ボーン・レガシー

ジェレミー・レナーがイイ(^o^)。
予告編でいいなぁと楽しみにしていて、期待以上によかったので満足だ。

エドワード・ノートン、スコット・グレン(TAOさんのおかげで干物にしか見えなくなった(笑)。スコット様、ゴメン。)、デヴィッド・ストラザーンなど、もったいない使われ方をされている。追っかけシーンなんか、カメラぐりぐり、カットぱぱぱぱの何が何だかで詰まらない。お話もCIAの極秘作戦がどうのこうのと大きく出た割に、結局、アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)とマルタ・シェアリング(レイチェル・ワイズ)が、いかに追っ手を逃れて注射するかというだけのことだった。
2時間を退屈せずに済んだのは、ジェレミー・レナーに見とれていたからと言うほかない。

驚いたのは彼の顔だ。
予告編で傷のある顔が映っていて、これはてっきりジェレミー君とは別の俳優だと思っていた。手術か薬でジェレミー君の顔にして秘密工作員として働き始めるのだと思っていた。それが本編を見ると、傷のある顔はジェレミー君本人だった!(私だけの驚き?)
それと、額のシワ。
この複雑な(?)シワが、離れた目と、困ったような眉とあいまって見飽きない。童顔の部類に入る(特に横顔)と思うけれど、皮膚の凸凹が風雪を感じさせる。
それに動ける。
するするヒョイヒョイ登れるし、なかなかのバイク乗りじゃん。(もしかしてスタント?)
う~ん、今後、どんな役をやってもらおうかしらねぇ。考え中(^_^)。

THE BOURNE LEGACY
監督:トニー・ギルロイ
(2012/09/29 TOHOシネマズ高知6)

白雪姫と鏡の女王

爆睡。何も言う資格はないm(_’_)m。
しかし、言いたい!
美しい映像を期待して行ったのに綺麗ではなかった。衣装や鏡や、いろんな物の造形は面白いのに、映像そのもののヌケがよくないと思った。
王子が犬になったところとエンドクレジットのボリウッド風ミュージカルシーンは目が覚めていてよかった!

白雪姫(リリー・コリンズ)/女王(ジュリア・ロバーツ)/王子(アーミー・ハマー)/王(ショーン・ビーン)

MIRROR MIRROR
監督:ターセム・シン・ダンドワール
(2012/09/29 TOHOシネマズ高知1)

デンジャラス・ラン

デンゼル・ワシントンて本当に役者だなぁ。カッコよくて男前で演技力があるって、鬼に金棒、向かうところ敵なし。

CIAの裏切り者トビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)は人心を自在に操ると恐れられているので、後輩マット・ウェストン(ライアン・レイノルズ)をどれだけ意のままにするのか楽しみにしていたが、そこのところは肩すかしの脚本だった。しかし、これまでいくつものあぶない橋を渡り、凄腕を維持しながらも現状に倦んでいる様子や、若きエージェントにかつての自分を重ね、見所があるヤツとわかると、自分の轍を踏まぬよう期待をしたりする陰影に富んだ人物像が見所となっていた。昔からの仲間(偽造屋)に心を許している場面なども短いが印象に残っている。

一方、若手のマットの方も見所を与えられていた。恋人といっしょのにやけたシーンから始まって、実績をあげてステップアップしたい野心なども垣間見え、隠れ家に重要人物がやってきたときのドキドキ感、そいつを守りながら追っ手を逃れ、初めて人を撃ったり、上司の裏切りを知ったり、ちゃんと頭を働かせて成長著しい。シャープさがまるでなく、普通の兄ちゃんにしか見えないのに・・・・。生き残るのはこういうタイプかもしれない。

カメラを振り回し、嫌というほどカットを割ったアクションシーンだけでは心に残らないが、主役二人の(もちろん比重はトビン・フロストの方が大きいが)人物像がよく描かれていたので面白かった。

SAFE HOUSE
監督:ダニエル・エスピノーサ
(2012/09/24 TOHOシネマズ高知2)

天地明察

実は・・・・、本因坊道策(横山裕)を観に行ったのだった。出演シーンが思ったよりたくさんあって、嬉しかったよー(^_^)。だけど、う~ん、どなたか横山裕を鍛えてあげてください。滑舌がよろしくないというのは、なるほどだった。芝居のしすぎは、出演者全員に当てはまることなので、裕くんのせいじゃないからね。滑舌は、現代劇ではあまり気にならなかったけれど、鍛えておくと必ず良いことあるから、自主トレでも、ぜひ!

で、作品の方は、前半が岸部一徳と笹野高史のおかげで、軽妙でとても面白かった!数学の問題を絵馬に書いて神社に掲示するというのも面白かった。朝廷が(朝廷に限らず権力者は)、暦の(暦に限らずなんでも)実権を握ったら離しませんえというところも面白かった。ついでに公家のお化粧も面白かった。軽妙な感じが最後まで続けばよかったのに、後半が重たくなったのが残念だった。

「ご明察!」(時代劇風に)
誰かに言ってみたい。

安井算哲(岡田准一)/えん(宮崎あおい)

監督:滝田洋二郎
(2012/09/23 TOHOシネマズ高知1)