいこ)。

それでレコード屋に飛び込んで2枚目のベストアルバムを買った。音楽の師匠に教えてもらいながら過去の曲をいろいろ聴いていると、なんか自分的にタイムリーに「レッツ・ダンス」が発表され、師匠に連れられシリアス・ムーンライトツアーへ。「レッツ・ダンス」にも好きな曲がいっぱいあるけど、一番好きなのが「モダンラブ」。数年後、カラックスが『汚れた血』で使っていて、選曲のうまさを誉めてやった。よしよし(いいこ、いいこ)

映画はもちろん『地球に落ちて来た男』だ。見てないのもずいぶんあるな~。スコセッシの『最後の誘惑』にもピラト役で出てたりする。でも、浮いてるのよね~。ボウイに限らず、ロックスタアが映画に出演すると主役でもない限り浮いちゃうのだ。しかし、『バスキア』のアンディ・ウォーホル役はウォーホル自身が浮いてるから(?)なんかピッタリだった。

これもぼのぼのさんに同感だ。みんな好きじゃないかな、「ヴァレンタインズ・デイ」。銃乱射事件が背景にあるそうだけど。

『月に囚われた男』『ミッション:8ミニッツ』のダンカン・ジョーンズ監督の父でもあった。彼が生まれたとき作った歌とかあるし、プロコフィエフの「ピーターと狼」を朗読したレコードもあった。「息子は大学で哲学を学んでるんだ」と嬉しそうにインタビューに答えたこともあった。ボウイがダンカン少年と『時計じかけのオレンジ』を鑑賞し、易しく解説したから私たちは『ミッション:8ミニッツ』のような素晴らしい作品に出会えたのかもしれない。

映画でボウイ役をやってもらうなら、ティルダ・スウィントンとネットで誰かが言っていたけれど、我々(って誰?)は、シャーロット・ランプリングにお願いしたい(爆)。(ゲイリー・オールドマンと気が合ったそうで、「ネクストデイ」のPVにも出演してくれてるね。好きな人同士が仲良しなのはとても嬉しい。)

ボウイは思ったとおり、生涯アーティスト、クリエイターだった。変容し続けたが、自身を含め物事を客観的に見つめるところに変わりはなかった。
次は何をやらかしてくれるのか?「★(ブラックスター)」の後も回顧展があるし、本も出すんじゃないかな?

ティン・マシーンはパスしてゴメン
1983年 Serious Moonlight Tour 京都府立体育館
1990年 Sound + Vision Tour 東京ドーム
1996年 The Outside Tour 広島厚生年金会館
2004年 A Reality Tour 大阪城ホール

L’epoche.com ←こちらのページ(下の方)に「70 年代ロックの歌詞を論理的に翻訳する試み」があって、ボウイの歌も訳されていて、笑えるし泣けるし、おすすめです。

びじゅチューン!

友だちに教えてもらったびじゅチューン!
「オフィーリア、まだまだ」とか面白ーい(^o^)。
井上涼さんが、作詞、作曲、歌、アニメ制作をしていて、番組では対象の美術品の解説もちょっとあり。
井上さんて才能ある~!

びじゅチューン! ←NHKサイト
ペネロペの星 きれい ←井上涼さんのブログ

大好きな絵本

お茶屋 ふぇいばりっと
大好きな絵本をチネチッタ高知の方にアップしました。

「セロ弾きのゴーシュ」の中に「インドのとらがり」という架空の曲が出てきますが、youtubeを検索したらありました。