ダーティ・ボーイズ

ボウイの新譜「ネクスト・デイ」の2曲目のダーティ・ボーイズが、超簡単なように見えたので訳してみたくなった。

何かタバコ・ロードみたいな
寂しい路上暮らし
君をそこから連れ出して
フィンチリーの市場へ行こう

君には羽根飾り帽子を買ってあげよう
僕はクリケットのバットを盗んで
窓ガラスを叩いていって、騒ぎ立て
イカレたヤツらと夕日に向かって走るんだ

太陽が沈むとき、賽は投げられる
賽が投げられるとき、選択の余地はない
イカレたヤツらと走って行こう

僕らはみんな狂ってる、僕らはみんな君が必要
僕とヤツらは、みんな行ってしまうよ
君はもう見送るだけだとわかったね
だけど僕らは月じゃない、燃えさかる太陽へ向かうんだ

太陽が沈むとき、賽は投げられる
賽が投げられるとき、選択の余地はない
イカレたヤツらと走って行こう

Something like Tobacco Road
Living on a lonely road
I will pull you out of there
We will go to Finchley Fair

I will buy a feather hat
I will steal a cricket bat
Smash some windows, make a noise
We will run with Dirty Boys

When the sun goes down
When the sun goes down and the die is cast
When the die is cast and you have no choice
We will run with Dirty Boys

We all go mad we all want you
Me and the Boys we all go through
You’ve got to learn to hold your tongue
This ain’t the moon this is burnin’ sun

When the sun goes down
When the sun goes down and the die is cast
When the die is cast and you have no choice
We will run with Dirty Boys

・・・・超難しかった(涙)。妄想だから間違っていてもイイか(笑)。
ダーティ・ボーイズって言われると、ミック・ジャガーを先頭にイギー・ポップやブライアン・イーノなどボウイと仲良しのお兄さん方が思い浮かぶ。
夕日に向かって走るなんて一言も書かれていないけど、見えるんだよねぇ。
皆さんはどうですか?

桂ざこば独演会

やっぱり面白かった~(^o^)。
マクラから噺へのつなげ方が、うまいな~。

そうばさん、聴きやすかった~。福岡出身だそうで、大阪に出てきて言葉が違うので苦労したというマクラが、大阪では通じる「手水」という言葉が、少し離れた片田舎では通じないと、すんなり噺に入って行く。
ざこばさんも、泣くばかりで言葉が通じない孫との遣り取りを描写して「孫は宝ってウソでっせ」と、どっかーん、ドッカーン大受け。かなり熱が入って珍しく長めのマクラ(孫は可愛くない)が、可愛くない子ども代表とも言える丁稚が主役の噺につながる。
塩鯛さんも大学で講師をしていた経験から今どきの学生の不勉強加減を面白可笑しく話し、「金色夜叉」を「きんいろよるまた(夜になったらマタが金色にひかる)」と読む生徒の噺につなげる。
米紫さんの結婚式の司会の話は面白かったけど、「宗論」とのつながりがわかりにくかった。でも、裾を乱す熱演で面白かった。熱演過ぎると聴いていて疲れるので要注意。年を取って力が抜けたら聴きやすくなるかも。
笑って温まると北風が気持ちいいくらいだった。

桂そうば「手水廻し」手水の意味がわからないのに「手水ください」と言ってみる。
桂米紫 「宗論」父と息子の宗教論争。
桂ざこば「月並み丁稚」丁稚が口上を忘れてお尻をつねってもらう。
 -中入り-
桂塩鯛 「読書の時間」クラスで読み上げた「竜馬がゆく」はポルノだった。
桂ざこば「青菜」植木屋さんがおかみさんに頼んで教養人のマネをする。

(2013/02/23 グリーンホール)

リヒテンシュタイン展

とてもよかった!休みが取れたらまた行きたい。
ルーベンスもよかった。「これがルーベンス!?」と本当に驚いた。チラシの絵なんか、ルーベンスと思ってなかったもん(^_^;。
ただ、やっぱり嫌いなルーベンスもあって、うえの画像に一つ例を挙げておいた。
「ひげのある男」「果物籠を持つサテュロスと召使いの娘」「ディアナの狩り」などもとてもイイと思った。「ディアナの狩り」なんかは、私の嫌いなルーベンスの特長である過剰さがあったけれど、狩りのスピード感、躍動感が半端ではなく、嫌いなどと言ってられなかった。

バロック・サロンの展示では、調度品や彫刻がおもしろかった。象嵌細工のチェストなんか、綺麗~。
キンキラキンは好みではないけれど、細工の細かさ作りの美しさには眼を奪われる。
それに何ですとー!アンドレア・マンテーニャの「マルシュアス、または聖セバスティアヌス」の彫像(?)があったのでビックリした。絵よりいいわ~。(絵は実物を観たことがないけど。)絵の人と同じ顔だわ~。矢の抜けた穴が痛々しくも可笑しかったけど。

音声ガイドで受けたのが、クリストファーノ・アッローリ作「ホロフェルネスの首を持つユディト」の解説。ユディトの表情が冷ややかなのは、画家がユディトのモデルに失恋したせいで、画家自身がホロフェルネスの気分だったんじゃないかということだ。

日本で言うと戦国時代から江戸時代末期までの美術品をよくぞ集めたり。美術史とかに詳しかったら更に楽しめたかもしれない。

(2013/02/01 高知県立美術館)