久々に坂田靖子マンガを読みました。面白かったー!つづき読みた~い!ネットで無料で読めるらしいけど、紙で読みた~い。第2巻は既に出ているらしい。買いですね。それにしても、坂田靖子が「大長編」って、ホンマですか~?意外だ。ホームズ好きでイギリス好き。クラシック音楽、吸血鬼と好きなものが重なっていて、短編が多くて、長文を書く体力がない私と似てるかも思っていたので、ちょっと驚いた。
う~む、読書の秋だし、バジル氏も購入しようかな。この代表作を読んでないんですよね~。
たかのさんのブログ「ひとりごと」の書評が面白い(^Q^)!
坂田靖子『ベル デアボリカ』1巻
マンガ評論家(?)、夏目房之助さんの書評
坂田靖子『ベルデアボリカ』1(朝日新聞出版)
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スノードーム
『ラブリーボーン』を観たあとスノードームがほしくなって、買ったのがこの二冊。『100歳の少年と12通』で思い出したので、再び読んでみた。というか眺めてみた。
「スーベニール・スノードーム 世界でいちばんかわいいおみやげ」(Apila編、コアマガジン)
眺めていると世界旅行をしている気分になる。数えてないけどアメリカは全州のスノードームを載せているのではなかろうか。万里の長城や富士山のスノードームも楽しい。フレークは雪だけじゃなくて、富士山と桜には桜吹風とか、いろんな工夫がある。日本はかつてスノードームの一大産地だったそうだが、今は中国製が増えているのだそう。日本人は完璧を求める人が多く、ドームに気泡が出来たり、水が減っていたりするとクレームが入るので、販売店が取り扱わなくなって減ってきているのではということだ。
「スーベニール・スノードーム 世界でいちばんかわいいおみやげ」より
この本の写真は、全てフレークをいったん舞い上がらせたうえで撮っているので動きがあって嬉しい。また、屋外で撮影したスノードームは、ドームに周囲の景色が映り込んで綺麗だ。難を言えば、活字が非常に小さく読むのが億劫になること。写真も小さめのものが多い。それでも数の多さで見飽きない本になっている。スノードームをお土産にするときのラッピングの仕方や、スノードームの作り方にもページが割かれていて、全体的なレイアウトも手作り好きが喜びそうだ。
「スノードームに魅せられて」(百瀬博教著、茉莉花社)
こちらは活字も写真も大きくとても見やすい。紙面が白いのでスノードームも美しく見える。著者が友人知人からプレゼントされたスノードームと、その人たちとのエピソードを書いている。本の表紙は著者を中に入れた手作りスノードームだ。著者がプロレスのリングの傍らに立っているスノードームを作ってプレゼントしてくれた人もいて、これはとても嬉しかっただろうと思う。
以下は、「スーベニール・スノードーム」で紹介されていたサイトです。
小野口スノードーム
キラキラしてる場合かなぁ??
クールラッシュ
名画の謎
中野京子著「怖い絵」シリーズが面白かったので、「名画の謎(ギリシャ神話編)」も読んでみた。
レーピンの「イワン雷帝とその息子」に匹敵する衝撃的な絵はなかったけれど、ギリシャ神話が面白いからなぁ。絵の解説も面白くないわけがない。著者も乗って書いている様子で、著者の個性がよく出ていると思う。けっこう笑えるので、忘れた頃に読み返してみてもいいかな。
腐女子をターゲットとした(?)「美男美術史入門」(池間草著)というのを書店で見つけて「わーい」と思い手に取ったものの、図画は多いが文字が少なく、日本画の美男まで触れているのはいいけれど、西洋画にも日本画にも私好みの美男はいずこ???という感じで結局、棚に戻した。
美男美術史入門 女子のための鑑賞レッスン>本の中みたい!
どんな本なのか紹介。目次とか。
池間 草 『美男美術史♥入門』>名作文学いらっしゃいまし
書評。おもしろい!
『美男美術史入門 : 女子のための鑑賞レッスン』池間草著(美術出版社)>*さいはての西*
書評。私の触手が動かなかった訳がわかったような気がした。
カキフライが無いなら来なかった
面白かった。いろんな楽しみ方があると思うけど、私は他の人がどんなイメージを持ったかたずねて楽しんだ。以下は、12歳の小学生から70歳代の大人まで3~8人にたずねた結果だ。
タイトルのカキフライが無いなら来なかったは、ほとんどの人がどこかの食べ物屋さんで期待したカキフライが品切れという場面が思い浮かんだようだ。
中には、予告したうえで実家に帰ったので、好物であるカキフライを作ってくれているものと思っていたところ、作ってくれてなかったという場面が浮かんだという人がいた。
フタをしめない主義なのか
ビン、タッパ、鍋など台所用品のフタを思い浮かべる人が多かった。
トイレのフタと言う人が二人いた(どちらも男性)。そのうち一人は、公衆便所に入ったところ、前に使った人がフタをしめていない。何か文句の一つも言いたいが、既にその人物はいない。そこで便器に向かってつぶやいた一言。と、具体的に答えてくれた。
フタをしめない人に向かって言った一言を思った人の方が多いが、自分のことを言われていると思った人も二人いた。
また、風呂の蓋を思い浮かべた人もいた。風呂とは本来、蓋など閉めず、風呂場に蒸気を充満させて使うものであるはずだし、出来るものならそうしたいが、家庭用の風呂など蓋をしないと不経済である。「主義」とはニュアンスが違うが、この句を聞いて風呂のあるべき姿が思い浮かんだとのことだった。
地面で回って回って止まって死ぬ
この句は何が死ぬのか、思い浮かんだ生き物を答える人が多かった(当然そうなると思う)。最後の「死ぬ」を聞くまでは、独楽を思い浮かべたという人が2、3人いた。そのうち一人は「死ぬ」までを聞いても、やはり独楽とのことだった。
思い浮かばないという人や首を切られたニワトリという人もいたが、だいたいは蟻、虫という答えだった。
私自身は、どうして「人間」という人がいないのだろうと不思議だった(『灰とダイアモンド』と黒澤監督のどの作品だったか三船敏郎扮する人物が地面をのたうち回る場面を思い浮かべていた)が、最後に「人間」と答えてくれた人がいてホッとした。
実はこの句は「地面で回って回って止まって蝉が死ぬ」というものだ。「蝉が」を除いた方が想像の余地があり、より文学的だと思う。
第二弾「まさかジープで来るとは」が既に発行されていることをCRYさんに教えてもらったので、本は読んでないが、それも聞いてみた。
まさかジープで来るとは
思い浮かばないという人一人。
合コンで知り合ったワンレン・ボディコン・ハイヒールの女性と休日に待ち合わせたところジープで来たと言う人一人。
マッカーサーと言う人一人。マッカーサーは飛行機で来たはずなのにジープと聞くと進駐軍と共に彼が思い浮かぶとのことだった。
「カキフライが無いなら来なかった」にもどって、この本(句集?)の中からいくつか抜き書き。
あなたはどんな場面が思い浮かびますか?
ホクロの位置は変わってなかった
御食事処しかない
大家を睨み返した
どれも全巻ないあなたの家で
無頓着自由人風のナルシスト